それでえいがな 
映画館で起こることは映画より面白い? 映画業界のことから、見にきたお客さん、 試写で見た作品などをランダムにご紹介。
2008年04月05日
ある朝の、映画館従業員の話
9:00 映画が始まる1時間前に出勤
9:10 両替のお金を数えたり、パンフレットやグッズを準備。
9:15 ポップコーンを作る。
9:30 映写機を掃除して、ランプをつける。場内の明かりをつける。
9:40 映画が始まる20分前に開場する。
9:42 入場券やポップコーンやパンフレットを売る。
9:50 お客さんを案内する。
10:00 ブザーとともに場内が暗くなり、映写が始まる。
10:10 予告が終るギリギリのお客さんを急いで場内に案内する。
10:12 本編が始まる。
10:15 ロビーやトイレが汚れていないか点検する。
10:20 一回目に入ったお客さんの数を計算する。
10:30 売店のお金を両替する。
10:45 遅れてきたお客さんに申し訳なさそうに入替制と伝える。
10:50 場内から飲み物を求めて出てきたお客さんにコーラを売る。
11:01 呼び出し音を鳴らしながら場内から出てきたお客さんを厳しい目で見る。
11:15 電話で上映時間の問い合わせに答える。
11:22 電話で駅から劇場までの道順を答える。
11:30 映画のラストから次回の途中まで見たいというお客さんに入替制を説明する。
11:40 前売券を買いに来たお客さんを対応する。
11:50 次の回を見るお客さんに券を売る。
12:00 一回目が終わる。
12:02 場内を掃除する。
12:10 落し物を見つける。
12:15 2回目を開場する。
12:23 グッズやジュースを売る。
12:30 2回目が始まる。
続く……
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2007年09月23日
『ローグ アサシン』のポスターの話
まず、この写真を見てください。

これは10月6日公開のジェット・リー、ジェイスン・ステイサム主演『ローグ アサシン』のチラシ。
日本から石橋凌、ケイン・コスギや、日本人を父に持つデヴォン青木なども出ている話題作ですね。
ちなみに今までずっとジェイソン・ステイサムだと思っていたのですが、この映画のチラシなどではジェイスン・ステイサム表記になっています。
ウィキペディアでもジェイソン・ステイサムなんだけどねー。
google検索でもジェイスンだと、「もしかして:ジェイソン・ステイサム」って聞かれちゃいます。
けっこうケビン・コスナーがケヴィン・コストナーになっていたり、言語に近いカタカナ表記をしようとすると複数のパターンが出てきて困りますね。
ところでこの映画、ポスターも同じ絵柄なのですが、特製サイズB1だけ、ちょっと違うところがあります。
それがこちらの品。

さてどこが違うでしょう?
このようにポスターを何種類も作ると、その違いがおもしろかったりしますね。
人物の配置が違ったり、ターゲット別ポスターで同じ映画のものなのにイメージが全然違ったり。
公開前に題名が変わったり、編集段階でカットされて登場しない人が写ってたりするのもレア。
あとけっこう、日本版のポスターって本国のポスターよりカッコ良かったりします。
ちなみに『ローグ アサシン』のポスターもアメリカ版はただ向かい合っているだけで原題の『WAR』って書いてある品。日本版の銃を持っているポスターの方が迫力がありますが、アメリカでは銃問題などで×なんでしょうね。
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2007年05月24日
映画盗撮防止法が可決した話
5月23日に映画盗撮防止法が可決・成立しましたね。
映画館で上映されている映画の隠し撮りを発見した場合、10年以下の懲役や1000万円以下の罰金が科されるんですよ。
海賊版やインターネットでの無断公開がこれでなくなって、大スクリーンで映画を堪能してくれる人が増えれば何よりです。
ついでに毎回映画館で掛かる「盗撮防止」のマナーCMなども必要なくなると嬉しい。だって4作品とか1日に僕は見るので、毎回同じ警告を見ることになってちょっと辛い。今のところは仕方ないですけどね~。
ついでに、すでにもう映画館の支配人クラスの人間だと、「自主規制指導員証」と言うものを持っていて、他の映画館に自由に入って、盗撮の防止やレイティングの遵守などをお互いに監視する制度が出来ているんですが、注意は可能でも法で裁いたりする事はできないので中途半端だったわけです。
実際、年間数億規模の損害が映画界ではあるらしく、やっと法律が制定されて業界的にもこれからズバズバと活用してゆく事になるんでしょうね。
僕はまだ現場を見た事はないですが、映画館で画面を写している人がいたら、係員に言ってくださいね。
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2007年05月17日
劇場内でデータ配信@ポケモン最新作
7月公開の『ポケットモンスター』最新作なんですが、映画館で世界初の試みが行なわれます。
今までポケモンのニンテンドーDS用データ引換券を前売券につけて、某大型スーパーで受信する……ということは今まで何度もやっていて、今年の発売中前売券でもやっていることなのですが、今回は公開中の劇場でも別データ配信しちゃうんです。
しかも、それは上映後に劇場内で一斉配信! 一気に1000人ぐらい大丈夫。
映画館内で椅子に座りながら無声配信されちゃうんです。もう、アナログ人間な方には何言ってるかわかりませんね。
この一大プロジェクトを成功させるために、映画制作委員会のスタッフが一館ずつ全てのポケモン上映館を周って調査し、チラシやシールを作成、専門電話受付まで設置して挑む世界初の試み。
これが成功したらもっと面白いことも出来そうですね。たのしみー。
http://www.pokemon.co.jp/special/darkrai.html
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2007年03月11日
PVの話
2月始めごろ、うちの劇場でインディーズ・バンドのプロモーション・ビデオ撮影がありました。
ELLEGARDENやNo Regret Life、STANCE PUNKSなどのインディーズを超えてヒットしているアーティストの所属する事務所、GROWING UPの新人さんで、the HANGOVERSというバンドです。
夜の10時から朝の9時ごろまで撮影はほとんどぶっ通し。僕も立ち会ったのですが、同じ曲を何度も聞いていたので歌えます(笑)。CD欲しいかも。
映画館のステージを使って演奏したり、スクリーンに映像を流したり、映写機を回してみたり、色々と撮ったのでかなりのテープを回した筈なのですが、多分編集で5分くらいになるんだろうな……と思いながら観てました。
最近出来上がったものがDVDで送られてきたのですが、カッコ良く仕上がっていて、うちの劇場じゃないみたい(笑)。
ちなみにCDは3/14に発売だそうです。
the HANGOVERS2nd MINI ALBUM
『the HANGOVERSⅡ』 1曲目「rainy starlust」
http://www.g-up.net/hangovers
曲の視聴はこちら
http://www.g-up.net/news_cgi/news.cgi#107
そのオフショットを密かにアップ
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2006年12月31日
明日はお年玉サービスデー!
1月1日はお年玉サービスデーとして1000円で映画の見られる劇場が多いですね。
もちろん僕の劇場でもそうなので、今日が仕事納めで、明日が仕事始めです。
7・8年前までは12月1日と1月1日だけがサービスデーで、他の月は特にサービスデーは無かった気がします。
それが毎月1日はサービスデーとなり、水曜はレディースデーになり、レイトショウは1200円になり、夫婦どちらかが50歳以上なら2000円になり、高校生3人以上なら1人1000円になり……。
もう最近では毎日サービスデーですよ。各劇場では会員制度のサービスもしているのですから。
また今年はスクリーン数が日本全国で3000を超え、21年ぶりに邦画が洋画の興行収入を上回るという映画産業に関しては良いニュースが多かったですが、シネコンの増加に伴って小さな劇場がどんどん潰れたりして競争も激化しています。
DVDが出る前にTVで映画が放映されたり、パソコンでの違法ダウンロードが問題になったり、映画館とモニター画面の時間差がどんどん近くなっていく中で、どれだけ映画館の価値を提示していくかが重要になってきました。
料金の安い日を増やすのは限度がありますから、どれだけ個性を打ち出して満足度を上げてゆくのかが、これからの劇場で必要になっていくでしょうね。
来年も映画と映画館に注目していきたいと思います。今年このブログを読んでいただいた皆さん、有難うございました。来年も良い映画との出会いがありますように……。
明日はお年玉サービスデー! on 映画館の話 : 18:21 | コメント (0) | トラックバック
2006年12月26日
フィルムの話
映画は昔からフィルムで上映するのが普通でしたが、最近はDLP(デジタル・ライト・プロセッシング)とかデジタル化されたデータ上映も盛んですね。でも“デジタル化されたデータ上映”ってホントに映画のロマンが無い気がしますね。やっぱりフィルムの質感、温かさが僕は好きです。
ところで、よく映画が始まるというイメージで「5、4、3、2、1、」と画面に文字が現れてスタート! っていう映像を見ますよね。ものによっては円の中に数字が出てたり。
あれって映画のフィルムには現在そのままの形では残ってないんですよね。だいたい10から3まではカウントダウンされるんですが、2とか1はプリントされていないんです。
よくTVのADさんが番組が始まる際、5秒前から手と声でカウントしていきますけど、2秒前とか1秒前は手で表すだけで声には出さないですよね。それと同じ感じで、映画のフィルムも2とか1の文字はプリントされていないんです。
これが最後の数字、「3」がプリントされているところです。

あと、上映は全くされないのですが、巻き込むだけの為のリーダーフィルムのなかに、画質のテストなのか何故か女性が映っていることがあって、何だろうと思う事があります。
例えばこれ。

ある外資系の映画フィルムに付いていたのですが、別の会社の作品でも女性が、まったく映写されない部分にプリントされていた事があります。やはりプリント工場でのチェック時に使うものなのでしょうね。
それにしてもこの女性はプリント会社の社員さんなのか? それともモデルなのか? はたまたフィルムに住みついた妖精なのか!? 謎は深まります。

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2006年12月13日
男の墓場がやってきた
先日、劇場窓口でチケット発券などをしていると、あやしい人物が……。
“映画宣伝サンドイッチマン”の衣装を脇に抱えつつ、控えめにこちらに向って歩いてくる人物が……。
「あの……、このチラシを置いて貰えますか……。」
明らかに駄目と言われそうな雰囲気で言われましたが、その映画、ちょうど先日僕が見に行った杉作J太郎監督の『怪奇!! 幽霊スナック殴り込み!』と『任侠秘録人間狩り』のDVDチラシでした。
東京都の片隅の我が映画館までわざわざ来てもらい、しかもちょうど見て面白かった作品だったので興奮して、「この映画見ましたよ! この前の上映会行きましたよ!!」と話し掛けたら……。
「……あ、そうですか。」
と言われました。多分、チラシ配布を断われても当然のところ、置いてOK。しかも驚くべき事に作品を知っている人がいる。事もあろうか見ている人がいる。しかも何てことだろうイベントまで参加してる!! というあまりにも予想外な展開で頭がショートしてしまったんだと思います。
本当は「今日はエアー○○○する人いないんですか?」とか「他にも劇場回ってるんですか?大変ですね。」など話し掛けようかと思ったのですが、逃げるように帰ってしまい消化不良でした(笑)。
ちなみに上野スタームービーに行ったら同じチラシが置いてありました。ほんと地道なプロモーションお疲れ様です。

右下のクーポンが気になります。

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2006年10月12日
予告編の話 其の二
4月にもお話しましたが、予告編のお話の続きです。
其の一はこちら
予告編を見るのも映画の楽しみですよね。ある調査によると、映画を見ようと思った動機NO.1は“劇場で掛かった予告編が良さそうだったから”という結果が出たらしいです。
そんな予告編が上映される順番がだいたい決まっているのはご存知ですか?
予告編にも一応、順番が存在します。
かなり先の作品(主に特報)
↓
ちょっと先の作品
↓
次回上映作品
↓
本 編
みたいな感じで。
ちなみに“シャン○・カード”とか“養○の滝”とか“ダイアモンドは永遠の輝き”とか映画以外のCMは一番最初ですね。
そういえば最近“養○の滝”のCM見ないですね。僕だけですか?あの「ちょっと、よ~ろ~!」っていう衝撃フレーズが頭にずっと残っているのは……。
しかしやはり、次回上映の作品が一番本編の近くに配置されているわけです。もしも少し遅れてきた人にもちゃんと見てもらえるように。
ところがシネコンなんて次回上映が5本とか10本とか凄い事になっているので、もう場所取りに必死。それこそ上映してもらいたくて強烈アピール。劇場側も最も効果的な予告編選びを考えます。本編に近いジャンルを選んだり、監督や出演者が重なる作品が選ばれたりします。
映画会社も工夫して、通常は2分とかある予告編の超短縮バージョンを制作し、劇場側に掛けやすくしています。でも僕からするとあまりに短すぎて雰囲気さえ分からないものもよくあります。
座席に着いたらもう、ケータイをいじる事も、お喋りする事も出来ないわけで、スクリーンに釘付け。恰好のプレゼンテーション・タイムな訳ですから、予告編たちの戦いはこれからも熾烈を極め、勝ち残った予告編たちだけがまぶしい光を放つのです。
予告編の話 其の二 on 映画館の話 : 19:40 | コメント (0) | トラックバック
2006年09月27日
入り口の話
映画館って凝った作りをしている所もありますよね。
渋谷シネマライズはちょっとアートの香り漂う雰囲気。オブジェのようなものが階段の間に飾られていたり、ミニシアターならでは。
アートと言えば早稲田松竹も忘れられないアート作品が。毎回お掃除担当:オギノさんの不思議で懐かしい、たまに爆走気味なコラージュが見られます。詳しくはこちら
あと、改装してから入ってませんが、渋谷ジョイシネマは変わった作りでした。劇場ロビーにいきなり球体がドーンと真ん中に設置され、その周りで待っていると上の階に劇場があるという不思議設計。“シネマgaga”という名前に変わりましたが基本的なつくりは変わっていないようです。
まあ、余談はそれぐらいにして、うちの劇場はそんなに変わっている構造ではないはずなのですが、たまにロビーから劇場への入り口が分からないお客様がいて、案内する事があります。
「入り口に鍵が掛かっている!」と言うお客さんがいたので見に行ったら、外への非常階段の扉を開けようとしていて、「あ、こちらのクッションのついた扉ですよ……」ってことが結構あるんです。たまに休憩中で場内への扉が開いているのに、それを背にして非常口を開けようとしている方もいて、構造的にうちの劇場はおかしいのかな? と疑問に思ったこともあります。
激しいお客さんだと、予告が終る寸前に入ってきて焦っているのか、非常口をガンガン叩き、しかも火事などで使用する非常用レバーで扉が開く仕掛けを、プラスティックのカバーを壊してひねって、外に出たところで気付いた人もいました。さすがにまだ1回しか見たことありませんが。
昔のホラー映画で、場内から外に出られないように鍵を掛けちゃう恐怖!っていうのがありましたが、実際掛けちゃった!みたいな雰囲気。消防法で無理ですけど。
僕は会ったことありませんがシネコンなんてほんと、違う作品見ちゃったり、トイレが何処か彷徨ったり、色々な人がいるんでしょうね。
だいたい係員の言っている事を聞いていないお客さんが映画館の中で迷うケースが多いので、初めての劇場では気をつけましょう。とんでもないミステリーゾーンに入っちゃいますよ。
入り口の話 on 映画館の話 : 20:15 | コメント (0) | トラックバック
2006年08月23日
トリコミの話
最近は少なくなりましたが、昔は“とりこみ”がとても盛んでした。
映画館で“とりこみ”と言ったら、他の劇場にフォルムを取りに行くこと。
昔は映画1本のフィルムを複数の劇場で使っていたんです。今では考えられないですけど、離れた劇場まで前半が終ったら届けに行ったり、後半が始まりそうになると取りに出かけたり……。そんな光景が普通に行われていたんですね。
たぶん観客は1本の映画は全部繋がっている。2時間のながーいフィルムだと思っているでしょうが、そうとは限らない。実は現在前半を上映中だけど、後半はまだ届いていなくて、他の劇場からいま輸送中。自転車で。なんて事がいっぱいあったわけです。
もちろん前半・後半なんて大きな切り方ではなく、約20分毎など、1巻分だけを次々と他の劇場から持ってきて、終ったらまた他のところへさらに輸送……なんていう荒業も行われていました。
だから自転車とかバイクなどでちょっとトラブルが起きたりすると、少し上映に休憩を挟んだりしたみたい。しかも信号に捕まったとか"ちょっとのトラブル”ならいいですが、車と接触した時にフィルムの入った缶が坂を転がり、さらに缶から飛び出して黒い線を描きながらコロコロ転がってフィルムは川へ! なーんてこともたまには有ったみたいですよ。
いまは取り込みって少なくなりましたが、拡大公開されるときや、ちょっと期間が遅れて上映が始まる時などは、直接劇場の係員がその日の夕方まで上映していた劇場まで取りに行くことはたまにあります。
先日もお台場の劇場へ『日本沈没』のフィルムを取りに行ってきましたが、やっぱりちょっと緊張しますね。
これが無くなったら、劇場はただの箱になってしまうわけですから。そしてものすごく重いし。
夢と希望と感動をお届けする小さな旅ですよ(笑)。

いろいろな物が詰まっています。
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2006年06月02日
スクリーンの幕の話
皆さんはご存知でしたか?
スクリーンを覆う幕が、次々と無くなっていることを!
昔は映画といえば、幕が開いて、スクリーンが現れ、そして暗くなって映画が始まるのが普通でした。
しかし最近では場内に入ったらもうすでにスクリーンがドーン!! そして売店で扱ってるお菓子やらパンフレットのCMとか、サービスデーの広告が画面にガンガン映し出されちゃうところも多くなってきました。
では僕が最近行った映画館は幕があるか調査してみると・・・

日比谷シャンテシネ

丸の内ピカデリー2

ワーナーブラザーズ試写室

キネカ大森

王子シネマ
意外にも外資系ワーナーブラザーズ・ジャパンの試写室に幕が!! 昔ながらの劇場に多いと思っていたのでちょっとびっくり。
昔はこの幕に、地元の商店とか大企業の会社名が入っていて、“広告”として成り立っていた時代もありましたが、さすがにそれはもうほとんどありません。
あなたの通っている映画館にはまだ幕がありますか?
次回の報告では何故それらがなくなったのかを解明します!! 解明するまで真相を知っている人はコメントしないでね(笑)。
スクリーンの幕の話 on 映画館の話 : 20:55 | コメント (0) | トラックバック
2006年04月10日
予告編の話
映画の予告編って面白いですよね。
本編の面白さを短い間で分かってもらわなくてはいけない訳ですから、それはもう、編集とテロップと音楽の魔術です。
たまに、全然本編と違う話になっちゃっている時もあります。
予告編で撃たれたと思っていた人が、本編では別人だったり、
本編では関係のない二つのシーンが、予告編ではスムーズに繋がっていたり。
昨日公開された『タイフーン』の予告編では、本編で使われていない音楽が使われていていましたが、どの作品の音楽だか全然思い出せません。ジェット・リー主演『SPIRIT』の予告でもその曲が使われていましたが、元々は違う作品のような気がする。
でも何度も予告を見ていると『タイフーン』という題名と、全く違和感なくシンクロしてしまうのが怖い(笑)。
あと、台詞が予告編と本編で違う事ありませんか?
もちろん、海外の作品なんですが、訳し方が違う。
例えば『タイフーン』では姉が弟をかばう台詞で、予告編では「弟を逃がして」と訳されているのに対し、本編では「私が死ねばいいんだわ」と訳されています。
こういう訳し方の違いって結構あって、予告編でかっこいい台詞だな~と思っていたら本編ではフツーの台詞に代わってしまったりして萎える事があります。ここら辺どうにか統一できないモンなんでしょうかね。
予告編が先に完成して、その後に翻訳家が本編に字幕を付ける事が多いわけで、予告編の台詞をできるだけ採用すると違和感なく見る事ができると思うのです。
あと、全く登場しないシーンが予告編にあったり(制作途中でカットされた)、主題歌が変わっていたり(『SPIRIT』など)、イメージ・カットが入っていたり……。
予告編はもう1つの作品なんですね。本編をイメージさせる為の、違うものなんですよ。多分。
まあ、洗剤とか食べ物とか企業のCMだって多少オーバーに、そしてイメージ作りな訳ですから、映画だってそうだと考えるモンなんでしょうかね。
昔TVで「映画予告編大賞」という番組を見たことがありますが、ぜひまたやってほしいです。
でも、みなさん、だまされたと思って見に行ってくださいね(笑)。それもえいがな。
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2006年02月25日
ネットドラマ「ハツカレ」@GyaO
最近はパソコンで公開するドラマが盛んですね。
僕がはまったものは岩井俊二監督の『花とアリス』。もともとはお菓子のキット・カットのショート・ムービーだったものを映画用に追加撮影&再編集して劇場で公開した作品でした。CM、ショート・ムービー、お菓子に付いたプロモーションDVD、劇場用映画と様々な映像利用が斬新でした。
実はうちの劇場にも映画版『花とアリス』の撮影依頼が来ていたのですが、なかなか通常の上映を中止にするわけにもいかず、泣く泣く断念してしまった過去があります。岩井俊二の製作会社Rockwell Eyesから電話が来た時は、大ファンなので興奮で震えたのですが残念でした。
でも最近もいろいろな撮影依頼は来ていて、近いところだと今、無料パソコンテレビのGyaOで配信中の「ハツカレ」。第2話で黒川智花さんがデートする劇場に使われています。
2秒だけ。
商店街を歩いている2人→ふと立ち止まると映画館→映画館場内
この「ふと立ち止まった」2秒の映画館外観がうちの劇場です(笑)。
映画ってそんなもんですよね。何時間も待ち時間があって、やっと撮影して完成したら数秒のシーン。カットされていないだけマシ、みたいな所はあります。
けっこうTVでも、あるエピソードの再現シーンなどでもうちの劇場が出てきたりして、それを知っている僕だけが固唾を飲んでTVを食い入るようにみていたら、すぐ終っちゃうことはザラです。
映画館でスクリーンを見ていたら、その劇場自体が映画の舞台だった! なんてことがあったら面白いのにと思います。
http://www.gyao.jp/drama/hatsukare/
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2006年01月31日
サントラの話
映画音楽って好きですか?
僕は特に興味のないジャンルの音楽でも映画の中で使われていたりすると、映像と相まって素敵な音楽に感じてサウンドトラックCDを買ってしまったりします。
DVDを買うよりもサントラを買うほうが多いです。
映画は2時間キッチリ、音響が良くて大きなスクリーンで、しかも閉ざされた雑音の少ない場所で見たいのでDVDはほとんど買わないけど、音楽なら生活しながら聴けて雰囲気を味わえる。
映画のためだけに作られた音楽も素敵だし、元々ある楽曲が映画によって生まれ変わることもあります。
布袋寅泰さんの曲で『KILL BILL』のテーマ曲のように使われている、あの派手な曲なんて元々、彼も出演している東映の『新・仁義なき闘い』のテーマ曲ですよね。
あと有名なのは消防士を描いた映画『バック・ドラフト』の曲が、TV番組『料理の鉄人』のテーマのように思われていたり。
映像のインパクトによって曲のイメージが全然変わっていきますね。
そういえば映画館で休憩中に掛かるBGM、あれってどうやって調達していると思います?
大体は配給会社からCDが送られてきたりするのですが、別に力を入れていない音楽だったり、特に主題歌や音楽が無いものに関しては劇場側が用意してたりするんですよ。
まだCD発売前だったり、発売する予定が無かったりするとホント困ります。
誰か映画館にふさわしくて、しかも著作権料の掛からない素敵な音楽を紹介してください(笑)。
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2005年12月31日
年末年始の話
映画館って、だいたい年中無休なんですよね。
今日は12月31日。仕事納め。
明日は1月1日。仕事始め。
ミニシアター系は元旦が休みの劇場たまにありますね。でもうちの劇場はフツーに上映中です。配給会社も売店やグッズの業者だって休みなのに。
まあ、カウントダウンオールナイトをやっている劇場なんかもありますから大変ですよね。特にVIRGIN TOHO CINEMAS 六本木。シベリア超特急オールナイトですよ。行きたかったな~。「シベ超忠臣蔵」っていうのを生芝居でやるらしいですよ。
でも、そんな31日のオールナイトを体験した人も、1日はまた映画館に行かなくっちゃ駄目ですよ!
東京都映画サービスデーは毎月1日。そして1月1日はお年玉映画サービスデー。割引で映画をご覧になれますから!!
僕と一緒に元旦から映画館! 来年もそれでえいがな。
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2005年12月28日
暗いところで待ち合わせる話
21万部を売り上げる若手人気作家・乙一の小説「暗いところで待ち合わせ」を、今村昌平監督の息子で『AIKI』(02)なども監督する天願大介が映画化。出演は盲目の少女に田中麗奈、容疑者として追われる男に台湾のスター、チェン・ボーリン。井川遥、宮地真緒、佐藤浩市、岸部一徳など豪華キャスト。
2006年8月公開予定。
ところで、暗いところで待ち合わせするのは危険です。上映が始まった映画館の中は暗くてよく見えないので、ロビーで待ち合わせたほうがいいです。
先日、来場されたお客様(60歳以上の女性)が、「友達が先に入っているから」ということで、まだ予告が始まったばかりのかなり混んでいる場内に入りました。自由席なので、一番前ぐらしか席が空いていない事は伝えたのですが、友達が席を取ってあると言うので、後ろから見ていました。
けっこう暗い場内でふらふらしているので大丈夫かなと思って近づいて見たら、通路で椅子の背もたれを掴みながら前に進んでいました。しかし次の瞬間、普通に座席に座っている人の頭をがっしり掴んでいるじゃないですか。
アワアワしていると、さらに通路側の人に1人ずつ「○○さん?」「○○さん?」と尋ねて探して歩いています。
とりあえずちょっとロビーまで出てもらって「他のお客様の迷惑になってしますので、とりあえず空いてる席で映画を見てください。」とお願いして一件落着しましたが、暗いところで待ち合わせは危険です。
また、あるお客さんは予告が上映中の場内から出てきて、「暗くて席が見えないので、とりあえず電気をつけてください。」と言われたこともあります。
映画館へは始まる前に着いたほうが良いですよ。満席かもしれないし、危険ですから。案内もしますけどね。
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2005年12月19日
未完成披露の話
完成披露試写会に縁があって行かせてもらう時があるのですが、映画によってその形態も様々ですね。
先日の『SAYURI』のようにワールド・プレミアと名うって、海外・国内からゲストを呼び、レッドカーペットを敷いて特設スクリーンを国技館に作ってしまうような一大イベントものから、映画館でゲストを呼んで上映するもの、また司会もいなくてただ上映するだけのものまで。
海外ですごい前に完成して上映も終わって、やっと日本公開の作品も、一応日本での試写では“完成披露試写会”って言うんですよね。もう完成してかなり経つよね……と思う時があります。適切な感じに直すと“作品披露試写会”または“ジャパン・プレミア”が良いのでは?と勝手なおせっかいを焼いてしまいたくなります。
それに関連して、試写会ではないのですが数年前、貴重な体験をしました。
ある日本のアニメーション映画の劇場券が当たったので、新宿の劇場へ見に行ったら窓口で「この映画は一部完成していないヴァージョンでの上映となりますがよろしいですか?」と言われました。あまり良く理解できなかったのですが、承諾したら「完成した際にはビデオテープでお送りしますので住所と名前を書いてください」と紙を渡されて、タダで貰った券なのにすごく貴重な体験が出来て、完成品のビデオまでもらえるの?と感動しながら座席に着きました。
けっこう有名な原作者の作品のアニメ映画化だったのですが、「色鮮やかで派手だった銃撃戦でいきなり、画面が白地に黒い線だけの描写になって、効果音が消えた状態で声優だけの叫び声が聴こえる」というシーンが何度かあってすごいものを見ました。
あれは一生に一度の経験、“未完成披露”だったんだなと思いました。
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2005年12月13日
チラシの話
アメリカではチラシも、パンフレットも劇場にはないらしい。
しかし日本ではチラシ文化がすごい。通常のB5サイズチラシから、倍の折りたたんだB4サイズ、さらにガイドブック状になった豪華版まで様々なチラシが劇場で、無料の貰い放題だ。
しかし、あれ、劇場が配給会社から買ってるんですよ。たまに配給会社がサービス宣材(宣伝材料)として配布する事もあるけど、ほとんどは1枚6円とか7円で買ってるんです。劇場名が入っていないものが基本で、劇場名を入れるのにも印刷代がかかる。
だから劇場によっては1人1種類2枚までとか、マナーを呼びかけている所が多いですよね。うちにも子ども向け作品のチラシを100枚ぐらい出したら全部イッキに持っていったりする人がいました(-600円・・・)。
でも僕も映画好きですから、映画を見に行ったら必ず、絶対に、全く忘れる事はなく、チラシをあさります。「うわぁ、あの作品の第2弾チラシ!」 「あ、この作品、日本版のヴィシュアルのほうが素敵♪」 「何これ!何種類もバージョン違いが!!」など、もう、ショー・ウインドー感覚。デザインがかっこいいチラシはついつい多めに・・・。しかし同じチラシ・コレクターとトレードしたり、とっても大事に家に何年も保存したり(ほとんど捨てる事がない)、ド忘れしたスタッフの名前を思い出すのに使ったり、もう、これ以上ないほど利用します。
もう、チラシのない生活なんて考えられない。
あと、上映中の作品のチラシを貰いたいというお客さんが結構いますが、余らないように注文しているし、チラシを置いておくとパンフレットの売上が少なくなるので、普通は出してません。映画館側が使ったり、資料として保存する事もあるので。もしどうしてもほしい場合は、「パンフレットとグッズを買うので、チラシがあったら下さい。」と言うと、(もし余っていて、しかも他のお客様が少なくて、サービスに長けた従業員なら)貰えるかもしれませんよ。
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2005年11月29日
キャラクターグッズの話
ハリーポッターの上映が始まりました。
グッズの数が半端ではないです。僕はキャラクターグッズの発注もやっているのですが、多いですよー。前作のグッズの案内まで来ちゃったし。それは注文しなかったですが、今回のものはボールペン・シャーペン・下敷き・メモ帳などの筆記具、カンバッチ・キーホルダー・ストラップなどの装飾小物、ジュエリーケース・キャンドルスタンド・競技用ローブ・Tシャツ・マフラー・セーター・マフラーなどなど、その全てが少しお高め。
うちみたいな小さな劇場は全部置く事は出来ないので、売れ筋だけ注文しましたが、こんなに衣料品が多いのはハリーポッターぐらいですね。普通はTシャツだけですから。
そして今回、グッズを入れるが袋すごくゴーカ。パンフレットや下敷き用のビニールの透明バッグ、そしてテレカなどを入れる紙の小型袋、ストラップなどを入れる中型袋、Tシャツなどを入れる大型袋の4種類。

しかも結構しっかりした素材で、格調高いグリフィンドールの紋章入り。これだけでも結構欲しい人いるのではないでしょうか?
さらにそれらの口を止めるためのテープまでついてますよ。これはそれぞれの寮の紋章が。もう、ファンにはたまらないですね。

おそらくワーナー直営館以外は商品全部をカバーできるほどはバッグを用意していない気がするので、グッズを買うならお早めに?
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2005年11月24日
必死な女(ひと)の話
都内の劇場の半分以上は定員入替制になりましたね。しかもそのほとんどは座席指定。しかも先売りチケットなんかもあって、上手く利用すれば、まったく並ぶことなく初日に舞台挨拶付きを良い席で見たり、お気に入りのシートを2週間前から予約できたりするわけです。
でも映画をたまにしか見ない人や、ちょっと寄り道程度、または時間つぶし程度に見る人には利用しづらくなったとも言えるのかな。うちの劇場も入替制なので、上映の途中で来ちゃった人が困っている姿をたまに見ます。まあ、「途中からお客を入れてほしくない」という人も多いし、難しいところです。
先日も困っているお客さんがいました。
60歳ぐらいの女性でした。
入替制だと伝えると、「私、ここに来るにも体が悪くて大変だったの。お願いだから入れてよ。」
次の時間までロビーでお待ち頂けますと伝えると、「体が悪いからそんなに待てない。途中から途中まで見せて。」
外で次の上映をお待ちになる事も出来ますと伝えると、「体が悪いから、外で歩いていたら倒れる。死ぬ。」
え、別の日に出直したほうが・・・、「別の日じゃ無理。死ぬ」
何を言っても聞かず、必ず生死を彷徨う人。
何を言っても必ず死ぬという人。
これがホントの「必死の女(ひと)」。
あの客さん、元気だといいな。劇場でお待ちしております。
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2005年11月01日
映画館の名前
12/10より3年間の契約で、銀座の映画館、丸の内ルーブルの名前が変わります。
「サロンパス ルーブル丸の内」
どうでしょう、この名前。サロンパスという名前が、ある意味閉鎖的な空間である映画館につくと・・・ちょっと微妙な気がします。
例えば、「シネマ・ド・シャネルno.5」とか「ウィリー・ウォンカ・シアター」とかはほんのりいい香りがしそうですが、「韓国キムチ座」とか「キネマ・ラフレシア」、人によっては「テアトル・マルボロ」などは名前で敬遠しそう。
僕が素敵な名前だなーと思うのは・・・
埼玉県熊谷市の「シネティアラ21」。ティアラだなんてゴージャスで素敵な名前ですよね。
埼玉県川越の「シアターホームラン」。豪快ですよね。毎回ホームラン級の大作が上映されてそう。
千石300人劇場とか王子100人劇場。劇場規模が分かりやすいですよね。
池袋の「シネマロサ」。ビル自体がロゼ色という女性社長(だったと思う)ならではのネーミング。
東京都北区には昔、「レコード館」という劇場があったそうです。今なら考えられない名前ですよね。映画なのかレコードなのか、どっちなの?と思ってしまいそう。ちなみにアメリカのあるビル1Fにレコード専門店を開業した人が、上の階の「タワーシアター」という映画館にちなんで名前をつけたのが、「タワーレコード」だそうですよ。映画館のほうが先だったんですね。
映画館の名前もそれぞれ特徴を出して面白いなら、それでえいがな。
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2005年10月19日
宣伝会議の話
配給会社は一年か半年に一回、劇場向けの宣伝会議やラインナップ発表会というものを開いています。
僕はメジャー系の会社のものしか行ったことがありませんが、ホテルの催事場やホールなどを貸し切って、劇場支配人たちが集まり、今後公開される作品について説明を受けるのです。
まだマスコミ発表されていない情報を仕入れたり、キャストやスタッフについて、作品の売りやターゲットなどを宣伝部がパワーポイントを使いながら解説します。それを聞いて劇場側もどんな客層の作品に予告編を付けたら良いか、地元密着の宣伝方法などを考えるわけです。
たまに監督さんや有名プロデューサーが直々に劇場サイドにメッセージを送ることもあります。東宝の宣伝会議ではフジテレビの亀山プロデューサーや、スタジオジブリの鈴木プロデューサー(ハウルの動く城CMコピー文字もこの人)などがいらしてました。年に一度のラインナップ発表会を行う会社では、俳優さんも来たりします。
フジテレビといえば『踊る大捜査線 THE MOVIE レインボーブリッジを封鎖せよ』の公開前、宣伝会議で特製ストラップ配られたのですが、他には全く出回らない、その場に来た劇場スタッフだけのために作られた代物だったのでオークションで高値で売買されてしまうという事態がありました。しかもそのあとすぐに、公開前にもかかわらず撮影で使われた台本がオークションに流出というさらに酷い事があり、踊る公式ホームページでも多分亀山プロデューサーの言葉で、「本来協力してゆくべき製作・公開側がこれでは困る」というようなことが載っていました。そんなつもりなかったけど、売らなくて良かった(笑)。
また、東映の宣伝会議はよく西麻布の富士フィルムホールを使うのですが、先日の東京ファンタで見た『直撃地獄拳 大逆転』がその富士フィルムビルを舞台にしていました。あのビルの中で、強力接着剤を使って天井を歩いたり、仲間同士で放屁したり、火だるまになった仲間におしっこをかけたりしてたんだなと思うと笑えました。ひどくて最高だね、あれ。
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2005年09月20日
映画館への電話の話
今日、初めて「ヨン様の映画、やってますか?」というおば様からの電話を受けました。
それはもちろん、僕らが「ヨン様ブームってすごいねー」などといって茶化してる呼び方ではなく、ほんとうに尊敬を意味する「ヨン様」の呼び名という事で、初めてでした。自然に「ヨン様」という言葉が知らない人に向けて使えるという事。本物でした。
ということで、映画館には色々な電話がかかってきます。上映中の作品、時間の問い合わせ、場所について、混んでいるのか、グッズはあるのか、入場料はいくらか、などなど。
おそらく専門のオペレーターというのはどの劇場も置いていないでしょう。事務所のスタッフが受けていることがほとんどです。たまにテープで案内していたり、番号を押すと各種案内をしてくれる番号もあるみたいですが、あれは大体が不評ですね。年配の方や子供さんには無理だし。
中野武蔵野ホールに行ったときは入場券発売と電話受付を1人だけでこなしていてビックリしましたが、もっと凄いかったのがACTミニシアター。入場券と電話と映写とスクリーンの開け閉め、さらに土足禁止なので履物の預かり、そのすべてを1人でやっていて驚愕でした。ちなみにACTは今はもうありません。
うちの劇場では開口一番「今、何やってますか?」という電話が一番多いのですが、シネコンは大変でしょうね。10スクリーン以上あるわけですから。「僕ですか?今はバイト中です」と言いたいのを我慢して作品を羅列しても横文字ばかりで分からないと言われそうだし、苦労が偲ばれます。あと最近はケータイ電話からの問い合わせで途中で電波状態が悪くなり、「もしもし?お客様?お客様?!」と言うことがよくあります。
インターネットで時間や作品がすぐに分かる(映画生活のページでも分かる)ので便利になりましたが、電話での問い合わせは無くならないでしょうね。
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2005年09月13日
劇場の落し物
映画館は上映中暗いので、落し物がけっこうあります。
どこでも多いであろう傘はもちろん、バッグ丸ごと、上着、最近ではケータイ電話。これはすぐに取りに来てもらえることが多いです。サイフやお金、ゲーム機、本など様々なものが落ちています。あとおもちゃを買ってとねだる子供を置いて帰っちゃうとか(笑)。
そして落し物NO.1は・・・ハンカチ!!
外が暑い時は汗を拭いたり、涙々の感動作でなどで使ってそのまま隣の席に置いたり、床に落ちたり。それはもうハンカチ屋が開けるのではないかと思うほど集まります。特に高いものでもないし、落としてもそんなに取りにいくまでしない物なんですよね、ハンカチって。
そういえばちょっと前、いつもとはちょっと違う落し物が。
劇場の通路にペプシのペットボトルが中身がけっこう入った状態でおいてありました。けっこうお菓子や飲み物がいっぱい残ってる状態でも置いて帰っちゃうお客さんて居るんですよね。捨てていいのか取って置くべきか迷います。一応僕は次の上映が始まってしばらくは保管しておきますが、大体取りに来ません。
その時もペプシを取りに来る人はおらず、分別魔の僕が中身を出そうとトイレの洗面台でキャップをあけたら・・・・突然大噴火し、周囲にペプシが吹き飛び、もちろんスーツもペプシまみれ。凄く振ってあったのですね。誰に怒る事も出来ず、ちょうど着替えがあったので大丈夫でしたが、大変な落し物でした(+_+)
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2005年09月01日
映画館スタッフの話
先日まで僕の働く劇場でアルバイトを募集していました。
映画館って飲食店やコンビニみたいにいっぱい店舗があるものではないので、ちょっと劇場前に告知しただけで応募が来たりするものなんです。募集をかけていないのに「やりたいんですけど・・・」と声を掛けられることも。だからアルバイト情報誌に載せたことがありません。けっこう求人広告のセールスに来られる方がいますが、今のところありませんと言って全部断っちゃってます。コレ読んでたらすいません。
でも映画館って、引越し屋ほど力仕事もそんなにないし、売る品物がコンビニほど多くないし、ホテルほどサービスに一日中気を使うこともない・・・。ということは時給が安いのです。どこの劇場も多くて800円ぐらいじゃないでしょうか?もちろんオールナイトとか深夜までやるときは上がるかもしれませんが。
だからホントに映画が好き、またはそんなにお金に執着のない人が多い。ちなみに僕もそんな感じ。給料は安いけど、特典は自分のところでやっている映画なら無料で見られること。
お客さんから「あのシーンはどういう意味?」とか「どっちが面白いかね?」などと聞かれる事もあるから、見ていたほうが接客しやすい。もちろん、つまらないとは言わないで、「どちらも面白いですけど、こちらの方が女性向けです」などと言うようにしてます。
映画とお客さんをつなぐ所で働いていると思うとちょっと誇らしげ。やはり映画は映画館ですね。
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2005年08月19日
チケットの話
先日、渋谷のシネクイントに「オープン・ウォーター」を見に行ったのです。
パルコの玄関を入り、エレベーターの上ボタンを押した時、男の人が声をかけてきた。
「オープン・ウォーターご覧になるんですか?」
何で分かったの?!僕はそんなに映画見る気満々?服買いにきたかもしれないじゃん!などと思いながら話を聞いていると前売券があまっているので買ってほしいとの事。偽物ではない感じだったので1000円で落札。
その人は「平日なら一回目は1000円だけど、今日は土曜だし、映画サービスデーでもないし1000円なら安いですよ・・・」みたいなことを僕にも半分しか聞き取れないくらいの早口で喋っていたので、結構映画好きみたい。類は類を呼ぶんですね。
おかげで通常より800円お得に映画を楽しめました。
でもこれ、結構劇場側としては少し迷惑。本当なら1800円入るところだったのに、目と鼻の先で獲物を他に取られたみたいな感覚。うちの劇場でもチケット売り場の目の前で券を買おうと待っている人に、「この券余ったし、もう有効期限も無いのであげます」といって渡している人がたまにいる。
それって例えばこういうこと。
コロッケ屋さんがお客にコロッケ包んでいたら、お客の知り合いが来て「あら○○さん、うち今日コロッケ揚げたから食べに来て♪」と言って連れて行かれちゃったみたいな感じ?
親切心でしてるけど、店にとっては営業妨害になっちゃうんですね。
てことで、チケットあまったら劇場係員の知らないところで取引してね。
そこまでは劇場側も言わないから(^^;
まあ、お客さんにとっては嬉しいんだけどね。



