それでえいがな 
映画館で起こることは映画より面白い? 映画業界のことから、見にきたお客さん、 試写で見た作品などをランダムにご紹介。
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2006年01月31日
サントラの話
映画音楽って好きですか?
僕は特に興味のないジャンルの音楽でも映画の中で使われていたりすると、映像と相まって素敵な音楽に感じてサウンドトラックCDを買ってしまったりします。
DVDを買うよりもサントラを買うほうが多いです。
映画は2時間キッチリ、音響が良くて大きなスクリーンで、しかも閉ざされた雑音の少ない場所で見たいのでDVDはほとんど買わないけど、音楽なら生活しながら聴けて雰囲気を味わえる。
映画のためだけに作られた音楽も素敵だし、元々ある楽曲が映画によって生まれ変わることもあります。
布袋寅泰さんの曲で『KILL BILL』のテーマ曲のように使われている、あの派手な曲なんて元々、彼も出演している東映の『新・仁義なき闘い』のテーマ曲ですよね。
あと有名なのは消防士を描いた映画『バック・ドラフト』の曲が、TV番組『料理の鉄人』のテーマのように思われていたり。
映像のインパクトによって曲のイメージが全然変わっていきますね。
そういえば映画館で休憩中に掛かるBGM、あれってどうやって調達していると思います?
大体は配給会社からCDが送られてきたりするのですが、別に力を入れていない音楽だったり、特に主題歌や音楽が無いものに関しては劇場側が用意してたりするんですよ。
まだCD発売前だったり、発売する予定が無かったりするとホント困ります。
誰か映画館にふさわしくて、しかも著作権料の掛からない素敵な音楽を紹介してください(笑)。
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2006年01月26日
『ホテル・ルワンダ』とシアターN渋谷
2004年度アカデミー賞の主要3部門(脚本賞、主演男優賞、助演女優賞)にノミネートされながら、日本公開のめどが立っていなかった感動作が、一般市民の署名により配給会社が決まり、上映された話題作、『ホテル・ルワンダ』。
情報誌ぴあの出口調査でも満足度NO.1に輝いたこの作品を見てきました。
いやーすごい映画でした。1994年、アフリカのルワンダでのツチ族とフツ族の対立が大虐殺に発展してゆく様が描かれていて、通常の生活から非常事態に展開してゆく恐ろしさ。隣人が敵になり、女・子供も
容赦なく犠牲になってゆく中で、一人、ホテルマンとして家族と宿泊客を守ってゆく主人公。
ドン・チードルが頭と体で戦う支配人を熱演。いままで脇役として『オーシャンズ11』シリーズや『ソードフィッシュ』などで派手ではないが着実にキャリアを築いていた彼がすごくいい。ホテルマンとしての気品や威厳を保ちつつ、1200人もの宿泊客を虐殺から救った「アフリカのシンドラー」と呼ばれている人物を偉大な人間というのではなく、「隣人を愛す普通の人」という点から演じていて、とても感動してしまいました。
劇場はちょうど公開してまもなくの水曜サービスデーだったということで、満席! 通路に座って観ました(^^; いやー腰は痛かったけど、良かったです。この劇場は水曜は女性に関わらず男性も1000円。混む訳です。
しかしこのシアターNという劇場、実は場所が以前に「ユーロスペース」という名前だったところ。
旧ユーロスペースがシアターN渋谷になり、渋谷東急文化村近くに新生ユーロスペースが出来ていて迷う(渋谷Q-AXシネマ1・2 シネマ・アンジェリカと同じ新しいビルに移動)。最近渋谷にも映画化館がいっぱい新設されてますねぇ。
ちなみにまだ『ホテル・ルワンダ』日本公開を求める会が署名活動をしていた時、「うちの劇場にも告知チラシ置かせてくださーい」とメッセージを送ったら、「もう公開決まっちゃいました」と返信されてしまい、一足遅かった……と後悔しました。お役に立ちたかったのに(笑)。
まあ、こんな重要な作品がちゃんと日本でも公開されたのだから、それでえいがな。
ホテル・ルワンダ http://www.hotelrwanda.jp/index.html
シアターN http://www.theater-n.com/
Q-AXシネマ http://www.q-ax.com/index.cfm?action=top
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2006年01月22日
『輪廻』に愕然
日本人初のハリウッドNO.1監督、清水崇監督が作り上げた新作映画、『輪廻』。
その舞台となったホテル……ではなく、
登場人物の1人、香里奈さんの演じる大学生が通う学校。
なーんか見たことあるな~。すごい似てるな~と思っていたら、僕の母校でした。あの教室も廊下も学食も校門も、毎日のように行っていた所だったので、物語に集中できないくらい愕然。
さらに、学生時代に僕は映画研究部に入っていたので、あの学校を舞台に何本か8mmフィルムの映画を作ったのですが、全く同じところで撮影してるじゃないですか!!映画のストーリーと違うところで愕然。
あの場所で撮影したのは、全米NO.1監督と、僕だけです。
なんてね。
まあ、年齢は近いのに、世界が注目する若手監督と、ただの映画好き、という違いにも愕然ですが。
http://www.eigaseikatu.com/title/14485/
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2006年01月19日
『東京ゾンビ』とチャーリー・ブラウン
浅野忠信演じるアフロ頭のフジオ、哀川翔演じるハゲ頭のミツオ、この仲良し2人が廃棄物の山から生まれたゾンビと戦う、友情・ファンタジー・ホラー・コメディ。
原作がちょっと変です。監督もちょっと変な人なので、作品は相当変です。
主人公2人のなんだかんだでアツイ友情とか、ちょっとしんみりする物語とか、やけに気合の入った柔術とか、超ハイテンションな古田新太とか。
監督の佐藤佐吉は本業が脚本家で、僕の好きな『殺し屋1』なんかを書いた人。さらに僕の好きな『ジョゼと虎と魚たち』(妻夫木君の上司)や『KILL BILL』(チャーリー・ブラウン)に出演している人。そしてスキンヘッドなんだけど人が良さそうな外見。この人があの目を覆いたくなるような暴力満載の脚本を書いてるんだ…と彼の内なる破壊性を想像してみるのも面白い。
今回もゾンビを酷い目にあわせていたり、気持ちよく脱力するような展開が待っています。
ゾンビと戦うコロシアムのシーンのエキストラを以前募集していて行こうと思っていたんだけど、仕事の都合で行けなかった。悔しく思いながら映画を見ていたら、僕ぐらいの男はコロシアムのシーンにはほとんど出ていなくて、たぶん参加していたら、ある意味いじめの様な「ニギニギ隊」(見てのお楽しみ)に入れられていたんじゃないかと思う。ちょっと今でも、行けば良かったのか、行かなくて良かったのか、微妙な狭間で揺れます。
次回監督作もすんごいの期待してますよ。三池監督とハリウッド進出も夢じゃないかも!?
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2006年01月13日
『HOSTEL』の日本人
今週アメリカで『キング・コング』や『ナルニア国物語』を抑えてNO.1となったホラー映画、『HOSTEL』。
クエンティン・タランティーノが製作し、『キャビン・フィーバー』のイーライ・ロス監督による、目を覆いたくなるような拷問の数々を大スクリーンで見せられちゃうこわーい映画みたいなんですが、アメリカの公式サイトを開いたらなぜか見たことのある顔が。
これって三池崇史だよね・・・。
検索してみたらやっぱり本人で、監督が三池崇史の大ファンだということで出演してもらったそうです。
三池監督って海外に熱狂的なファンが多くて、映画雑誌「PREMIERE」では映画史上最もショッキングな瞬間ベスト25を発表したら、21位に三池崇史監督の『オーディション』が入っているぐらい。
しかし日本じゃカルト人気な三池監督なのに、彼のことを大ファンな監督がハリウッドでNO.1になっちゃうってすごいですね。まあ、多分NO.1なのは今週だけだと思いますが。過激な作品のようなので。
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2006年01月11日
2005シネキチ映画ベスト10
●邦画部門
1.パッチギ
超えるに超えられないものと、それを乗り越える力が存分に詰まった秀作。
2.ALWAYS 三丁目の夕日
懐かしいのにすごく新しいという不思議な感覚で、何度も泣かされてしまった。
3.リンダ・リンダ・リンダ
「普通」な女の子たちに引き込まれてドキドキして一緒にシャウトした。
4.NANA
トレンディドラマ風だけどきっちりと描いていて、監督の力を感じた。
5.電車男
短い期間でも、面白くてしかもヒットする作品が作れる事を実証した。
6.蝉しぐれ
時代劇と藤沢周平の良さを感じることが出来た。
7.男たちの大和
原寸大セットが全部壊れたと思わせるほど、激しい戦闘シーンに舌を巻いた。
8.亡国のイージス
出演している男優たち全員が熱かった。
9.フライ・ダディ・フライ
堤真一の駄目男と岡田准一のカッコ良さ。笑っちゃうほど爽やかなラストに感動。
10.シベリア超特急5
サービス精神旺盛だが、きちんと反戦のメッセージも入った娯楽作の見本。
●洋画部門
1.エターナル・サンシャイン
遊び心と切ないストーリーが上手くドッキング。真似の出来ない作品。
2.サイドウェイ
演技も物語も熟成されていて、金はなくてもこんなに感情に富んだ作品が作れるのかと感心。
3.コーラス
終わり方が独創的で、美しい歌声とともに心に深く残った。
4.チャーリーとチョコレート工場
監督と主演のオタク精神が派手に爆発した独特の世界が完成していた。
5.単騎、千里を走る。
健さんの変わらない役柄と中国人俳優の素朴さで暖かな気持ちにさせられる。
6.バッド・エデュケーション
予想をどんどん裏切り、信じられない展開に驚き。ストーリー構成に感心。
7.浮気雲
ミュージカルとAVと純愛がミックスされ、ヒリヒリするような衝撃にノックアウト。
8.エレニの旅
気が遠くなるような静けさと、圧倒的な映像のオンパレード。巨匠の技…。
9.蝋人形の館
見たことも無い壮大なロウソク・プレイに拍手。見てられないけど見てしまう。
10.ミリオンダラー・ベイビー
気がめいるほど暗いけれど、それもまた人生か。監督と役者が激渋。
2005年は劇場で85本ぐらいしか見られなかったのですが、日本映画にいい作品が多くて嬉しい年でした。2006年は120本見られたらいいな。
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2006年01月09日
おんな達の大和 戦艦大和 オレの大和
お正月の日本映画は『男たちの大和』が独走態勢ですね。(洋画では『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』)
この映画、年配のお客様が多いからなのか、題名の間違いが多発!! 『オレの大和』、『私の大和』、『みんなの大和』、『戦艦大和』などなど、大和は一体誰のものかで奪い合いですよ。
正しくは『男たちの大和/YAMATO』です。
今回この映画のサポートソングとして「オレたちの大和」というラップが作られ、ハードコアHIP HOP集団゛妄走族゛の゛般若゛と言う方がソロプロジェクトとして歌っています。長渕剛さんの日本武道館ライブではオープニング・アクトを務めた方らしいです。劇場では久石譲さんの音楽、長渕剛さんの主題歌と一緒に休憩中のBGMで流れているので聞いた方もいるかもしれません。
またTVの特番でも「女たちの大和」など、映画の題名に似た名前で放送していたので、結構間違いやすいですよね。
題名って覚えるの大変ですよね。僕も地元ケーブルテレビで作品を紹介する事があるのですが、もう、題名との対決です。
「げきじょうばんぽけっともんすたーあどばんすじぇねれーしょんみゅうとはどうのゆうしゃるかりお」とかね。
長すぎでしょう。火曜サスペンス並みですね。
劇場に電話で時間を聞く時は「ポケモンやってますか?」「大和やってますか?」で十分です(笑)。
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2006年01月02日
年賀状来ました
読者の皆様、
あけまして
おめでとう
ございます
今年も何卒「それでえいがな」をよろしくお願い致します。
年始という事で、年賀状をある方から頂きました。
いまやハリウッドスター!あの方からなんです!!

渡辺謙さんからなんですよ。多分この前、『SAYURI』のワールドプレミアを見た時に僕のことを覚えていてくれたんですね。感動です。
ついでに二つ折りになっていて、開くとこんな感じです。

意外にも初の主演映画という、『明日の記憶』のプロモーションも兼ねているんですね。東映系で5月ごろ公開予定ですよ。(宛名が書いていないことは気にしないで下さい。)
ちなみに裏側はこんな感じですよ。

いやー、僕だけのためにこんなに豪華なものを送っていただくなんて、もう恐縮です。映画完成したら何度も見に行かなっくちゃ。試写室とアカデミー会員証とうちの劇場で。
そうそう2006年度版の日本アカデミー賞会員証も届きました。こちらはポップアップで興味のある方はどうぞ。
これで今年も映画を見まくりますよ。劇場窓口のお姉さんたち、覚悟してください。メディアージュで一気に朝から夜まで4枚分チケット買うのは僕です。すいません。
ということで、今年もよろしくお願いいたします。



