それでえいがな 
映画館で起こることは映画より面白い? 映画業界のことから、見にきたお客さん、 試写で見た作品などをランダムにご紹介。
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2007年5月24日
映画盗撮防止法が可決した話
5月23日に映画盗撮防止法が可決・成立しましたね。
映画館で上映されている映画の隠し撮りを発見した場合、10年以下の懲役や1000万円以下の罰金が科されるんですよ。
海賊版やインターネットでの無断公開がこれでなくなって、大スクリーンで映画を堪能してくれる人が増えれば何よりです。
ついでに毎回映画館で掛かる「盗撮防止」のマナーCMなども必要なくなると嬉しい。だって4作品とか1日に僕は見るので、毎回同じ警告を見ることになってちょっと辛い。今のところは仕方ないですけどね~。
ついでに、すでにもう映画館の支配人クラスの人間だと、「自主規制指導員証」と言うものを持っていて、他の映画館に自由に入って、盗撮の防止やレイティングの遵守などをお互いに監視する制度が出来ているんですが、注意は可能でも法で裁いたりする事はできないので中途半端だったわけです。
実際、年間数億規模の損害が映画界ではあるらしく、やっと法律が制定されて業界的にもこれからズバズバと活用してゆく事になるんでしょうね。
僕はまだ現場を見た事はないですが、映画館で画面を写している人がいたら、係員に言ってくださいね。
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2007年5月21日
『スパイダーマン3』ジャンパーの話
ソニーピクチャーズのラインナップ発表会でもらった、『スパイダーマン3』のスタッフジャンパーをよく仕事中に着ています。
黒地に白く“クモの巣”模様があしらわれ、右と左の腕にはそれぞれ白と黒のクモがプリントされています。バックプリントにはSTAFF SPIDER-MANヨ NOT FOR SALE の文字が。
得意げに昼休みなどで着ていたのですが、同じビルの美容院の人が僕が居ない時に残した言葉に愕然。
「大変だねえ。社員の人はあのジャンパーを必ず着なくちゃいけないんだね。」
エッ? 着る事が義務みたいな? 着させられてるみたいな? どっちかというとバツゲーム的な言われ方をされてますけど、自分自身心から望んで着ているんですけど……。
日劇PLEXでは『スパイダーマンヨ』ともう一本見ると応募できるキャンペーンの商品として、何を隠そう、このジャンパーが入っているんですよ。そのプレミア必死のアイテムなんですけど! みんなが欲しがる注目のアイテムなんですけど! 着る事がステイタスなんですけど!!
映画マニアではない一般人との価値観の違いにハッとさせられた一瞬でした。
『スパイダーマン3』ジャンパーの話 on 映画で遊ぼう : 19:30 | コメント (4) | トラックバック
2007年5月17日
劇場内でデータ配信@ポケモン最新作
7月公開の『ポケットモンスター』最新作なんですが、映画館で世界初の試みが行なわれます。
今までポケモンのニンテンドーDS用データ引換券を前売券につけて、某大型スーパーで受信する……ということは今まで何度もやっていて、今年の発売中前売券でもやっていることなのですが、今回は公開中の劇場でも別データ配信しちゃうんです。
しかも、それは上映後に劇場内で一斉配信! 一気に1000人ぐらい大丈夫。
映画館内で椅子に座りながら無声配信されちゃうんです。もう、アナログ人間な方には何言ってるかわかりませんね。
この一大プロジェクトを成功させるために、映画制作委員会のスタッフが一館ずつ全てのポケモン上映館を周って調査し、チラシやシールを作成、専門電話受付まで設置して挑む世界初の試み。
これが成功したらもっと面白いことも出来そうですね。たのしみー。
http://www.pokemon.co.jp/special/darkrai.html
劇場内でデータ配信@ポケモン最新作 on 映画館の話 : 23:31 | コメント (0) | トラックバック
2007年5月 3日
映画の審査について『世紀の光』『ツォツィ』
●アピチャッポン・ウィーラセタクン(Apichatpong Weerasethakul)というタイの監督さんがいます。
彼の作品は本国ではあまり上映されていないようですが、カンヌ映画祭や日本のフィルメックスで上映されて評価が高く、まだ若い監督なのにハッとさせるような美しく、そして奇妙な気持ちにもさせる才能をもった人です。『ブリスフリー・ユアーズ』、『トロピカル・マラディ』どれもフィルメックスで好評でした。残念ながら日本では映画館では配給先が決まらず、掛かっていないのですが。
前回の東京フィルメックスにて僕も彼の最新作『世紀の光』(SYNDROMES AND A CENTURY) を見ましたが、計算されたカメラワークが独特の雰囲気をかもし出していて、しかも別のシーンとシンクロするところがあったり、特にビックリするような話でもないのに見入ってしまう不思議な映画でした。
この作品も日本では公開されないのかなと思っていたら、本国タイでは政府の国内上映審査の際にフィルムが没収されてしまい、身動きが取れなくなったのだとか。
タイでは日本と違い、政府がフィルムの審査をしていて、今回はシーンの削除をする事を条件に上映を許可したのですが、監督が拒否したところフィルム没収になってしまったとのこと。
いま彼のサイトでは署名運動なども行って返却を求めています。
アピチャポン本人のサイト
http://www.kickthemachine.com/works/Syndromes.html
署名ページ
http://www.petitiononline.com/nocut/petition.html
●日本でも上映の規制に関しては話題になることがありますが、最近では南アフリカ映画『ツォツィ』が映倫の審査でR-15指定作品(15歳未満、中学生以下の鑑賞禁止)となりました。
この作品のストーリーは、命を大切にしない若者があることをきっかけにして自分の生き方を見直し、成長してゆく……というもの。ぜひ10代の若者に見てもらいということで再審査請求をしたが却下されたそうです。
たしかに冒頭での暴力シーンはあるのですが、こうやって再審査を請求する事自体に意義があり、それが話題にもなってゆくので興味深いですね。
実際に作品はとても丁寧に作られた成長物語で、アカデミー外国語映画賞にも輝いた秀作です。
http://www.eigaseikatu.com/title/17633/
映画の審査について『世紀の光』『ツォツィ』 on 映画感想 : 20:47 | コメント (0) | トラックバック


