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2006年07月09日

It's not a silent night on the silent hill

初めてプレイした時、オープニングの揺れるカメラワークに手に汗握り、一気に引き込まれ
先の見えない恐怖と、ラジオのノイズに心をわしづかみにされて、世界にはまり。
2では進化して、生理的な恐怖感をぶつけてくるクリーチャーたちの虜に。
だから、今回の映画化は予告編を見つけた時から、楽しみで楽しみで。
そんなこんなで『サイレント・ヒル』公開初日に駆け込んできました。

原作は、もともとスティーブン・キングの小説に影響されて創られたゲーム。
その“見えない”“生理的”な恐怖は先発の『バイオ・ハザード』シリーズとは一線を画し、
たくさんのコアなファンを獲得しています。もちろん「怖すぎて…」と断念する人も多いはず。
『SAW』の監督などは、もろ影響を受けています。(自身そう語っています)
とくに美術面やタイトルロゴ、監禁されている医者などは『サイレント・ヒル』テイスト満載。

ちなみにバイオシリーズは、もろ『バタリアン』ですよね。
元ネタはもちろん『ゾンビ』でしょうが、ゲームの2などはオチがそのまんま『バタリアン』。
それをまた映画として料理するんだから、ややこしい話です。

前置きが長くなりましたが、
そう言う意味ではバイオシリーズに比べて非常に『サイレント・ヒル』はゲームに忠実。
特に街の持つ「厭らしい」雰囲気はそのまんま。
ストーリーは1をクリーチャーは2を採用したのは大正解。
私が引き込まれた、冒頭で書いた1のシーンもそのまま出てきます。
さらに、死体やクリーチャーに意味を持たせて、うまくまとめられています。

音や突飛な死に方で奇をてらった驚かせ方をする最近のホラーに比べると、
しっかり雰囲気と話ができていて、映画としての完成度が高い。
ホラー=パンク・ロック 見たいなBGMにあきあきしていた私にとっては
ちゃんとゲームの音楽をOPとEDに持ってきている、
効果音もゲームのものを採用しているという姿勢に拍手。

ちょっとオチの教会以降のまとめ方が納得いきません
もっと違う方向で、丁寧にまとめてもよかったな、と思ってしまいますが、
今年観た映画の中でもバツグンの存在感を持っていました。
とくにジョデル・フェルランド。この子はすごい!
あと、パンフレットのデザインもゲームに合わせていて、すごくカッコいい!

ただ、生理的嫌悪感を与えるクリーチャーデザインのせいか、
はたまた霧と雨のシーンが多いせいか、満席の場内からトイレに立つ人が続出…。
ちょっと気になったなぁ…。

3と4も映画にするにはうってつけのストーリー。
(といっても音楽やシーンでさりげなく映画に登場しているんですが)
ぜひ、全米1位獲得の勢いに乗って、しっかり作ってもらいたい!
あと、ゲームの5も作ってもらいたい!

サイレント・ヒルは、共鳴する魂を持った人の夢に侵入して蝕む街。
たとえどんなに離れている人であっても…。
映画館であんまり心を奪われすぎると、
今夜、あなたの夢にサイレント・ヒルが現れるかも知れませんよ…。

It's not a silent night on the silent hill on 自腹で征服 : 2006年07月09日 17:47

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