梓の Blog カゲロウ、イナズマ、ミズノツキ 
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2006年03月29日
『我愛你』
東京都写真美術館で公開中の映画、『我愛你』を観て来ました。
監督チャン・ユアンさん。ベネチア国際映画祭銀獅子賞監督賞…と、高い評価を得ている方の作品です。

『我愛你』…つまり、『愛してる』って意味ですが、これが、気取った映画じゃないんですよ〜。
どんな映画か、あらすじもチェックしないまま観た私、勝手な想像と実際に観たものとの間に大きなギャップが!!
すっごくリアルな夫婦喧嘩を目の当たりにするので、心にゆとりのある時にご覧下さい。…なんてね。
でもほんと、すっごくリアル。
結婚している人なら、「あるある〜!!」がいっぱいあるはず。
主人公の小橘(シュー・ジンレイ)は「愛してる」と言われないと、満足できない。まるで愛が「愛してる」って言葉だけでしか証明されないように、その言葉に執着するの。
ここまで読んで、耳が(いや、目か?)痛い人、いるんじゃなくて???
本当はお互いちゃんと愛していて、大切に思っているはずなのに、どうしてか歯車が狂ってしまう…喧嘩したくてしているわけじゃないけど、喧嘩は増える一方、もちろん相手に対しての不満もあるけれど、何か自分にもイライラしてしまい、そのイライラの矛先をも相手にぶつけてしまう…
結婚前はこんなんじゃなかったのに…
ここまで読んで、耳が(いや、目か?)痛い人、いるんじゃなくて???
そういう「あるある〜!!」を追求してるの、この映画。ちょっと観ている途中で疲れてきちゃいました。
役者の演技がリアルなんだもの。しかも喧嘩、すごいんだもの。スクリーンから放出される、沢山のマイナスのエネルギー。うう〜。
それで、歯車が狂ってしまったままなのかと思いきや、究極のところまで行って軌道修正。
やっぱり愛してるんじゃん!!そんな時の二人のハグは、強〜い愛があって、とっても痛い。
一番大事な人に素直になれないなんて、自分で幸せを遠ざけてるようなものなのね。
そして愛って、もちろん言葉じゃなくて行動で表現しなきゃ、相手に伝わらないのね。
彼女は、求めすぎているに違いないっ。間違いないっ。
『我愛你』 on 映画 : 21:15 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月27日
まだ読み始めたばかりですが
トーン・テレヘンの『だれも死なない』。
絵本のコーナーで見つけました。ちなみにこれは絵本ではありません。
オランダの児童文学だそうですけど、さすがオランダ、キテます。
深いのか、浅いのか、いいのか、悪いのか…なんだかわからないけど、ザワッときます。
ちなみにこの本にコメントを寄せた谷川俊太郎さんは「ナンセンス」なんて言葉を使われています。
私の宝物の本がまた一冊、増えました。これは珍しく、何度も読み返したくなる本かもしれない。
果たして、これは子供向けなのでしょうか。
大人が読んだら、残酷なくらい純粋な子供の頃の感覚を思い出してしまうかも。

まだ読み始めたばかりですが on 本 : 19:02 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月20日
ヒルズ三昧。その2
日曜日もヒルズへ。まずはビルの52階へ上がって、『ウィン・シャ展』へ。

ウィン・シャさんは、香港のカメラマン。
(ウォン・カーワイ監督の…と言うべきなんでしょうが)私の大好きなトニー・レオンの『花様年華』や『2046』、『ブエノスアイレス』などなどのスチールを撮られた方です。
もちろん、私はトニーを観る為にわざわざ52階まで上がったのですが(汗)。ウィン・シャさんの写真からはアジアが溢れ出ていました。赤の使い方が印象的。一度写真の中の赤を意識しちゃうと、そこばかり気になってしまいましたが。
一番観たかった、王家衛監督の映画のスチールコーナーは何往復もしちゃったりして。
一番多かった作品はやはり(!)『花様年華』のもので、トニー・レオンとマギー・チャンの写真が沢山観れましたが、他にはコン・リーや今は亡きレスリー・チャンの懐かしい写真もありました。
湿度が高くて、独特な香の香りが漂ってきそうな、そして仕立ての良い服と服のこすれる音が聴こえてきそうな…
色彩に溺れた王家衛ワールドを見事に切り取っているカメラマンさんです。
やっぱアジアは熱いです。
それから急いで下へ降り、最終日となったフランス映画祭へ。

クロージング作品の『戦場のアリア』をいち早く観て来ました。クロージング作品ということで、セレモニーも行われ、この映画祭の為に来日した俳優陣や関係者も顔を揃えました。
『戦場のアリア』。最も観たかった映画の一つです。監督の挨拶もありました。
第一次大戦中、ドイツ、フランス、スコットランドの3国が闘う最前線。そこで、クリスマス・イヴに起こった奇跡。
それぞれの国が塹壕の中でクリスマスを祝うところから、奇跡が始まります。
スコットランドのバグパイプの演奏と兵士達の歌。それに続いてドイツ軍の塹壕からはオペラ歌手の聖歌が聴こえて来ます。やがてその歌に合わせてバグパイプが鳴りだして…
「クリスマスだから、休戦しませんか?」
それまで睨み合っていた敵同士が、武器を放棄し、クリスマスツリーやシャンパンを手に次々と穴から出てくる、夢みたいな、でも実際にあったお話だそうです。
劇場公開はG.W.。だから予告編程度のことしかレポしませんが、観てよかったと、心から思える作品でした。
宗教は戦争を正当化するけれど、その最前線では宗教によって敵と味方が一つになった、何とも皮肉な話。
人間の暖かみ、ひしひしと伝わってきます。
歌声、透き通っていて、悲しく、美しいです。
戦争の無意味さを皆で感じることのできる、素晴らしい映画です。少しでも多くの人達に、この映画でそれを感じて欲しい。『聖戦』なんて、ありえないはずです。
ヒルズ三昧。その2 on 映画 : 00:00 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月19日
ヒルズ三昧。その1
私の週末…
ヨガ、クラブ、映画、クラブ、ヨガ、映画…
はあ〜。楽しかった。
まず、土曜日は公開したばかりの『SPIRIT』を観に六本木ヒルズへ。

これは少し前から、予告編で気になっていて。だって、中村獅童さん、中国進出ですよ!
しかも藍染めの剣道着を着て!!
ジェット・リー VS シドウ・ナカムラ。つまり中国 VS 日本 なのかと思いきや、これが結構熱い話でした。
昔ドラゴンボールであった『天下一武道会』みたいな感じもしましたが…
雀元甲(ジェット・リー)という、武術に一生を捧げた人の物語です。
なぜ、強くなるのか、なぜ、鍛えるのか。
格闘シーンの迫力は本当に凄まじいのですが、この映画は敵を倒すことではなく、己に克つために武術が存在しているということをしっかりと伝えてくれるものです。
日本の剣道にも「克己」といって、敵は自分の心であり、鍛錬するのは敵を倒すためではなく、己に克つためだという考えがあります。おそらく、柔道にも似たようなものがあると思います。
武道というのは、そういうものです。
中国の武術にもそれと同じSPIRITがあるのだと、この映画で知りました。
獅童さん演じる安野という男は、元甲のそのSPIRITに同じバイブレーションを感じ、見事な闘い方を見せてくれています。
前述しましたが、格闘シーンは凄いですよ。思わず体に力が入ってしまいます。かっこいいんですけどね、結構痛いです。
ジェット・リーのアクションを堪能できます。
それから、私がこの映画でもう一つ楽しませてもらったのは、衣裳。
中国の伝統衣裳…女性のチャイナドレスはとっても華やかで。男性のチャイナ服もシンプルなものもあれば派手な柄もあり。そして、元甲が出会う山奥の農耕民族の独特な民族衣裳。織柄や色使いが本当に素敵でとっても印象的でした。
そして後半に搭乗する日本人達の羽織袴や獅童さんの着ている藍染めの道着。
アジアには、素敵な文化がいっぱいです。
私は着物好きなので、染織のことまですごく興味があって、今回はそういう視点からも観ていて楽しかったです。
ヒルズ三昧。その1 on 映画 : 23:02 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月17日
『春夏秋冬そして春』★★★★★PERFECT!!!!!
先日観た、『うつせみ』のキム・ギドク監督の数年前の作品です。
もっと早く観ればよかったと、ちょっと反省…。
チェン・カイコー監督の『さらば、わが愛』を抜いて、現在私の中で第一位に輝きました。
もっと早く観ればよかったと、ちょっと反省…。
でもね、今だからこそ、一位になった気もするの。
最近、三島由起夫の『豊穣の海』全四巻や、瀬戸内寂聴さんの本などを読んで、仏教に触れることが多くて、だからこそその延長線にこの映画が来て、そして大きく、大きく揺さぶられた。
私は、祖母の実家がお寺なので幼い頃からお寺の本堂で遊んだりしていて、今でもお寺という場所は私にとって心休まる場所ですが、実際私は仏教徒であるかというとそうではなく、大まかにしか仏教のことは知りません。
でも最近のそういった読書や、この映画を通じて仏教と人の関わり合いをいくつかの角度からみることができました。
歴史ある宗教というものは、実に複雑に見えますが、至って当たり前のことを教えています。
でもその当たり前のことが、なかなかできないのが人間なんですよね。
この映画は、幼い見習い僧が小さな動物を殺生することから始まります。それがどんなことであるか、老僧から教えられ、自分が犯した罪を知る見習い僧。
やがて、彼は成長し、思春期を迎えます。
寺へやってきた少女と恋に落ちた少年僧は、彼女を追って寺を出て行ってしまいます。
やがて月日が経って、大人になったかつての僧は寺へもどってきますが、その時彼は「殺人」という大きな罪を背負っていました…
美しさ、儚さ、残酷さ、苦しみ、愛おしさ…目で、耳で、体全体であらゆる感情を体感した気分です。
映像の美しさや音楽もよかったですし、物語の組み立て方も素晴らしいものでしたが、そういうことすらどうでも良くなってしまうような、別次元の感動を味わいました。
それで、嬉しくて、涙が止まりませんでした。
ところどころに垣間見る、ギドク監督特有の毒も私好み。
般若心経を猫のしっぽで床に写経する老僧、その経を愛する女を殺したナイフでひたすら掘り続ける若い僧…
またしても、ギドク監督にはやられました。本人が出演しているのにも驚きました。
『春夏秋冬そして春』★★★★★PERFECT!!!!! on DVD : 00:28 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月14日
他にも気になる、日本映画。
ツタヤでチラシを見つけました。


どちらも気になります。
観たい映画のチラシ集めは、なかなか好きな作業です。
他にも気になる、日本映画。 on 映画 : 00:42 | コメント (0) | トラックバック
劇団ひとりとチョウ・ユンファ。

似てると思うのは、私だけでしょうか。
劇団ひとりと、若かりし日のチョウ・ユンファ。
それから、若かりし日のマイトガイ。(こちらはちょっと違うかな)
ちなみに私は結構「ひとり」ファンです。
今日はこれからチョウ・ユンファ主演の『上海灘』を観ます。
劇団ひとりとチョウ・ユンファ。 on 映画 : 00:00 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月13日
絶対絶対観るもんね!
マキノ雅彦監督の『寝ずの番』が四月から公開だそう。
http://nezunoban.cocolog-nifty.com/
マキノ雅彦=津川雅彦さんです。
先日『うつせみ』を観に行った際に予告編を観まして…これは!!この映画は!!実に面白そうではありませんか。
予告編だけでもけっこう笑わせてもらったのですが、ストーリーといい、役者さんといい、か〜な〜り〜興味津々です。
早く公開にな〜れ。
絶対絶対観るもんね! on 映画 : 00:44 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月11日
『うつせみ』★★★★★
金浦空港から羽田空港へは、たったの1時間半程なんです。近いですよね。しかも羽田ですから、国内線感覚です。
…というわけで、お昼には帰って来たので、今日の午後は休日らしく過ごしてみました。
天気も良かったですね。

恵比寿ガーデンシネマでは今日から『うつせみ』が公開です。早速観に行って来ました。
キム・ギドク監督。初めてこの監督の作品を拝見しましたが、観終わって、すっかりファンです。
他人の留守宅に忍び込んで生活する、不思議な青年テソクと、独占欲の強い夫から暴力を受け、悲しみに明け暮れるソナ。ある時、テソクはソナの住む豪邸にソナがいることに気がつかずに忍び込みます。そして当たり前のように食事をしたり入浴をしたり、洗濯をしたり…。
はじめのうちは、そんな不思議な侵入者を物陰から観察しているのですが、やがてテソクの前に堂々と姿を見せるソナ。でも彼女は通報することもなく、責める事もなく…そんな彼女の顔には、夫に殴られた痣が痛々しく残っていました。
慌ててソナの家を出るテソクですが、何を思ったか引き返します。そこへ夫が帰宅し、この不審者を通報しようとしますが、そこでソナはテソクに付いて家を出てしまうのです。
そこから、二人の愛は展開していくのですが、これが普通の逃避行ではないんです。
こういう発想、はっきり言って「キテる!!」
奇天烈なんです。そして毒っぽくもあるんです。でも、ピュアなんです。
優しくて、暖かくて、でも危ないんです。
しかも、この主人公の二人は言葉を交わしません。台詞はほぼゼロに近いでしょう。
表情と動きだけで、相手と会話しています。
そういうことも含めて終始新鮮で、この映画に出会えた喜びで脳ミソがキラキラしました♪
この感覚は観てみないことには味わえません!
見るからに低予算っぽいですが、やっぱり映画はお金じゃないんだとつくづく思いました。
ギドク監督はこの作品で、ベルリン映画際で最優秀監督賞を受賞されたそうです。
「受賞して当たり前」な映画です。
公開期間はどうやら短いようですので、気になるかたはお急ぎ下さい♪
『うつせみ』★★★★★ on 映画 : 18:17 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月10日
ま、そんなこともあるさ。
今はソウルから書き込みしています…
今日は本当は中国へ渡る予定だったのですが、中国どころか撮影自体が急遽なくなってしまい(涙)。
色んなことご報告したかったけれど、できずに明日帰国です。残念!
それで、今日はプロダクション等への挨拶や、ソウル観光をして来ました。
プロダクションで飼われている亀と芝生で戯れたり…

可愛いでしょう? 何故か草を一本、大事にくわえたまま遊んでいるのです。
ちょっとびくびくしているけれど、だっこして写真を撮ろうとしたら顔を出してくれました♪

調子に乗って、裏返しにしてみたら、ず〜っとそのままでした。陸亀って、自分で戻れないのでしょうか。
それにしても和みますね、亀って…
午後は美味しいご飯をいただいたり、南大門、東大門をふらふらしたりと、すっかり観光気分でした。
今朝もゆっくりだったので、朝からDVDを一本観ましたよ♪
朝っぱらから、川端康成原作。加賀まり子さん、八千草薫さん主演の『美しさと哀しみと』を観ました。
夜一人で観たら、結構ディープですね。すがすがしい朝に観たのは正解だったかも。
やっぱりこの時代の映画は女優さんの所作や言葉、着物の着こなしが本当に美しい!
物語自体もとても面白いのですが、ヴィジュアル的にも楽しめる、私好みの映画でした。
友達が奨めてくれたのですが、私のこと良くわかってらっしゃる…
実にシンプル。だからこそ絵的な美しさが引き立つのかもしれません。
可憐な加賀さんと、透明感とはかなさが絶妙な八千草さんの二大女優。
女としてこれは見逃せない一作ですよ。
ま、そんなこともあるさ。 on 撮影 : 20:57 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月08日
久々の書き込みになっちゃいました。
明日からまた海外です。
最近は出たり入ったり出たり入ったり…もうすっかり慣れました♪
明日はまずソウルへ入り、翌日中国の北京を経てウルムチへ行くことになったんです。
今日、マネージャーから、「ウルムチですって。」と聞いて、なんか聞いたことあるようなないような…中国って言っても広大ですから、上は冬だし下は初夏並みの暑さだし。
…で、地図を見てみたんですよ。
そしたら、モンゴルとかそっちの方でした!!
中国って、右向きのニワトリみたいな形してるじゃないですか、それの尾の方です。つまり左上。
地図見て大興奮。ウイグル自治区ですよ、名前だけは知ってるけど未知の場所です。
貴重な体験ですよね、こういうの。
地球のエネルギーをめいっぱい感じて来たいと思います。
報告、楽しみにしていて下さい。
久々の書き込みになっちゃいました。 on 旅行 : 11:32 | コメント (0) | トラックバック



