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2008年7月28日

幸せになるまでの6つの映画

『魔法にかけられて』のDVDが驚くほどの早さで発売されました。
往年のディズニー作品のように絵本のビジュアルから始まるオープニング、
そしてメリー・ポピンズであるところのジュリー・アンドリュースのナレーションが物語を語り出すと、
アカデミー賞を獲得しまくっているアラン・メンケンによる音楽が盛り上げる。
王道ディズニー新作!なのに、やっているのは自家パロディという、斬新な視点。
そして、そこにちょいちょいはさまれる意地悪な
『M:i:B』監督でもあるバリー・ソネンフィルド風味。


これでおもしろくない訳がない!


で、映画もヒットしたんですが、
その要因が他にもアルのではないか、と考えております。
もちろん、私的にひねくれて。


それはキャスト。
いえ、もちろん、ディズニーキャラそっくりのティモシー・スポールや、
どこから見ても魔女だったスーザン・サランドンもすごかった。
(『スター・ダスト』のミシェル・ファイファーもそうだけど、魔女を大女優が演るってはやってるのかしら…)
でも、それ以上に注目なのは、王子役ジェームス・マースデン。


ヒットした『ヘア・スプレー』の歌って踊るMC役でハチケ、俄然注目を集めている彼ですが、
この『魔法にかけられて』の成否は、彼にかかっていたと行っても過言ではないのです。
実は彼こそが、ジャンルを超えて映画を成功に導くジンクスを持つ男なのです。


彼を最初にヒット作で見かけたのは、実はかなり昔、さかのぼれば『X-MEN』でした。
「青い眼が綺麗な注目株」とか評されながら、ずっとサングラスを掛けているサイクロップス役でした。
ここからそのジンクスは始まるのです。


かれはこの作品で、ガールフレンドであるファムケ・ヤンセンの心をヒュー・ジャックマンに奪われてしまいます。
それが彼の一番の役どころでもあり、
同作2でも再度奪われ、さらに愛車RX8も奪われます。
そしてあえなく最終作ファイナルスタンディングでは、消滅…。


そして、ケミストリーがなぜか主題歌を歌って話題となった『きみに読む物語』でも彼女を取られ、
『スーパーマン・リターンズ』ではロイス・レインを奪われます。
『ヘア・スプレー』では恋人とも言うべき自らの番組を、バトンタッチしたように見えますが、ある意味クィーン・ラティファに奪われております。


私は彼を「寝取られ俳優」と密かに呼んでいるのですが、
なぜか彼、ジェームス・マースデンが取られた映画は、ヒットするのです。
もちろん『魔法にかけられて』でも、結婚式当日にプリンセスを奪われます。
これがこの映画をヒットさせた大きな要因なのでは、と私は読んでいるのです。


ただ、『魔法にかけられて』が違うのは、
ジェームス・マースデンが最後には幸せになる、ということです。
ディズニーセオリー「悪くない人はhappily ever after」に則ってのことなのですが、
これが彼の偉大なジンクスを崩すことになろうとは…。


『魔法にかけられて』のヒットで、彼はついにラブコメのヒーロー役に抜擢されます。
それが『幸せになるための27のドレス』でした。
あろうことか、彼はこの作品で「主人公の心を奪う」のです。
おかげで作品は、ちょっと残念なことに…。小粒の作品に終わってしまいました。


やっぱりジェームス・マースデンには不幸が似合う。
映画のヒットのためにも、今後も彼にはどんどん寝取られていただきたい!そう思うのでした。

幸せになるまでの6つの映画 on DVDで征服 : 2008年7月28日 10:46

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