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2006年08月21日

あれから、61年。

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終戦から61年。「終戦から50年」と言われていたのが昨日の事のように思えるけれど、もう61年なんですよね。
この10年があまりにも早く感じられて、少しゾッとしてしまいます。

祖父は生前、戦争の話を時々してくれたけれど、私は小さかったし、祖父はいつだって私に話をする時は微笑んでいて口ぶりはとても穏やかだったから、まるで物語を聴いているようでした。祖父は、生きていたら、今幾つなんだろう?

あの時代のことをもっと知りたいと思い出したのは、つい最近になってからです。「知りたい」というよりむしろ「知らなければならない」という気持ち。今まで、ただ自分をかすめ通っていただけの物事を、もうちょっとだけ、正面で受け止めてみたらどうだろうか?

そんな私にとって、今日はとても有意義な一日となりました。

写真左は今日の午前中観に行った映画『太陽』のパンフレットより。右は8/22(火)放送の『岡村洋一のシネマストリート』のゲスト、かわさきゆかりさんの詩の本です。二つの共通点は、第二次大戦。どちらも、直接的表現ではないけれど。

『太陽』は、ロシアのアレキサンドル・ソクーロフ監督の作品。終戦直前から、敗戦に至るまでの間の昭和天皇を描いている映画です。イッセー尾形さんが昭和天皇を演じていることに違和感を覚えつつも、実際観てみればその佇まいに懐かしささえ感じてしまう程。多分尾形さんはこの役を演じるにあたり、かなり考えられたと思います。人々に「現人神」と崇められた昭和天皇が、ひとりの「人間」として戦争に翻弄される様子をとことん演じきっています。
日本で公開するのは難しいとされていた映画ではありますが、公開するやいなや、終日大勢の人が観に来るそう。当時実際に昭和天皇の「人間宣言」を聴いたという人も観に来ていてました。
若い世代も、当時を知る世代も、皆がこの映画を楽しんでいました。事実がどうだったかは別として、物語として、こういう視点で観てみたかった人は多いに違いありません。

それから、かわさきゆかりさんの詩集「おぼえておいて」。こちらは、かわさきさんが故郷広島を歩いている時に、それまでのヒロシマの風と、戦後60年たったヒロシマの「風」が変わっていることに気づき、感じ取り、詩にされたものです。
それは読み易く、感じ易く、それでいて平和へのノウハウが凝縮されている詩でした。
番組内で、かわさきさんご本人と、岡村さんと、シネスト月曜担当の島岡さんと私の4人でこの詩集をリレー朗読しました。優しい音楽に乗せて、とても心地いい時間でした。8/22の14:00と22:00からON AIRです。是非是非、聴いて下さい。
…そんな心地良い朗読タイムに、私はもちろん噛んでいるわけですが(汗)。ごめんね、かわさきさん…

あれから、61年。 on 映画 : 2006年08月21日 22:40

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コメント

はじめまして梓さん。
たしかに終戦から61年かと驚きです。「終戦から50年」のイメージが強すぎたのか、それ以来戦争について考えてなかったか、今年は53年だなとか数えてなかったかで、あっというまに10年がたってしまった気がします。
私は、イッセーさんの演技がど〜しても気になってしまうので、「太陽」はまだ観ていません。いずれ日本でもこのテーマで映画が撮られたら素敵だと思います。

投稿者 クマダイサム : 2006年09月08日 20:49

イッセーさんの演技は、監督の要望で極力押さえたものになっているそうなんですが、でもイッセーさんの演技はあくが強いですからね…
私は、海外の映画だからこそ撮れた作品なんだと思いました。日本でこういうの撮るとしたら、色々と難しいことがあるのかもしれません。「太陽」、気が向いたら観てみて下さい。

投稿者 azusa : 2006年10月18日 00:16

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