梓の Blog カゲロウ、イナズマ、ミズノツキ RSS



« 2006年06月 | メイン | 2006年09月 »

2006年08月31日

「きのね」

Image182.jpg

先日、お稽古場で姉弟子に奨められて読み始めた、宮尾登美子の「きのね」。
仕事の待ち時間も、移動時間も、寝る前にも、そしてお風呂でも(上巻は水没しましたけど)。片時も離さず、隙あらば読んでいました。それだけ、夢中になってしまったの。

実話を元にした小説です。歌舞伎役者の家に女中として雇われた光乃という少女が、やがて自分が仕える主人に恋をして………ううっ、この先は言えないです。

ところで、実話を元にって書きましたけど、それは誰か?表紙は大々ヒントですね。

ちょっとでも、歌舞伎のことをわかっていると読み易いかもしれないけれど、わからなくても読めると思います。背景は複雑だけれど、芯はとってもシンプルな愛のお話です。こんな風に人を愛せたら…って羨ましくもあり、すっかり光乃になりきって、キュンっとなったり、ハラハラしたり、ホロリときたり。乙女心を揺さぶられます。

表紙の『助六』は本の中でも度々出て来ますが、来月私も会で踊る演目です。初めて男を演じるわけで、振りが全部入った後もず〜っと演じ方を悩んでいました。どうしたら、男らしく、強く、潔く、そして色っぽく演じることができるだろうって。悩んでいる時にこの本に出会って、「助六つながりだ〜。」なんて思いながら読んでいたら気がつきました。もっと助六に、触れればよかっただけだって。
なんとなく、今度は気持ちよく踊れそうな気がします。
 

「きのね」 on : 01:31 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月21日

あれから、61年。

Image191.jpg

終戦から61年。「終戦から50年」と言われていたのが昨日の事のように思えるけれど、もう61年なんですよね。
この10年があまりにも早く感じられて、少しゾッとしてしまいます。

祖父は生前、戦争の話を時々してくれたけれど、私は小さかったし、祖父はいつだって私に話をする時は微笑んでいて口ぶりはとても穏やかだったから、まるで物語を聴いているようでした。祖父は、生きていたら、今幾つなんだろう?

あの時代のことをもっと知りたいと思い出したのは、つい最近になってからです。「知りたい」というよりむしろ「知らなければならない」という気持ち。今まで、ただ自分をかすめ通っていただけの物事を、もうちょっとだけ、正面で受け止めてみたらどうだろうか?

そんな私にとって、今日はとても有意義な一日となりました。

写真左は今日の午前中観に行った映画『太陽』のパンフレットより。右は8/22(火)放送の『岡村洋一のシネマストリート』のゲスト、かわさきゆかりさんの詩の本です。二つの共通点は、第二次大戦。どちらも、直接的表現ではないけれど。

『太陽』は、ロシアのアレキサンドル・ソクーロフ監督の作品。終戦直前から、敗戦に至るまでの間の昭和天皇を描いている映画です。イッセー尾形さんが昭和天皇を演じていることに違和感を覚えつつも、実際観てみればその佇まいに懐かしささえ感じてしまう程。多分尾形さんはこの役を演じるにあたり、かなり考えられたと思います。人々に「現人神」と崇められた昭和天皇が、ひとりの「人間」として戦争に翻弄される様子をとことん演じきっています。
日本で公開するのは難しいとされていた映画ではありますが、公開するやいなや、終日大勢の人が観に来るそう。当時実際に昭和天皇の「人間宣言」を聴いたという人も観に来ていてました。
若い世代も、当時を知る世代も、皆がこの映画を楽しんでいました。事実がどうだったかは別として、物語として、こういう視点で観てみたかった人は多いに違いありません。

それから、かわさきゆかりさんの詩集「おぼえておいて」。こちらは、かわさきさんが故郷広島を歩いている時に、それまでのヒロシマの風と、戦後60年たったヒロシマの「風」が変わっていることに気づき、感じ取り、詩にされたものです。
それは読み易く、感じ易く、それでいて平和へのノウハウが凝縮されている詩でした。
番組内で、かわさきさんご本人と、岡村さんと、シネスト月曜担当の島岡さんと私の4人でこの詩集をリレー朗読しました。優しい音楽に乗せて、とても心地いい時間でした。8/22の14:00と22:00からON AIRです。是非是非、聴いて下さい。
…そんな心地良い朗読タイムに、私はもちろん噛んでいるわけですが(汗)。ごめんね、かわさきさん…

あれから、61年。 on 映画 : 22:40 | コメント (2) | トラックバック

2006年08月20日

キム・ギドク監督LOVEにつき。

Image185.jpg

最新号のFIGARO JAPON(9/5号)の映画コーナーに寄稿させていただきました。
キム・ギドク監督の新作『弓』についてです。
ギドク節炸裂(?)の映画です、人間美、色彩美…何と言うか、この監督の「美」の描き方が私は好きで。
好きで好きでしょうがない!って思っていたら、寄稿のお話をいただいて。
とっても嬉しかったな。書くの大好きだし。

是非チェックしてみて下さい。

キム・ギドク監督LOVEにつき。 on 映画 : 01:41 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月11日

IZAM監督

Image159.jpg

事後報告で申し訳ないですが。

今週の「岡村洋一のシネマストリート」のゲストは、IZAM監督でした。
IZAMさんと言えば、SHAZNAのヴォーカリストとして皆さんご存知かと思いますが、なんと、監督デビューです!私、IZAMさんのことはSHAZNAとしてのIZAMさんしか知らなかったので、素顔の彼を拝見したのは初めてでした。

映画は『夏音ーCaonne』という、とっても響きのいいタイトルで。
高校生が主人公の、素敵な青春映画に仕上がっています。

「ぼくは十七歳だった。それがひとの一生でいちばん美しい年齢だなどとだれにも言わせまい」

このフレーズが好きでした。

十七歳という青々とした一瞬が、活き活きと描かれていて、観ていて嬉しくなる作品でした。
制服のにおい、教室のにおい…十七歳だった頃のにおい。なんかちょっと嗅覚に訴えかけられたようです。それで、自分が高校生だった頃が一気に思い出されて、懐かしくなりました。

番組内でも申し上げたんですが、とても初監督作品とは思えない映画です。足し算引き算が絶妙!
でもIZAMさんと色々お話していると、それもそのはず、とも思いました。
彼はミュージシャンとしてだけではなく、「表現者」として、様々な手段を用いて人に夢を与えることができる人なんです。自分を客観視し、自分の作品を客観視しながら、バランスを取って表現していくのが巧い人なんです。

活動休止していたSHAZNAも復活されるそうですが、監督としてもこれからもどんどん映画を撮って欲しいと思いました。

Image160.jpg

主演の杉山彩乃さん(右)、三浦アキフミさん(左)。映画の中の夏音(杉山さん)と讃(三浦さん)もとってもよかったけれど、素のお二人もいいヴァイブレーションを放っていました♪

IZAM監督 on ラジオ : 00:16 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月02日

映画『燃ゆるとき』そして今村昌平監督追悼

『岡村洋一のシネマストリート』8/1放送のゲストは、DVDが発売&レンタル開始になった映画『燃ゆるとき』の細野辰興監督。シネマストリートではおなじみの監督さんですが、私はお会いするのは初めてでした。

Image156#1.jpg

とても歯切れのいい口調と興味深いお話で、ついついリスナーになってしまった私。アシスタントが無言でうなずいてちゃ、駄目じゃんね(苦笑)

番組では、まず『燃ゆるとき』についてのお話を伺いました。
監督は、この作品を企業サスペンスではなく、ファンタジーだとおっしゃいました。
DVDで拝見していた私はその言葉に納得。確かに、アメリカに進出した日本のカップ麺の会社が舞台で、売り上げがどうとか、商品の開発だとか、社内で四苦八苦しているところに企業買収の手が伸びて来て、そのアメリカ式のやり方に立ち向かって行くというサスペンス的な要素はあるのですが、そんな数々の問題を愛をもって「心」で解決していく、その瞬間に観る側も一緒に嬉しくなれる作品なのです。
主人公の川森(中井貴一さん)と一緒にまるで自分もその会社で働いているかのように引き込まれました。

そして、カップ麺が無性に食べたくなる映画でもあります。
普段ジャンクフード類、インスタント類はなるべく口にしないように心がけている私ですが、こればっかりは、我慢できなかった!DVDだったので一時停止して、コンビニへダッシュ。
映画の中でもカップ麺を食べているシーンが多いので、食べながら観ていると、ホントに社員気分(!?)

スープにレモンを入れた商品がヒットしましたが、実際食べてみたいですね〜あれ。


さて、ラジオはその後、5月に亡くなった今村昌平監督のお話になりました。
何故かというと、細野監督はこの業界に入ったのは今村昌平監督がきっかけで、日本映画学校では今村監督の生徒であり、その後今村作品の助監督も務められたからです。

今村監督は、細野監督に「馬鹿を撮り続けなさい」とおっしゃったそうで。
そのエピソードが、とても印象的でした。なるほど。
言われてみれば、私も映画の中で惹かれる人物というのはいい意味で馬鹿な人達が多いです。
馬鹿の定義が難しいですが、漠然と、「がむしゃら」とかそういうイメージの馬鹿です。
そして、馬鹿になれたら自分も楽しかろうと思うのです。馬鹿への願望とスクリーンの向こうの馬鹿への羨望、確かに私はそれがある。

だからこそ、この今村昌平監督のシンプルなメッセージに納得したわけです。

『燃ゆるとき』の主人公川森(中井貴一さん)もなかなかの馬鹿です。
それが、とってもよかった。

映画『燃ゆるとき』そして今村昌平監督追悼 on DVD : 00:55 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月01日

ご無沙汰してました〜

ごめんなさい、ごめんなさい、いつもこのブログを見に来て下さっている方、本当にごめんなさいっ。

なかなかゆっくり書き込みできずにいましたが、このひと月の報告です♪

お仕事では、化粧品のCMのお仕事を2つもさせていただいて、お肌を大事に大事にお手入れしてきた甲斐がありましたね〜(!?)

まずは、アルソア化粧品。もうCMはオンエア中とのことですので、皆さん、見てみて下さいね。
アルソアさんの商品は優れもの揃いで、パッケージなどもとっても上品です。

Image156.jpg

いただいた化粧品の数々。早速、使わせていただいています。

それから、もうひとつのCMは、海外のもので、OLAYという会社のCMです。
OLAYというと、日本では知らない方も多いかもしれませんが、中国、香港、台湾などではよく見かけるものです。
一度、お仕事してみたかったんです、OLAY。

撮影は、台湾で行われました。オンエアは中国、香港、台湾と、広域ですので皆さん向こうへ旅行に行かれた際にはテレビで見て下さいね♪

Image018#11.jpg

写真は、撮影時のスナップです。美容部員という設定だったので、キリッと清潔感を持たせた衣裳&ヘアメイク。

台湾は、かれこれ7年前くらいに初めて海外のお仕事をした国です。それから数々の海外のCMに出演してきましたが、台湾に行く度に初心に帰ります。台湾でのお仕事は約3年ぶり。気候も、人も、ご飯も、みんな大好き♪♪♪もちろん、仕事もね。

今回はオフが数日あった為、梓、野放しにしてもらいました!
一人で、市内観光。世界で一番高いビル、TAIPEI 101へも登ってみました。

Image030.jpg

89階展望台からの眺めは、まるで航空写真。さすがに足が震えてしまいました。

それから、市内だけじゃなくて淡水という街にも遊びに行って来ました。

Image0651.jpg

夕焼けを見るのが目的だったのですが、あれやこれやと満喫してとっても充実の半日旅行。
また行きたいな〜と思った街でした。

なかなか明けない梅雨の東京では、プライベートでも慌ただしい日々を送っていたので写真を撮る心のゆとりすらなかったのですが、気晴らしに一度ドライブへ出かけました。

Image119.jpg

長野県にある、海野宿です。道端にある水路は、今でも綺麗な水だそうで、お店の人がそこでタオルをすすいでいたりして、現代ではなかなか見ることの出来ない光景でした。海野宿にはおそば屋さんや、お土産屋さん、ガラス細工のお店などが並んでいて、私がいただいた福島屋さんのおそばは絶品でした♪

絶品と言えば、8月に白金にオープンする韓国レストラン『ゴシレ』も、マシッソヨ。
ペ・ヨンジュンさんプロデュースのお店ということで、話題騒然のお店ですが、そのオープニングレセプションにお招きいただいて、行って来ました♪
「食」に対しての価値観が変わり、とっても勉強になる韓国の伝統料理でした。
帰りに頂いたおみやげは…

Image143.jpg

とっても素敵な韓式のお箸とスプーンのセット♪


★★★★★★★★★★

…というわけで、ざっとまとめてしまいましたが、慌ただしくも充実したひと月でした。
実はまだまだ引っ越しなどで慌ただしい日々は続くのですが(汗)
スケジュールの都合で、このひと月は「岡村洋一のシネマストリート」もお休みしてしまい…映画も全然見れずに…
映画離れしていましたので、8月こそは、見るぞ〜っ。

ご無沙汰してました〜 on エトセトラ : 23:11 | コメント (0) | トラックバック

[ 映画生活の映画ブログ ]
└ブログ一覧へ
©1999-2007 Unoh Inc. All rights reserved.