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2006年01月26日

どんどん進むアメリカの「メディア融合」-ピクサーとディズニーの話

我が家の今朝のトップニュースはもちろん、「ディズニーがピクサーを買収」というお話。朝ごはんを食べながら亭主とその話をしていたら、小学3年の息子が「え?なんの話?」と聞くので、「ニモやインクレディブルズを作っているピクサーという会社を、ディズニーが買ったのよ」と説明してやったら、「それじゃぁ、ディズニーのアニメーションの技術がよくなる、ってことだね。」と即座に分析。「チキン・リトル」とピクサーの映画の技術レベルは、小学生にすらはっきりわかるぐらいの差がある、ということのようです。

ピクサーの創業者は、ご存知アップルCEOのスティーブ・ジョブス。この買収で、ジョブスはディズニーの筆頭株主で取締役会メンバーにもなりました。日本ではホリエモン騒ぎで、もともとマスコミ的で胡散臭い感じのあった「放送とネットの融合」が後退してしまいそうなのに比べ、アメリカでは新年になってからだけでも、ものすごい勢いで、いろいろな形で新しい潮流が顕在化しています。

引き金になったのは、去年秋の「ビデオiPod」の発売。アップルのiTunes Music Storeでテレビ番組が買える、という仕組み(ちなみにこのとき番組を提供したのがディズニーでもあった)で、この分野に興味を持ちながらぐずぐずしていたメディア・エスタブリッシュメントの御仁たちがこれで恐怖にかられました。

そして、正月明け早々にラスベガスで開催された、巨大な業界イベント「家電ショー(Consumer Electric Show)」。ここで、GoogleがCBSと提携して有料映像ソフト配信を始めるとか、Yahoo!が「どこでもYahoo」(TiVoとの提携、モバイル展開、などなど)とか、なにしろ動画配信関係に、コンテンツ側も積極的に動き始めた様子が、一気に噴出してきたのです。

アメリカでも、ハリウッドはこうした動きに対応するのは一番最後になるでしょう。一方、CBSなどの地上波テレビは、日本より一足先に、広告予算をネットにごっそり持っていかれるようになって、懐への打撃が深刻になりつつあり、座して死を待つよりは、先に動いたほうが勝ち、という状況になっています。

「ほら、私が言ったとおりでしょ。」昨年春頃から、「あと1年から2年の間に、アメリカではネットでのコンテンツ配信が急激に動き出して、ネット配信に適したようなタイプのコンテンツの需要が急激に増大する」と、クライアントに言い続けてきた私としては、予言的中で嬉しい限りです。日本の方の多くは、アメリカはブロードバンド後進国で、遅れててどうしようもない、と思われているでしょうが、そうではないのです。

さて、この「ネット配信に適したコンテンツ」の中に、「邦画」というのもはいる、と思っているのです。長くなるので細かい話は省きますが、今は経営学でいう「discontinuity」(不連続点)にあたり、何か新しいものを持ち込む絶好のチャンス、だと私は思っているのですが、日本の関係者の方々、いかがでしょうか?

どんどん進むアメリカの「メディア融合」-ピクサーとディズニーの話 on テクノロジー : 2006年01月26日 12:10

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コメント

ネット配信はニッチなコンテンツから広がっていくんでしょうね。ビデオダウンロードサービスのAkimboがAnime Networkのコンテンツを扱うとの発表がありましたが、これも一例ですね。

投稿者 Zak Murase : 2006年01月27日 10:39

Muraseさん
コメントありがとうございます。そちらのブログも、楽しみに読ませていただいています。そうですね。Akimboも注目していたのですが、生き残れるでしょうか?

投稿者 Misty : 2006年01月29日 03:17

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