2006年8月 2日
映画『燃ゆるとき』そして今村昌平監督追悼
『岡村洋一のシネマストリート』8/1放送のゲストは、DVDが発売&レンタル開始になった映画『燃ゆるとき』の細野辰興監督。シネマストリートではおなじみの監督さんですが、私はお会いするのは初めてでした。

とても歯切れのいい口調と興味深いお話で、ついついリスナーになってしまった私。アシスタントが無言でうなずいてちゃ、駄目じゃんね(苦笑)
番組では、まず『燃ゆるとき』についてのお話を伺いました。
監督は、この作品を企業サスペンスではなく、ファンタジーだとおっしゃいました。
DVDで拝見していた私はその言葉に納得。確かに、アメリカに進出した日本のカップ麺の会社が舞台で、売り上げがどうとか、商品の開発だとか、社内で四苦八苦しているところに企業買収の手が伸びて来て、そのアメリカ式のやり方に立ち向かって行くというサスペンス的な要素はあるのですが、そんな数々の問題を愛をもって「心」で解決していく、その瞬間に観る側も一緒に嬉しくなれる作品なのです。
主人公の川森(中井貴一さん)と一緒にまるで自分もその会社で働いているかのように引き込まれました。
そして、カップ麺が無性に食べたくなる映画でもあります。
普段ジャンクフード類、インスタント類はなるべく口にしないように心がけている私ですが、こればっかりは、我慢できなかった!DVDだったので一時停止して、コンビニへダッシュ。
映画の中でもカップ麺を食べているシーンが多いので、食べながら観ていると、ホントに社員気分(!?)
スープにレモンを入れた商品がヒットしましたが、実際食べてみたいですね縲怩ꀀれ。
さて、ラジオはその後、5月に亡くなった今村昌平監督のお話になりました。
何故かというと、細野監督はこの業界に入ったのは今村昌平監督がきっかけで、日本映画学校では今村監督の生徒であり、その後今村作品の助監督も務められたからです。
今村監督は、細野監督に「馬鹿を撮り続けなさい」とおっしゃったそうで。
そのエピソードが、とても印象的でした。なるほど。
言われてみれば、私も映画の中で惹かれる人物というのはいい意味で馬鹿な人達が多いです。
馬鹿の定義が難しいですが、漠然と、「がむしゃら」とかそういうイメージの馬鹿です。
そして、馬鹿になれたら自分も楽しかろうと思うのです。馬鹿への願望とスクリーンの向こうの馬鹿への羨望、確かに私はそれがある。
だからこそ、この今村昌平監督のシンプルなメッセージに納得したわけです。
『燃ゆるとき』の主人公川森(中井貴一さん)もなかなかの馬鹿です。
それが、とってもよかった。
映画『燃ゆるとき』そして今村昌平監督追悼 on DVD : 2006年8月 2日 00:55
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