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2009年2月16日

001 無ケーカクの命中男/ノックト・アップ

なんともかんともな邦題をつけられてしまい、
「ダメ男スペシャル」みたいなキャンペーンまで張られて、
本年2本目の『寝取られ男のラブ♂バカンス』と合わせて2本立て上映が行われていた本作。
「これが09年映画ライフのスタートか…」と感慨深いモノもありましたが、
まぁ去年も『俺たちフィギュアスケーター』で幕を開けたことだしよしとするか…。


ストーリーは、もうタイトルでバレている感じもしますが、
一夜のアバンチュールでできちゃったダメ男が、
初めて人生やら未来やら、女性やらに向き合うというラブ・コメディ。
主人公はちょっとした事故でせしめた巨額の保険金を手に、カナダから不法入国してプー生活を謳歌している行けてないデブ青年。
この社会的にも人間的にもダメダメな男を
「意外とかわいらしいし、やるときはやるっていうギャップがかっこいい」的なアメリカの流行りっていつまで続くんでしょうかね…。
ジャック・ブラックが元気に踊り続けているうちはゴー・オンするんでしょうか。


で、その犠牲になってデキちゃうのが『幸せになるための27のドレス』や『グレイズ・アナトミー』で人気を博し、
「2007年ホットな100人」で14位(微妙…)に選ばれたキャサリン・ハイグル。
出世街道にやっと乗っかったキャスターが、一夜の火遊びでどうしようもない男に人生を捧げる羽目になる、という感じ。


彼女を考えると、もうちょっと話題になってもよかったんじゃないかと思いますが、
ストーリーを見てみると、なんとなくこの扱いにも納得。
現代の「knocked up」は、アメリカの俗語で「妊娠させること」。
過去分詞形になっているので「妊娠させられちゃった」、という意味ですが、
いわば「ノック・ダウン」の反対語として、
「やる気にさせられた」とか、
劇中では「胎児の頭を主人公のチ○コがこづく」的な意味でも使われています。


これらが非常に相まって、ストーリーが中途半端に。
コメディに振り切らず、結構深刻で悲愴的だし、
いい話にしてしまうのか、というと不安材料てんこ盛りだし、と
どっちつかずなのです。
生かし切れてない設定も多く(ヒロインの職場がらみのエピソードとか)、
話が唐突に前進したり、無駄に停滞したり。
観ている方が煮え切らない二人にいらいら…。


結局「無ケーカク」だったのは作った側だったのかも…と邪推したくなりますが、
そこそこ「イイ話」としてみればほんわかもできるので、無難な着地点だったとも言えるのでしょうか。
最後の最後になぜ評価をよくしたかというと、
実は次の1本がまたこれ…。

001 無ケーカクの命中男/ノックト・アップ on 自腹で征服 : 2009年2月16日 09:28

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