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2006年10月22日

「ディパーテッド」息詰まるスパイとスパイの心理戦

久々の映画館、今日は「父親たちの星条旗」が始まるのですが、同行の亭主が「こっちのほうがいい」と言い張る上に、朝読んだ地元紙サンフランシスコ・クロニクルでは「星条旗」の評価が意外に低く、それに対して「Departed」のほうはもっぱら評判がいいので、2週間前からやっているこちらの方を見に行くことにしました。(正直なところ、個人的にはアメリカものでも日本ものでも、第二次世界大戦の映画ってどうも苦手です。「男たちの大和」も「出口のない海」も、ハリウッド得意のユダヤ人迫害モノも見る気がしません・・)

ディパーテッドは、香港映画「インファナル・アフェア」のリメークで、こちらのほうも、大好きなトニー・レオン様が出ていることもあり(といってもまだ見ておらず、こんどNetflixで借りる予約をしていますが・・)、それも気になっていたところ。

さて、お話のほうは、警察がギャングに送り込んだスパイと、ギャングが警察に送り込んだスパイ、という二人が、お互い誰だかわからないまま戦う、緊迫感いっぱいの犯罪映画です。「タイタニック」の頃の王子様はどこへやら、最近すっかり悪党顔が板についてしまったレオナルド・デカプリオのほうがいいヤツ、善人顔のマット・デイモンが悪いヤツ、という配役が面白いし、なんたってジャック・ニコルソンの究極の悪人ぶりがすごいです。マーティ・シーンやアレック・ボールドウィンなどの脇役陣もいい味出してます。汚い言葉で機関銃のように話す台詞やジョークは、ところどころわからないながら(^^;)切れ味いいし、血がいっぱい流れて人がばんばん死ぬ映画の割りにドライで軽快なテンポは、同じマーティン・スコセッシ監督の「グッド・フェローズ」みたいな、ミョーなキモチよさがあります。

私としては、お互いにギリギリのところまで追い詰められたところでのピリピリした心理戦の描写が好きでした。二人がそれと知らずに交差する点に位置する女性がサイコロジストというのもなかなかしゃれてます。画面もよくできていて、何かが起こりそうな緊張感やどうしようもない悲哀感が伝わってきます。

先の見えない展開で、満員の観客が「おー!」とあちこちで驚きの声をあげるのも楽しかったです。(だいたい、子供映画以外で、これだけたくさん人がいる映画館で映画を見たのは久しぶり・・)

日本では、来年1月に公開予定のようですね。まー、人がばんばん死ぬ映画はそんなに何度も見たくないので、これ一回でいいですが、評判どおりの面白さだったと思います。

「ディパーテッド」息詰まるスパイとスパイの心理戦 on アメリカ映画 : 2006年10月22日 08:15

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