2005年12月19日
未完成披露の話
完成披露試写会に縁があって行かせてもらう時があるのですが、映画によってその形態も様々ですね。
先日の『SAYURI』のようにワールド・プレミアと名うって、海外・国内からゲストを呼び、レッドカーペットを敷いて特設スクリーンを国技館に作ってしまうような一大イベントものから、映画館でゲストを呼んで上映するもの、また司会もいなくてただ上映するだけのものまで。
海外ですごい前に完成して上映も終わって、やっと日本公開の作品も、一応日本での試写では“完成披露試写会”って言うんですよね。もう完成してかなり経つよね……と思う時があります。適切な感じに直すと“作品披露試写会”または“ジャパン・プレミア”が良いのでは?と勝手なおせっかいを焼いてしまいたくなります。
それに関連して、試写会ではないのですが数年前、貴重な体験をしました。
ある日本のアニメーション映画の劇場券が当たったので、新宿の劇場へ見に行ったら窓口で「この映画は一部完成していないヴァージョンでの上映となりますがよろしいですか?」と言われました。あまり良く理解できなかったのですが、承諾したら「完成した際にはビデオテープでお送りしますので住所と名前を書いてください」と紙を渡されて、タダで貰った券なのにすごく貴重な体験が出来て、完成品のビデオまでもらえるの?と感動しながら座席に着きました。
けっこう有名な原作者の作品のアニメ映画化だったのですが、「色鮮やかで派手だった銃撃戦でいきなり、画面が白地に黒い線だけの描写になって、効果音が消えた状態で声優だけの叫び声が聴こえる」というシーンが何度かあってすごいものを見ました。
あれは一生に一度の経験、“未完成披露”だったんだなと思いました。
未完成披露の話 on 映画館の話 : 2005年12月19日 01:43
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