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映画館で起こることは映画より面白い? 映画業界のことから、見にきたお客さん、 試写で見た作品などをランダムにご紹介。



2008年03月11日

で? 『ミラクル7号』の使えない前売特典

先日ある試写会に行ったら、とんでもない物を入り口で渡されました。


それがこれです。クリック↓
画像の確認


うーん、これ、どう使うの? って感じですね。
詳しい使い方はサイトにアップされているそうです。
ちなみに前売を買うと貰えるそうですよ。

貰ってからまだ袋に入れたまま使って(?)いませんが、サイトを確認して有効利用したいと思います。


実際、映画はなかなかハートウォーミングでくだらなくて、とっても貧乏で、でも志はとっても高くて、好感がもてました。


いままでは若者向けと言う感じでしたが、今回はファミリー向け要素が強い気がします。途中ありえない展開がいっぱいですが。


ある絵描きさんにこの前売特典をひねり出した張本人、7号またはナナちゃんの写真を見せたら「日本なら絶対ありえないデザインだよね。」と面白がっていました。


少林サッカーのキャッチコピーも「ありえねー」だったので、正解だと思います。


異なる質感の取り合わせが素敵です。


最近では香港映画で唯一スーパーヒットを連発しているアイツのやる事は、やはり一筋縄ではいかなかった。


http://www.miracle7.jp


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2008年01月30日

『チーム・バチスタの栄光』@東宝試写室

現役医師の書いたベストセラーを映画化した、リアルかつコメディ要素も入った医療ミステリーが2/9より公開になります。ちょっとお先に見てきましたよ。


成功率60%という難易度の高い心臓の手術で数多くの命を救ってきた神の手を持つ“チーム・バチスタ”の7人。しかし突然3回連続して術中死が発生。これは事故か、殺人か?


竹内結子さん演じるノンビリ女医師と、阿部寛さん演じる変人だが切れ者の厚生省役人。この2人が病院内で捜査を始めると浮かび上がってくる恐ろしい事実……。


阿部寛さんは始まって40分くらい経たないと出番がないのですが、出てきた途端、物語が急展開していきます。悪い人か良い人なのか分からないほどの怪演で、インパクトは計り知れません。


それに対して竹内結子さんはわざと、のほほーんとした打っても響かないくらいの凡人役なので、阿部さんとのギャップが凄すぎて笑えます。


このコンビで海堂尊(かいどう たける)原作の同シリーズ作品も映像化できそうな感じで、今後も楽しみ。


監督は中村義洋さん。この監督さんの作品は何故か、僕を引き寄せていて、今後も気になる人。


ぴあフィルムフィスティバルで準グランプリを取った時に僕が観客として見に行ってたり、チケットが当たって見に行った『ローカルニュース』と言う映画がこの人のデビュー作だったり、評判が良いから見に行った『アヒルと鴨のコインロッカー』はこの監督の代表作になったり。


けっこう映画もなかなか縁がなくて見てない作品とか、別に気にしてなかったけど調べたらこの人の作品ばっかり見ていた……なんてことありますよね。不思議。



『チーム・バチスタの栄光』@東宝試写室 on 映画感想 : 20:06 | コメント (0) | トラックバック

2008年01月13日

『L change the WorLd』完成披露試写会

けっこう前ですが、見てきましたよ。


Lのちょっと意外な面が見れますね。今までマンガでもアニメでも映画でも見られなかった姿……ママチャリ爆走とか(笑)。


しかしこの映画のTVCM、最近始まりましたが上手すぎる。


ストーリーがぜんぜん分からない。Lのキャラだけで成り立たせている。


それなのに見たくさせる。


CMってこういうもんだと思いますね。


そうそう、このスピンオフ、デスノートという題名がついていない事でわかるように、ほとんどノートが出てこない。


その代わりもっと大きな、現実的な恐怖があるわけなのですが、それにノレるかノレないかでけっこう評価は分かれそうな気がします。


松山ケンイチ君のLがこれで見られなくなってしまうのは凄く悲しい!! ぜひもう一本作って欲しいなあ。


ちなみに彼がクラウザーさんを演じる映画版『デトロイト・メタル・シティー』にも期待してます。歌手デビューなのか?


松ケン伝説は衰える事を知りませんなぁ。



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2007年12月19日

『スウィーニー・トッド』@完成披露試写会

今週末よりアメリカ公開、2008年1月19日より日本公開の話題作、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』を見てきました。

『チャーリーとチョコレート工場』や『コープス・ブライド』、そして古くは『シザーハンズ』のゴールデンコンビ、ジョニー・デップ主演とティム・バートン監督の新作ですね。

なんかポスターを見たら、ほとんど暗ーい灰色に鮮やかな赤、剃刀は光ってるし、デップの表情が怖いけど……実際の映画は笑えるシーンもあって楽しいのかなと思いますよね。だってもともとはミュージカルは訳だしね。ハハハハなんて。

でもね、今回は本物なんです。ついに2人は本当の怖さ、哀しみを表現したのです……。

実在といわれるロンドンの恐怖の理髪師を、ジョニー・デップが目を赤くして熱演。ヘレナ・ボナム・カーターのエキセントリックな演技も相乗効果をあげ、切り裂く剃刀、飛び散る鮮血、ドサドサ増える被害者……。

最近の『ソウ』などのホラーを見ている人なら大丈夫ですが、知らずに見るとビックリですね。

こんなデップは初めて。いろんな意味でショッキング。

ゴールデングローブ賞にもノミネートされ、話題となっていますが、覚悟してみてくださいね。

キャッチコピーがまた、いいですね

「いらっしゃいませ。そして、永遠にさようなら」

http://www.eigaseikatu.com/title/18429/

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『スウィーニー・トッド』@完成披露試写会 on 映画感想 : 16:56 | コメント (1) | トラックバック

2007年10月21日

『ホステル2』と『ローグ アサシン』

新宿に出かけたら、ふいに衝撃的な映画が見たくなり、『ホステル2』を見てしまいました。

1作目は見ていないのですが、予想を裏切ってちゃんと物語になっていた。ちゃんと映画だった(笑)。

ある女子大生3人組がスロバキアのスパリゾートに遊びに来たら、一人、一人と誘拐され、大金持ちの殺人ショーの餌食になってしまうという恐ろしい物語。

サスペンスやジャパニーズホラーなら映画館でも見るのですが、スプラッターとかゴア系は最近あまり見ていなかったのでご無沙汰でした。『ドーン・オブ・ザ・デッド』や『ランド・オブ・ザ・デッド』以来かな?

頭のいい監督が作るとホラーも皮肉や笑いが織り込まれて、ちゃんとスクリーンにふさわしい作品になるのだなぁと感心。

プロデューサーにクエンティン・タランティーノが名を連ねていたり、前作には三池崇史が出演していたのでこのシリーズを気になっていましたが、やっぱり予想通り痛いシーンは痛く、目を背けたくなる出来栄え。

それでもちゃんと伏線を貼っていたり、じわじわと恐怖感を煽る演出はさすが注目されているイーライ・ロス監督。しかも怖がっていいのか笑っていいのか迷うような、微妙なところをついてくるシーンもあり一筋縄ではいきません。

また、タランティーノ監督作『デスプルーフ in グラインドハウス』との共通点なんかも探してみると面白いですな。

あと『ローグ アサシン』をその後に見たのですが、ジェット・リーが強すぎで、ジェイスン・ステイサムの話す日本語は聞き取れませんでした……。

そしてこの2本はどちらもライオンズ・ゲート製作。なんかあの機械仕掛けのゲートが出てくると「もう劇場から逃げられない。覚悟しなければ……」という気になります。


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2007年10月14日

「バイオハザードIII 」完成披露試写会@読売ホール

見てきましたよ。バイオハザード最新作。

アメリカではシリーズ最高のオープニング成績でヒットを飛ばした話題作。

今回は感染がアメリカの広範囲に広がったり、猛スピードで獰猛なゾンビ開発に成功(?)したり新たな展開が。

原題にはExtinctionという「消滅」を意味する副題がついていますが、さてどうなんでしょうねえ(笑)。

また前作・前々作で見たことのある舞台が登場して、あらたなアンブレラ社の悪巧みが……。

それにしてもミラ・ジョボビッチ扮するアリスは痛めつけられたり水槽に全裸でつけられたり、ほんと大変な目に会いますね。かわいそう。

ストーリーはここまで来ちゃったか、ついに……という感じですが、ミラ・ジョボビッチの美しさや頑張りで楽しく見られます。愛するものを奪われ、孤立無援になればなるほど、強く美しくなる。

彼女なしではこのシリーズもここまで続かなかったでしょうね。今後の更なる活躍に期待です。

http://www.eigaseikatu.com/title/18161/

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2007年09月03日

「オリヲン座からの招待状」予告編

原作/浅田次郎、主演/加瀬亮・宮沢りえの映画、『オリヲン座からの招待状』という映画が11月3日から東映系にて公開されます。

その予告でこんな台詞が映画館・館主を演じる宇崎竜童の声で流れます。
「わしらの仕事、盆も正月もあらへん。おんなじ写真、何べんも何べんも見なきゃあかん」

そうなんですよねぇ。本当に年中無休だし、同じシーンを目に焼きつくぐらい見ちゃうんですよね。台詞を覚えちゃいますよ。

一本通して見るわけじゃないですが、ワンシーンに関しては何度も何度も世界中で1番見てるんじゃないかと思うほど。

しかもこの映画に出てくる映画館はシネコンじゃなくて、むかーしから町と一緒に生きてきた歴史ある小屋。

しかし時代の移り変わりと共に観客数が減ってゆくオリヲン座。それを守るために、ある男が必死で頑張る姿……。そして淡い恋も……。

世界的ピアニスト上原ひろみさんのピアノと共に胸に迫ってくるわけですね。

日本の映画スクリーン数は毎月ドンドン増えているわけですが、それはほとんどが10スクリーン以上を持つシネマコンプレックス。町の小さな劇場はそれに押されて確実に消えています。

この映画が地味でもじわじわと心に残る良い作品で、見た人が「派手なシネコンもいいけど、地元のノンビリした映画館もいいなあ。」と思ってくれたらと予告を見るたびに思います。


http://www.orionza-movie.jp/

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2007年08月19日

『長江哀歌』@完成披露試写会

かなり前に見たのですが、先日から公開されたのでちょっと思い出しながら。

中国の若き巨匠ジャ・ジャンクーの最新作で、中国で実際にダム建設によって沈む町を舞台に、そこへ人探しにきたある男女を通して描く、2006年ベネチア国際映画祭グランプリ作品。

決してスターやすごい美人さんなど出てきませんが、素人のなんとも味のある演技や、ハッとするほど美しい水墨画の様な風景、そしてエッ?と思うような監督のいたずら心も映画の魅力となっています。

ダムを作るために町が消え、100万人ともいわれる人々が移住するという国家的プロジェクト。その中で翻弄されながらも人々がたくましく生きる姿を描いていて、思い返すたびにそのパワーと美しさにしみじみとしてしまう映画です。

http://www.eigaseikatu.com/title/18516/

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2007年08月07日

『HERO』完成披露プレミア試写会@日本武道館

あのキムタクの伝説のドラマを映画化! 『HERO』の完成披露プレミア試写会に行ってきました。

一般向け試写会はこれ一回きりだったようで、20万通から選ばれた5千人が招待され、熱気ムンムンでした。

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僕の居たところは劇場関係者のエリアだったので、他のエリアに比べて異常に男性のパーセンテージが高く、その分テンションは低め。

しかしアリーナなんてもう、ジャニーズのコンサートでは必項アイテムの“デカうちわ”や“ミニ横断幕”を持った女子たちの、爆発寸前の鼓動がこちらにも伝わってきそうでした。

まず、映画を見てから舞台挨拶を行うということで、フジテレビ笠井アナウンサーの挨拶の後、映画がスタート。

実は一回もドラマを僕は見たことがなかったのですが、けっこう楽しめました。6年前のドラマ放送時はまだ脇を固めていたキャストたちも、今では連ドラの主役を張るような大物。そんな俳優がゾロゾロ出てきてもったいないくらいのキャスティング。

そして韓国のシーンではあのイ・ビョンホンも顔を出し、いい台詞を決めてくれます。

そしてストーリーはネタバレになるので書きませんが、映画のラスト、客席ではキムタクファンのものすごい叫び声が日本武道館を包みました。

いやー、あれは凄かった。あの、ラストの絶妙の間……。


ということで映画が終った武道館は異常な興奮状態。その中で舞台挨拶が始まり、いきなり木村拓哉登場!

失神しないでねってくらい、キムタクの見た方向の女子たちが狂喜乱舞。

こっち向いたら、こっちキャー!!
あっち向いたら、あっちキャー!!

続いて松たか子、阿部寛、大塚寧々、勝村政信、小日向文世、八嶋智人、角野卓造、児玉清という、劇中での東京地検城西支部のメンバー総集結。

さらに被害者の恋人役・国仲涼子、バーのマスター役・田中要次、城西支部守衛役・正名僕蔵、そして鈴木雅之監督の総勢13人。

こんなに集まる舞台挨拶って珍しいんじゃないでしょうか?

そのときキャストが喋ったコメントなどは、今日のワイドショーやスポーツ新聞などで見てもらったらいいと思うのですが、この映画、すこーし前回のドラマスペシャルや、テレビシリーズに繋がっているので、見ていない人や見ても忘れちゃった人は復讐しておくと、さらに楽しめます。中井貴一や綾瀬はるかの役は前回から繋がっています。

てことで、たまにはフツーの劇場ではなくて完成披露試写会で、出演者の超熱狂的ファンと見るのも、なかなかえいがな。

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2007年07月27日

『トランスフォーマー』@UIP試写室

いや、まじめにこの映画すごかった。

男の子なら、全員見たほうがいい。

女の子は男の子と一緒に見ると株があがる。

そんな映画かな?

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2007年07月12日

『私たちの幸せな時間』@ショウゲート試写室

韓国で女性にカン・ドンウォンに似た男性を紹介すると、一生感謝されると言う話を聴いた事があります。

そのくらい韓国ではイケメンの代名詞らしいですよ。カン・ドンウォンって。

いままでのカン様(?)は『彼女を信じないで下さい』では髪が長めだったり、『オオカミの誘惑』では短めだったりしますが、今回は囚人役なので髪をばっさり。

しかも死刑囚を演じる話題作、『私たちの幸せな時間』を見てきました。

チラシとかプレスが白を基調にした綺麗な感じだったので、女の子向けのちょっとロマンチックな話なのかなと思いきや、けっこうちゃんと死とか生を正面から見つめた骨太なつくりの作品でした。

残された時間が短いからこそ、生きることが身近に感じられるような物語。

観終わると、人生悪い事ばかりじゃないなと思える、素敵な作品でした。


ちなみに『デュエリスト』のときは長髪でした。ズラですが。


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2007年06月17日

『憑神 つきがみ』@東映試写室

作家・浅田次郎氏の作品が色々と映画化されていますが、1番成功した作品はやはり『鉄道員(ぽっぽや)』ではないでしょうかね。

その『鉄道員』の監督、降旗康男さんが再び浅田文学をスクリーンに映し出した新作がまもなく公開。

題名は『憑神 つきがみ』。

主演は監督の「若くて才能あるこの人とぜひやりたい」という指名で実現した妻夫木聡くん。

幕末武士が自分の生きる道を悩んでいると、3人の厄介な神様にとり憑かれてしまい……という今までにない苦悩する役に挑戦し、ちょっと笑えて感動できる演技を披露しています。

降旗監督といえば高倉健さんの主演作が多いのですが、これは肩の力を抜いて楽しめる娯楽作。

ラストシーンには特別ゲストも出ますので、お楽しみに!

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2007年06月06日

『舞妓Haaaan!!!』@東宝試写室

『舞妓Haaaan!!!』がもうすぐ公開されますね。

脚本家・宮藤官九郎の最新作。京都を舞台に、舞妓しか愛せない男の怒涛の半生を、超ハイテンションで描いています。

しかも阿部サダヲ初主演映画。そして植木等さんの遺作でもあります。

堤真一、柴咲コウの2人が阿部サダヲのありえないテンションに乗せられて大変なことになっています。

主題歌は「お・ま・え ローテンションガール」で、歌っているのは主役の2人が絡む “グループ魂に柴咲コウが”です。笑えます。これで2回めの紅白を狙っています(嘘……たぶん)。

しかしこの題名、すごいですよね。

舞妓の次が「H」、
そして「a」が4つも。
「n」の次には
「!」が3つも。

間違えちゃいそうです。

そういえばこの前公開した映画と間違えちゃいそうです。
『チンギスHaaaan!!!』
正しくは『蒼き狼 地果て海尽きるまで』ですね。

そういえばラーメンに付けるか付けないか迷っちゃう物にも似てますね。
『半チャーHaaaan!!!』。
ホント迷いますが、腹八分目が理想。

しかしこんなブログばかり書いてると、読者のみなさんに突きつけられそうですね。
『三下りHaaaan!!!』。
でもこの調子で書いてきますよ(笑)。

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2007年06月01日

『ゾディアック』完成披露試写会

デビッド・フィンチャー監督最新作『ゾディアック』をこの前見ました。

1969年に実際に起こった劇場型殺人の走りとも言うべき事件の映画化で、暗号を新聞に載るよう送りつけたり、人気キャスターと生中継で会話をしたりして世間を騒がせ、現在も未解決のままなんです。

刑事だけでなく、新聞の挿絵を書くイラストレーターも個人的に犯人探しをして、どんどん真実に近付いてゆくが……という見ているこっちまで犯人を追っていってしまう、本当にドキドキする映画。

けっこう上映時間は長めなのですが、物語に引っ張られてあっという間です。

監督のデビッド・フィンチャーもこの作品を撮ってゆくうちに、犯人の手がかりを見つけて警察に提出したとか。

犯人はこの映画を見るのかな? かなりオススメです。


フィンチャー監督作品では『セブン』も怖かった……

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2007年05月03日

映画の審査について『世紀の光』『ツォツィ』

●アピチャッポン・ウィーラセタクン(Apichatpong Weerasethakul)というタイの監督さんがいます。

彼の作品は本国ではあまり上映されていないようですが、カンヌ映画祭や日本のフィルメックスで上映されて評価が高く、まだ若い監督なのにハッとさせるような美しく、そして奇妙な気持ちにもさせる才能をもった人です。『ブリスフリー・ユアーズ』、『トロピカル・マラディ』どれもフィルメックスで好評でした。残念ながら日本では映画館では配給先が決まらず、掛かっていないのですが。

前回の東京フィルメックスにて僕も彼の最新作『世紀の光』(SYNDROMES AND A CENTURY) を見ましたが、計算されたカメラワークが独特の雰囲気をかもし出していて、しかも別のシーンとシンクロするところがあったり、特にビックリするような話でもないのに見入ってしまう不思議な映画でした。

この作品も日本では公開されないのかなと思っていたら、本国タイでは政府の国内上映審査の際にフィルムが没収されてしまい、身動きが取れなくなったのだとか。

タイでは日本と違い、政府がフィルムの審査をしていて、今回はシーンの削除をする事を条件に上映を許可したのですが、監督が拒否したところフィルム没収になってしまったとのこと。

いま彼のサイトでは署名運動なども行って返却を求めています。

アピチャポン本人のサイト
http://www.kickthemachine.com/works/Syndromes.html

署名ページ
http://www.petitiononline.com/nocut/petition.html

●日本でも上映の規制に関しては話題になることがありますが、最近では南アフリカ映画『ツォツィ』が映倫の審査でR-15指定作品(15歳未満、中学生以下の鑑賞禁止)となりました。

この作品のストーリーは、命を大切にしない若者があることをきっかけにして自分の生き方を見直し、成長してゆく……というもの。ぜひ10代の若者に見てもらいということで再審査請求をしたが却下されたそうです。

たしかに冒頭での暴力シーンはあるのですが、こうやって再審査を請求する事自体に意義があり、それが話題にもなってゆくので興味深いですね。

実際に作品はとても丁寧に作られた成長物語で、アカデミー外国語映画賞にも輝いた秀作です。

http://www.eigaseikatu.com/title/17633/

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2007年04月10日

『俺は、君のためにこそ死ににいく』@東映試写室

先日東映試写室で見てきました。

監督 : 新城卓
出演 : 徳重聡 窪塚洋介 筒井道隆 岸惠子

特攻隊の母と呼ばれた鳥濱トメさんの話を元に描かれた、青年たちの物語です。特攻隊という、飛び立ったら戻れない究極の作戦を遂行して散っていった男たちを熱く描いています。やはり死と隣りあわせなのでかなり泣かせる話が満載です。

この映画、かなりお金がかかっていて製作費18億! そこらへんの日本映画の3倍ぐらい!? 

特撮がものすごく良く出来ていてびっくりします。隼という戦闘機に乗って旅立つのですが、飛ぶ姿が美しい!! 突撃シーンもその激しさに目を細めてしまうほどリアル。

5月12日公開なのでこれから盛り上がってゆくのでしょうね。

そう、なぜこの映画を今まで東映が大々的に宣伝出来なかったかというと、製作総指揮&脚本の方が忙しかったから。

都知事選で……。

というわけで、鳥濱トメさんが石原慎太郎氏にだけ色々と話してくれたエピソードを映画にしたのがこの作品なわけで、いままではちょっと情報を出し渋っていた感じ。

これからガンガン宣伝して盛り上げてくれるそうなので、映画も他の作品に圧倒的な差をつけて“当確”宣言して欲しいです!


http://www.eigaseikatu.com/title/17694/

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2007年03月01日

『孔雀 ―我が家の風景―』

久しぶりに見た映画の感想など。

中国映画界で『紅いコーリャン』や『さらばわが愛/覇王別姫』などの名作を、撮影監督として担当してきたクー・チャンウェイ氏の初監督作を見てきました。

『孔雀 ―我が家の風景―』という題名で、文化大革命後の中国を舞台に兄・姉・弟の3人の生き様を描くドラマです。この物語、けっこうビックリするような事がいろいろ起こるのですが淡々と描いていて、人生って当時はすごく大事だと思っても過ぎてしまえば意外といい思い出になってしまったりするのだなと、日々の緩やかな流れを感じるよい作品でした。

第55回ベルリン国際映画祭では審査員特別賞と銀熊賞をダブル受賞していたり、国際的評価も高く、中国のある時代の庶民を時に優しく、時に鮮烈に切り取っています。

なぜこの作品の題名が孔雀なのか、最後まで見ると分かりますよ。

http://www.eigaseikatu.com/title/16957/

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2006年12月05日

東京フィルメックス『世紀の光』『黒眼圏』

先日、第7回東京フィルメックスの最終日に行ってきました。

ツァイ・ミンリャン監督の作品が上映される所にはほとんど行くようにしているので、今回も最新作『黒眼圏(くろめけん)』を見るために。

でもせっかく仕事が休みだったので、アピチャッポン・ウィーラーセタクン監督の『世紀の光』も見ました。この監督、タイの若手監督としてはかなり評価されていて、カンヌ映画祭にも出品されていたりするのですが、日本では過去3作品全てフィルメックス上映以外、一般の劇場では公開されていません。

なので僕もはじめて彼の作品を見ましたが、すごく新しい感覚の映画で驚きました。同じ台詞や同じようなシーンが2回出てきたり、不思議なカメラワークを使ったり。物語はゆったりと進行してゆくのに、映画が2重構造になっていてハッと気付かせる、いままで感じたことのない映画でした。

日本でもこの監督の前2作をどこかでまとめて公開したりしないですかね。まずは僕の中に早く監督名を浸透させなければ。アピチャッポン・ウィーラーセタクン、アピチャッポン……。

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真ん中がアピチャッポン監督


そしてクロージング上映の前に各賞の発表がありました。
■ 最優秀作品賞
「天国へ行くにはまず死すべし」(監督:ジャムシェド・ウスモノフ)
■ 審査員特別賞 コダック VISION アワード
「アザー・ハーフ」(イン・リャン監督)
■アニエス・ベー アワード
「オフサイド」(監督:ジャファル・パナヒ)

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受賞者と製作関係者、そして審査員


そのあと『黒眼圏』の上映があったわけなのですが、これがまたツァイ監督ならではの美しくて静かで、そして独自の長回しが色々な意味で堪らない作品でした。けっこうドラマチックな物語のはずなのですが、彼の映画はよーく見ていないとその意味さえ分からないので、静かにじっくりと流れゆく映像を眺めていると極上のラストへと導いてくれる、風景画のような作品です。

監督の生まれ故郷マレーシアで撮影され、ツァイ組常連であるリー・カンションとチェン・シャンチーが出演。今回はチェン・シャンチーさんがティーチ・インにいらしていました。映画では飾り気はないし、アップになることもなく、熱くて狭い屋根裏で暮らす女性を熱演していますが、舞台では白いドレスで美しかったです。ため息。

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2006年11月22日

杉作J太郎まつり

先日、多摩映画祭で行われた『怪奇!! 幽霊スナック殴りこみ! 』『任侠秘録人間狩り』の2本の上映に行ってきました。
某イベントで予告編を何度も見ていて、いつかこの映画と出会う日が来るに違いないと思っていましたが、その機会は多摩映画祭と言う形で訪れました。

前回僕が多摩映画祭に行ったのは『太陽を盗んだ男』『シベリア超特急』『幻の湖』というショック死しそうな3本立てだったのですが、今回の企画も素晴らしくて、多摩映画祭のスタッフはかなりヤバイです。

『怪奇!! 幽霊スナック殴りこみ! 』は全く予想のできないごった煮感覚のエンターテイメント作品で、たまに出てくるサブカル系の豪華ゲストが作品のスパイスになり、かなり楽しんでしまいました。出演している女の人は全員とっても綺麗で、男の人は全員とってもむさ苦しいメンツなのがJ太郎監督ならではでナイスです。

また『任侠秘録人間狩り』も新宿~熱海の大ロケーションを敢行した大作らしく(?)旅行気分もちょっと味わえ、タイトルになっている人間狩りについては中盤で関係なくなってしまうという、こちらも予測不可能で興味深い作品。主演の飯島洋一さんのキャラクターと、昭和の匂いのする演出がたまらない1本です。

上映後には杉作監督と『任侠秘録人間狩り』主演の飯島洋一さん、さらに男の墓場プロの面々が登壇し、爆笑のトークショウが。さらにその後にはサイン会が行われ、男臭ムンムンなアツイ夜になりました。

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杉作監督と出演者の皆さん

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司会の中野ダンキチさん(写真左)は朝からご自身のイベント「ブラボー映画祭」でも司会して大活躍。
杉作J太郎監督(写真まんなか)のトークが絶好調で開場は爆笑の渦に。ここでは載せられないような話も。
『戦争の犬たち』や『戦場のメリークリスマス』にも出演の銀幕スター、飯島洋一さん(写真右)も登場!

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男の墓場プロダクションの若手に虐待を加える杉作監督。

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出演もしている映画ライター、ギンティ小林さん(写真右)が2作品のDVDを強力プッシュ!

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DVDを買うと、杉作監督次回作の製作費へダイレクトに流れます。

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飯島洋一さんを銀幕へ久々に登場させた杉作監督の熱意溢れるトーク。

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トークの後はサイン会。1人1人サインに応じる杉作監督。

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ファンにイラスト付きサインをする杉作監督へ「漫画家に転職したほうがいいんじゃない?」と突っ込む飯島氏

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上手くできました!とオリジナル・キャラ、親波レイを披露する杉作監督。

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2006年10月19日

『虹の女神 Rainbow song』@東宝試写室

映研の話で岩井俊二プロデュースと聞いてかなりの期待を抱き、公開直前ですが見てきました。

上野樹里ちゃんはやっぱり、『スイングガールズ』でもそうでしたが、こういうサバサバした女の子が上手い。でもちゃんと内に秘めた恋心も表現できて、売れっ子だけはあります。

市川隼人君は顔が幼いのにちょっと低くてハスキーな声。どこで聞いても彼の声だとすぐ分かる。

僕も映研だったし、熊澤尚人監督も、岩井俊二監督も大学で自主制作映画をやっていたクチ。

だからこの映画に出てくる8mmフィルム、フジカZC1000などちょっとマニアックな自主制作映画の匂いがプンプン。

まるで東宝試写室が、映画研究部文化祭上映会の会場になったかのような雰囲気になりました。

しかしこの熊澤監督、ただモンじゃないですね。まるで岩井俊二監督作品といわれても全くおかしくないクオリティ。そして編集も彼がやっているようですが、岩井俊二そっくりにわざとしているんじゃないかって思ったほど似てて、しかも全然無駄がない。前作はホラーなのにこんな泣かせる映画作って、才能感じます。

8mmフィルムもカメラもどんどん生産終了が相次ぎ、全国の映画研究部もビデオやデジタル機器で映画を作っている時代……。我が母校の大学では昨年の上映会に行ったとき、部員が少なくて廃部になるかもと現役たちが嘆いていましたが、もうすぐ文化祭シーズン。とっても心配です。
映画研究部よ永遠に!

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2006年09月14日

『日本以外全部沈没』@シネセゾン渋谷

秋雨の水曜日。

ちょっと肌寒いくらいの渋谷。

映画館のチケット売場で「独り……」と呟く――。

係員「『日本以外全部沈没』ですね。水曜サービスデーで1000円です。整理番号174番になります。入場は整理番号順に上映15分前から……」

えぇえええー!なんで1時間前にチケット買ってるのに174番なの!?
水曜はどなたでも1000円とはいえ驚愕ですわ。さすが64億420万人(日本人以外)に捧げているだけあって、『日本沈没』とはスケールが違いますね!! 観客は日本人ばかりでしたけど。

ポスターからしてあんなに原典とか監修をした人が大きくかかれているポスター初めて見た。監督や主役の3倍ぐらいデカイ。

作品内容もすごいですよ。世界地図からどんどん国が消えていくんです。自由の女神や凱旋門もズドーンと海に沈んでいました。とてもダイナミックに。しかも各国首脳が集うバーが出てきたり、オスカー俳優が落ちぶれたり、ブルース・○ィリスが出前したり、村野武範が踊ったり、監督が変身したりします。

いやー、『日本以外全部沈没』ってトッテモ恐ろしいですね。

その噂を知ってか知らずか、僕はギリギリ座れましたが立ち見も出て、係員が座布団配ってました。

しかも何故か係員の中に知ってる顔が……。ダンキチさん、“車”じゃなくて“中野”ダンキチさんじゃ、あ~りませんか! 何してるんですか!! なんかグッズ売ってるし?

なーんて。知ってたけどね。ブログとか読んでたし(笑)。ダンキチさんの考案した『日本以外全部沈没』コラボレーショングッズが結構売れてました。いつも僕がやっているような売り子をしていました。あんなに僕はお客さんに喋り掛けませんけど(笑)。

てことで、もういまや『日本沈没』の話題があがれば必ず出てくる『日本以外全部沈没』。どのようにしたら日本だけを残して他の全てが沈没できるのか、劇場のスクリーンでお確かめ下さい。9/23(土)からはモーニング上映も9:45スタート(シネセゾン渋谷)するらしいので、朝から沈没してみてはいかがでしょうか。きっと素敵な1日になります。

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2006年09月12日

『ただ、君を愛してる』『ユナイテッド93』『東京失格』

ちょっと前のことになりますが、1日3本立てで映画見ました。

そう、僕は仕事の時も、休みの時も映画館なのです。

●1本目は『ただ、君を愛してる』という東映で10月28日より公開の映画。『いま、会いにゆきます』の市川拓司原作。泣きました。宮崎あおいちゃんが最高なんです。彼女の演技力と可愛さがみっちり詰まった映画でした。玉木宏のとぼけた演技も映画のテンポを作っていて良かった。できればストーリーを全く知らずに見ると、号泣してしまう映画です。

http://www.eigaseikatu.com/title/15450/

●2本目は『ユナイテッド93』。9・11は昨日でしたね。5年前に起きた事件をできるだけ事実に沿って作っただけあり、緊迫感がただものではなかった。実際もこんな感じだったのだろうなと、少し距離感を持って見ないと、あまりにも迫力があって辛い。無名な役者さんを使った事や、演出などとても上手くて完全に飛行機に乗り合わせた気持ちになってしまう。言葉をなくす映画でした。

http://www.eigaseikatu.com/title/15687/


●3本目は『東京失格』。久しぶりにシネマアートン下北沢に行きました。いまやインディーズ映画のメッカみたいになってますね。僕が行った日は楽日近かったので満席。急遽作られた補助椅子で見ました。

いやー、なんというか、こう来るかーと思いました。年齢的に30代ってもう大人でなくてはならない年頃な訳です。20代から世間的には大人なんだから。僕もその30代になって大人を要求される場にあって、でもなんだか大人になりきれない。そんな気持ちを代弁してくれる映画でした。

監督さんは井川広太郎さんと言って、前も紹介しましたがこの作品で長編監督デビュー。ちょっと篠原哲雄監督に風貌が似ていると密かに思っています(笑)。このたび、カナダの第25回バンクーバー国際映画祭ドラゴン&タイガー部門(コンペディション)にこの作品で正式出品が決まったそうなので、いい知らせアンド凱旋再上映なんてあるかも!? そしたらまた見に行かないと。

http://film.m78.com/lostintokyo/

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2006年08月26日

『時をかける少女』(06)

原田知世主演、大林宣彦監督で大ヒットした青春ファンタジーがアニメで復活!

といっても全く期待してなかったのですが、なんだかアニメ好きやコアな映画好きな方々がやけに盛り上がっていた為、見に行ってきました。

場内に入ってビックリ。席がほとんどない……。160席ほとんど満席。しかも若者ばかり。

盛り上がっているというのは本当だったんだ~と思いつつ、なんとか無事席を確保し鑑賞。

もう、ウルウルでした。いやー素晴らしい。

最初はなんか主役の声優が微妙だな……ぶっきらぼうで……と思っていましたが、次第にそれも良い感じに馴染み、中盤に差し掛かる頃には笑い、後半になるにつれて感動の嵐。

脚本がうまいんですよ。演出も細田守という監督さんがしているのですが、今回はすごく合ってました。『ワンピースTHE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』でもちょっと癖のある線の細い絵でなかなか面白かったのですが、今回はそれがすごくいい感じにマッチ。

もう、同じ日を何度も繰り返すことで、先が読める。だから危険を察知したり、先を見越したり……。

それでもどうしようもなくって、爆笑し、切なくて涙し……。

今年の夏、一番の拾いモノでしたよ。


それにしても原作者の筒井康隆さん、これからも楽しみな映画化が多いですね。

アニメ化するのは『パプリカ』、そして実写化は『日本以外全部沈没』!

『パプリカ』はヴェネチア映画祭コンペディション出品決定で、僕も平伏すほど驚いた『千年女優』の今 敏監督最新作ですから期待せざるを得ません。

そして『日本以外全部沈没』は、33年前の大ヒット映画『日本沈没』の主役2人がひさびさに競演してたり、話題は尽きない娯楽作ですよね。しかも同じブログ仲間のダンキチさんが公式キャラクターグッズを作っちゃってます。

そんな乗りに乗ってる筒井作品。目が離せません。

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2006年08月16日

『UDON うどん』@東宝試写室

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『踊る大捜査線』シリーズのスタッフが放つ、心温まるウドン・エンターテインメントってことで、日本映画を変えた本広克行監督の新作を見てきました。

うどんブームを盛り上げていった実在の人々を面白おかしく、そしてチョッピリ泣かせる演出で作り上げた、うどん狂想曲。

この映画のポスターにその面白さのヒントが。


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『交渉人 真下正義』のユースケ・サンタマリア主演だけあってこんな人も出てくるんですね。左が寺島進、右がアリキリの石井正則。


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この3人って、監督の前作で出てきたSF研究会のメンバーでは?


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左上は江守徹、真ん中は……本広監督!?


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真ん中のメガネ掛けた人って、亀山プロデューサーじゃん!


なーんていう発見が映画の中でもいっぱいありますので、お楽しみに。

8/26より東宝系にて公開です。

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2006年07月23日

『僕の、世界の中心は、君だ』試写

最近、韓国の映画を日本がリメイクしたり(『八月のクリスマス』)、

日本のTVドラマを韓国で作り直したり(『私の頭の中の消しゴム』)、

韓国の映画をハリウッド版として装いも新たに生まれ変わらせたり(『イルマーレ』)、

いろいろな国でバージョン違いが生まれていますが、今回は日本の大ヒット映画が、今一番アツイ恋愛ドラマの国、韓国で……。『世界の中心で、愛をさけぶ』韓国版です。

『猟奇的な彼女』のチャ・テヒョンと、「オールイン~運命の愛」などに出演しこれが映画デビューとなるソン・ヘギョ。2人が日本中を涙で濡らしたあの物語を韓国アレンジで見せてくれます。

すごくシンプルなつくりで、日本版では世界の中心がオーストラリアだったのに対し、韓国版は“君”ということでずっと身近なテーマに。成長した姿もチャ・テヒョンが演じています。でも基本的なストーリーは同じなので安心して見てられます。それにしてもチャ・テヒョンって本国では超セレブなはずなのに、全然気取ってなくて、“お隣に住む青年”っぽいところがすごいと思う。

また、本編や少し前までの予告編ではテーマソングというものがなかったのですが、先日映画館で新しい予告編を見てビックリ! 平井堅の「瞳をとじて」が韓国語カバーされているではありませんか!! 調べたら歌っているのは主演のチャ・テヒョン。 “ひらいけんじ”じゃありません!!

僕の見た試写のプリントでは流れなかったですが、もしかしたら全国公開するバージョンにはチャ・テヒョンの歌う「瞳をとじて」がエンディングテーマになっているかもしれませんね。またはイメージソングかな?

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2006年07月11日

『カーズ』@日比谷スカラ座

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ラジエーター・スプリングスの住民になれました!!

日比谷スカラ座では先着で映画『カーズ』を鑑賞のお客さんに住民票がもらえるんです。

それを聞いて公開してすぐ見に行ったのですが、ゲットできました。特に身分証明書や戸籍の写しや発行料は必要ありません(笑)。

先着なので、いまはもう有るかどうか分からないですけど、日比谷スカラ座のみのサービスらしいです。

映画のほうもさすがのピクサー。

ポスターだけでは分からないキャラクターの生き生きとした動き、
ピッカピカの車体に映りこんだ光の美しさ、
そして忘れられたものたちの、忘れられないストーリー……。

この夏、誰にでも進められる作品NO.1じゃない?と思うほど。

夏の終りがクルマでに、必見です!!

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2006年06月04日

『日本沈没』@東宝試写室

我が家の近くでは最近、昼夜関係なく道路工事中なので、地震が絶えません。

本当の地震が来ても分からないと思う。寝てると思う。

この映画は日本近海の地盤が急激に動き始め、北海道が半分に割れ、本州も亀裂が入り、大きな津波に襲われ一部水没、そして……という恐ろしい日本沈没を描いた作品。

小松左京原作のベストセラーが再度映画化されたわけですが、今回は平成ガメラシリーズの特技監督で、(監督デビューは『ミニモニ。じゃムービー』で、)最近では『ローレライ』をヒットさせた樋口真嗣監督ということでかなりCGなど気合入ってました。

地盤が崩れ、車が爆発し、火山灰が降り注ぐ町や、水没した繁華街など、口があんぐり開いてしまう映像と、柴咲コウ・草なぎ剛の2人が演じる切ないラブストーリーが絡み合い、超エンターテイメント大作に仕上がっていました。

でもちゃんと樋口監督ったら、お茶目に身近な人間をカメオ出演させたりして、ちょっと笑えるシーンも抜かりがありません。

もうすぐ関東でも大きな地震が来ると、いつも言われているような気がするここ数年。

この映画が公開される7月15日までは起きないでほしいですね。

なぜならこれを見て、来るべき事態に備えなければいけないからですよ!!


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プレスと一緒に貰った毎日新聞の特別広告!

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2006年05月21日

『トリック劇場版2』@東宝試写室

あの凸凹コンビが帰ってくる……。

今やNHK大河ドラマ「功名が辻」主演、CM女王、CDも発売、年末の大作映画『大奥』主演決定! と超大忙しの仲間由紀恵さんがはじめて連続ドラマを演じたのがこの「トリック」だったそうです。

そして阿部寛さんがコメディ演技を開花させたのも、この「トリック」。最近は仲間さんと同じく、漫画のTVドラマ化で教師役を好演し、また大人気になりましたね。

この2人が、(特に上田の1部分が?)さらに大きくなって今回の劇場版2が出来たわけですから、それはもう、かなり楽しみでした。TVシリーズのDVD化で最高の売上を記録しているほど人気がある作品なので、映画でも大ヒット間違いなしです!!


チラシにも書いてありますが、

大物女優が23年ぶりにあの“白い手袋”のポーズを解禁したり、

吉幾○のヒットメドレーがいきなり連呼されたり、

あの懐かしい芸人のギャグがやけに大ブレイクしてたり、

上田と山田の初○ッスがついに!?

みたいなトリック・ワールド全開な訳ですよ。まあ、いつものとぼけたムードですから映画としてみるよりはTVの延長的な見方のほうが正しいかもしれませんが、それでもかなり楽しめます。

ちなみに5月30日には

「超天才マジシャン山田奈緒子の全部すべて、マルっとゴリッとスリっとエブリシングお見通しだ!」

という本も出版されますので、読むとさらに楽しめるかも?

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上田、でかくない!?


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触るなと言われると……

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やめてぇー!!


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2006年05月13日

三島由紀夫『憂国』@キネカ大森

この『憂国』という作品は世界的に有名な作家、三島由紀夫の

原作/脚色/監督/主演/美術

というどこを切っても(!)三島印な作品。

全編28分、台詞無し、白黒、ワーグナーの音楽だけが流れる。
1966/04/12公開、ATG、東宝。

昭和11年、「2.26事件」が勃発し、、新婚のため決起に誘われなかった武山中尉は、自分の友人たちである事件の首謀者たちを殺すよう命令を受けてしまう。苦渋の選択の後、彼は自害を決意。妻との最後の愛を確かめ合い、切腹し、妻も後を追う。

三島由紀夫の死後、夫人によってすべてのフィルムが焼かれ、海外などで質の悪いビデオが出回っていたこの作品が上映されていたので見てきました。

能を思わせる余計なものを全く排除した白い舞台で、妻と中尉の愛と死が展開します。

三島の目指す美学が、小道具から演技・肉体・そして最期の演出に至るまで、張り詰めた緊張感で映像化され、30分足らずの作品でありながら濃厚です。

もちろん、彼は実際に自害してこの世を去ったという点から、この作品の生々しさは尋常ではないわけです。

ここまで独自の理想、美学をとことん追求し、それが芸術として熱狂的なファンを生んだ人も珍しい。

この度DVD化もされたようで、ちょうど同じ時期に出た妻夫木聡・竹内結子が共演した『春の雪』も一緒に買ってしまう人もいるかも。本当に、全く違う作品ですが。

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2006年05月08日

アロマ付き『ニュー・ワールド』

『天国の日々』や『シン・レッド・ライン』のテレンス・マリックの最新作は劇場限定で“香りで演出する” アロマ・プレミアシート実施!

6種類のアロマがシーンに合わせて漂ってくる画期的なシステムを体験してきました。

1607年にイギリス人たちを乗せた船が北アメリカに到着し、ネイティヴ・アメリカンの女性と恋におちる実話を元にした物語。ディズニーの『ポカホンタス』は見ていないけど、同じ題材を扱っているのでどちらも見ると違いが面白いかも。

セリフの少ない映像詩のような美しいヴィジュアルと、シーンごとの清々しい香りに、つい僕自身が船を漕いで別世界に旅立ちそうになってしまうぐらい気持ちの良い雰囲気でした。

アロマシートはサロンパス丸の内ルーブルなどで実施中で、限定された席だけに装置が導入されているので早めに券を購入しないと確保できないけど、価格は通常席と変わらないのが嬉しい。

サロンパス・ルーブル丸の内と言えば、その名前から独特の“香り”がしそうな映画館だと思っていたけど、こんなサービスなら大歓迎ですね。

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2006年03月21日

「ブロークバック・マウンテン」集英社文庫

いい映画を見ると、原作を読みたくなります。

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「ブロークバック・マウンテン」の原作はとても短い小説なので、一日で読めます。あとがきを入れても95ページ。しかも字がデカイ! 「姑獲鳥の夏」とは大違い。

読んでみると映画では描かれなかったシーンや、反対に映画にしか出なかったシーンも分かります。また表現なども結構違ってかなり楽しめます。主人公たちの言葉遣いなんてすごく泥臭くて、映画の字幕では全く無かった感覚です。

原作を読んだから分かる映画との違い。
原作ならではの、アニー・プルー独自の難しい比喩が面白かったり、
映画での美しい山並みを、文章を読みながら思い出してみたり。

やはり上手い人が書き、上手い人が脚色し、上手い人が監督、演技すると、こんなに心打つ作品ができるんだなぁと感動しちゃいます。

それでまた、もう一度映画を見たりして。もう、堪能しまくりですね。挿入歌だったリンダ・ロンシュタットの「イッツ・ソー・イージー」も聞いてみたりして。

いろいろな側面から楽しめるのも、総合芸術である映画ならではの特徴。

次は「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」を読もうと思います。

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2006年03月12日

『クライング・フィスト』@東芝エンタテインメント試写室

実は、全然韓流にハマってません。

作家性のある作品が好きなので、あんまり俳優をメインに打ち出した宣伝だと「ほんとに面白いの~?」と思ってしまう面があったりして、最近の韓流ブームには全然乗れてません。

でも監督としては『ペパーミント・キャンディ』『オアシス』のイ・チャンドン監督や、『サマリア』『うつせみ』などのキム・ギドク監督の作品は結構肌が合います。

そんな僕がすごくいい!! と思った韓国映画『クライング・フィスト』。韓国が誇る名優チェ・ミンシクとストリートが生んだ新鋭俳優リュ・スンボム共演、監督はリュ・スンワン。2005年カンヌ映画祭国際批評家連盟賞受賞作品。

昔の栄光を胸に、街頭で殴られ屋を始めた40代ボクサー。

社会の問題児として少年院に送られ、そこで目覚めた20代ボクサー。

2人のそれぞれの物語が、全く重なることなく進み、そして……。

チェ・ミンシクの演技が上手いのはもちろん、対するリュ・スンボムの荒っぽくても繊細な演技にはビックリ。計り知れない可能性を感じさせます。そして実はこの映画の監督は、リュ・スンボムの兄。こんなすごい作品を脚本も書き、演出もしてしまうこのリュ・スンワンも今後、要注目です。

ラストには脚本を超えてしまった、ドキュメンタリーのような結末が待っています。僕もボクシングを始めたくなってしまうほど、2人の熱い男のドラマに胸打たれちゃいました。

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http://crying-fist.com/
4/15よりロードショー

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2006年02月20日

『拘束のドローイング9』@シネマライズ

マシュー・バーニーという芸術家がいたのは知っていたのですが、この映画『拘束のドローング9』を特集した本で初めて、彼がミュージシャンのビョークのパートナーだと最近になって知りました。

もともと数年前に彼の映像作品で別のシリーズ『クレマスター』一挙上映のチラシを見て、これは何だ!? なんだか凄いぞ!! と思ったけど、彼を良く知らないし、一日がかりの上映、そしてそれゆえにちょっと高いため、ビビっていたら売り切れてしまい、名前だけが頭の中に残っていたのでした。

ということで彼の作品を見るのは念願のイベントだったわけですが、なんか凄かったです。

舞台は日本、そこにビュークとパートナーのマシュー・バーニー自身が現れ、捕鯨船で愛を交わすという、不思議な物語。ビュークの音楽とともに、彼なりの日本の形式美が見え隠れする実験的映画でした。

ちなみにこの作品は石川県にある金沢21世紀美術館で開催されていた「マシュー・バーニー展」の展示物の1つとして制作されたものなので、その他のシリーズなどと一緒に見るともっと楽しめる気がしました。

あとこの映画を配給したワイズポリシーという配給会社、僕の見たい作品ばかり配給していて驚き。アカデミー賞最有力の『ブロークバック・マウンテン』もこの会社配給です。今後の配給作品のカタログを貰って家宝にしています(笑)。

http://www.wisepolicy.com/matthewbarney/

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