2005年11月24日
必死な女(ひと)の話
都内の劇場の半分以上は定員入替制になりましたね。しかもそのほとんどは座席指定。しかも先売りチケットなんかもあって、上手く利用すれば、まったく並ぶことなく初日に舞台挨拶付きを良い席で見たり、お気に入りのシートを2週間前から予約できたりするわけです。
でも映画をたまにしか見ない人や、ちょっと寄り道程度、または時間つぶし程度に見る人には利用しづらくなったとも言えるのかな。うちの劇場も入替制なので、上映の途中で来ちゃった人が困っている姿をたまに見ます。まあ、「途中からお客を入れてほしくない」という人も多いし、難しいところです。
先日も困っているお客さんがいました。
60歳ぐらいの女性でした。
入替制だと伝えると、「私、ここに来るにも体が悪くて大変だったの。お願いだから入れてよ。」
次の時間までロビーでお待ち頂けますと伝えると、「体が悪いからそんなに待てない。途中から途中まで見せて。」
外で次の上映をお待ちになる事も出来ますと伝えると、「体が悪いから、外で歩いていたら倒れる。死ぬ。」
え、別の日に出直したほうが・・・、「別の日じゃ無理。死ぬ」
何を言っても聞かず、必ず生死を彷徨う人。
何を言っても必ず死ぬという人。
これがホントの「必死の女(ひと)」。
あの客さん、元気だといいな。劇場でお待ちしております。
必死な女(ひと)の話 on 映画館の話 : 2005年11月24日 19:29
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コメント
おもしろいですぅぅ
投稿者 ぺー君 : 2005年11月24日 22:09
サービス業ですからね。色々なお客さんが来て面白いですよ。まあ、ココには書けないものが多いですが。
投稿者 シネキチ : 2005年11月25日 21:52
そんなに「死ぬ」んだったら鑑賞中に死ぬかもしれないから厄介だ。
これからは「死にかけの方はご利用になれません」の注意書きが必要だな。
投稿者 トミー : 2005年11月27日 09:46
おお、トミーさん。ちょっとご無沙汰です。
淀川長治さんが生前に「映画を見ながら逝きたい」と言ってたらしいけど、僕も激しく同意。でも劇場側にとってはちょっと困ります。
映画館って他の場所と違って食中毒とか不良品とか病気とか生死などとは遠いところにある場所だと思ってたけど、そうでもない事が分かりますね…
投稿者 シネキチ : 2005年11月27日 14:25



