火星美人の銀幕征服計画 
映画大好き火星美人が、新作公開映画やDVDを本能のおもむくまま鑑賞。試写会に応募したり、自腹で劇場に通いながら、ショウビズ界を征服させていただきます。
2008年03月11日
HD-DVDプレイヤーを買ってみる
ご無沙汰している間に次世代DVD戦争に終止符が打たれてしまいました。
私はPS3でブルーレイ派だったので、
焦ったりがっかりしたりすることもなく
「X-BOX360の周辺機器のHD-DVDプレイヤーを買わなくてよかった」
と胸をなで下ろす一方でした。
このHD-DVDプレイヤー、USB接続で20000円とあって、
他のHD-DVDプレイヤーに比べると格安ではありました。
ブルーレイのソフトがいまいち勢いよくラインナップがそろわない上に、
『ホリデイ』『トランスフォーマー』などは、HD-DVDのみの販売。
なくなくDVDを買ったものでした。
それじゃあ、今回の結末でもってすぐにブルーレイで出るかというと、それは不透明。
すでに話題も過ぎ去った作品を、わざわざ焼き直すかは疑問。
となると、HD-DVDのみで出た作品がブルーレイで手にはいるのはいつのことやら…。
何のかんの言って、ブルーレイ・バンザイとは言いがたいものがあるな、
と思っていたのでした。
ある日、いつものようにamazonをチェックしていたら、
なんとX-BOX360用HD-DVDプレイヤーの値段が大暴落しているではないですか。
その値段、5000円弱。75%OFFです。
そして、時を同じくして、『ボーン・アルティメイタム』がHD-DVDのみで発売。
これは、買うしか…ない…の、か?
と逡巡している間に、売り切れ。
同じことを考える人は多いものですな。
どうやらパソコンでも使えるらしいので、使用用途は意外と広いみたい。
一時の熱情だったので、冷めるのも早く、
しばらくは忘れていたのですが、
先日またamazonをさまよっていると、「在庫あり」の文字。
一晩考えてみても、まだ「在庫あり」だったので、買ってしまいました。
まぁ、よくよく考えてみれば、HD-DVD“だけ”持っていた人には災難だっただろうけど、
HD-DVD“も”もっている人は、切り替えが面倒なくらいで、さほどの問題もないわな。
ということで、争いが落ち着いた今になって、
なぜか我が家には次世代DVD再生機が、両機種ともそろうことになったのでした。
ソフトはまだないけれど…。
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2008年01月04日
2007年 想い出の品
前回の投稿から、あっという間に3ヶ月!
年も明けてしまいました…。ご無沙汰しております…。
その間、あくせく動き回っていて、鑑賞本数も減ってしまったのですが、
終わってみれば結局自己最高を更新して140本超、映画館で観ることができました。
08年こそは、150本観たいなぁ。そして、感想もちゃんと書きたいなぁ、と思っております。
思ったので、決意を形にしようと、元旦は5本はしごしてみました。
それはまぁ、おいておいて、
『硫黄島からの手紙』に始まり、『エイリアンvsプレデター2』で終わった私の2007年。
そこだけで考えると、もうドンパチしまくりですが、
せっかくなので誰も挙げないような、想い出の作品について。
『スターダスト』
宣伝もあまり観ることもなかったですが、日本のUIPでは最後から2本目の配給作品になるのかな?
『マイティ・ハート』に力が入りすぎて、スルーされがちのこの作品。
クレア・デーンズやミシェル・ファイファー、ロバート・デニーロなどのキャスティングで
ほんのちょっとだけ話題にはなりましたが、
年末の総括特集などに埋もれて、他のメモリアル作品に競り負けて
ほとんどの人の目に触れなかったんじゃないでしょうか。
でも、私、この映画が個人的には07ベストです。
とにかく、ストーリーに無駄がない。全てのきっかけと結論が結びついていて、
創り上げた世界観の中でエピソードが綺麗に終わっている。
一見無駄に見えるキャラクターも、ちゃんと物語の中で活かされている。
こんなに綺麗に、納得して、満足して劇場を後にした作品は珍しい。
どこか次作を思わせるためにエピソードを消化せずに残しておいたり、
「この世界はそういうものだから」と唐突に始まったり、という映画が多い中、
ちゃんと世界の説明から入って、それが「happily ever after」で終わる、その気持ちよさ。
わずか2時間で余すことなく見せられる世界観は、緻密にそれでいて可笑しく作られていて、
「あぁ、あと数分で話は終わっちゃうんだ、でも終わって欲しくないなぁ」と思ってしまいました。
冬の朝に気持ちの良い布団から出たくないような、あの感覚。
そこから飛び出してしまえば、現実しか待っていない寂しさ。そんなものを感じてしまいました。
完璧にできあがった世界と、シナリオ。
そこに、さらに、豪華キャストも、やっぱりいい。
「いまさらクレア・デーンズ?」とか「またデニーロがコミカルキャラ?」とか思わない。
そんな下世話な先入観は、楽しそうに演じている彼らの顔を見れば吹き飛ぶはず。
ちゃーんと、デニーロは女装海賊を、ミシェル・ファイファーはエゴ満載の魔女を、
そしてクレア・デーンズは流れ星が姿を変えたわがままヒロインを、余すことなく演じています。
そこにちょこちょこ挟まれるシニカルなギャグがぴりっと良い味出してるんです。
キワ物、なんて言わないで、おとぎの国の素敵な話『スターダスト』、ぜひ観てもらいたい作品ですよ。
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2008年 鑑賞履歴
2008年に鑑賞した映画などをつらつらと。
2008年5月9日 43本
-----------January
001 俺たちフィギュアスケーター ★★★
002 PEACE BED ジョン・レノンvsアメリカ ★★
003 エンジェル ★★☆
004 再会の街で ★★★☆
005 タロットカード殺人事件 ★★☆
006 マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋(試写) ★★
007 君のためなら千回でも(試写) ★★★★
008 パラノイド・パーク(試写) ★★
009 劇場版BLEACH2 The Diamond Dust Rebellion もうひとつの氷輪丸 ★
010 アース(吹替版) ★★★★
011 ビー・ムービー(吹替版) ★
012 28週後… ★★★
013 ジェシー・ジェームズの暗殺 ★★★☆
-----------February
014 アメリカン・ギャングスター ★★★★
015 スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 ★★★
016 ウォーター・ホース ★★
017 シルク ★☆
018 歓喜の歌 ★★
019 テラビシアにかける橋 ★★★
020 ラスト・コーション 色・戒 ★★☆
-----------march
021 ライラの冒険 黄金の羅針盤 ★☆
022 バンテージ・ポイント ★★★★☆
023 ジャンパー ★★★★☆
024 悲しみが乾くまで(試写) ★★★☆
025 魔法にかけられて ★★★★
026 ノー・カントリー ★★★★☆
027 陰日向に咲く ★★★
028 燃えよ!ピンポン ★★★☆
029 マイ・ブルーベリー・ナイツ ★★☆
---------april
030 ダージリン急行 ★★★★★
031 88ミニッツ ★★★
032 スルース ★★
033 ペネロピ ★★★☆
034 4ヶ月、3週と2日 ★★★★
035 フィクサー ★★★☆
036 ヒットマン ★★★
037 大いなる陰謀 ★★☆
038 うた魂♪ ★★
039 ブラックサイト ★★☆
---------May
040 王妃の紋章
041 クローバー・フィールド HAKAISHA
042 NEXT
043 紀元前1万年
044 スパイダー・ウィックの謎
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2007年09月30日
上海が大人気
最近、上海が大人気だと思いませんか?
もちろん、映画の話です。
ちょっとしたときに、上海が登場する映画の多いこと多いこと。
『アルマゲドン』で隕石が落ちたときには、
まだまだ東南アジアの田舎というビジュアルでした。
大きな川のそばに船がたくさん浮かんでいて、三角の帽子をかぶった中国人がイッパイ、
なんて適当なビジュアルでした。
『トゥームレイダー』でアンジェリーナー・ジョリーが闖入したおうちも、
船のような感じの、「一体どこの国の都市だ、上海って?」という作りでした。
でも、『M:i:3』の時は、ちゃんとした都市として描かれていました。
中国工商銀行あたりから、手近なビルにターザンするシーンですね。
でも、普通の企業が入っているビルに、あんなヒミツ企業は入ってませんよ…。
あそこはいわゆるバンドとよばれる、夜景のきれいな昔の金融街の対岸。
東宝明珠、つまり上海テレビ塔のある地域で、ビジネス街です。
この近代的な夜景と、イギリス占領時の金融街がライトアップされている景色を楽しめるバンドは、
上海のデートスポット。いつ行ってもカップルだらけです。
まぁ、『M:i:3』も東宝明珠付近から南京路近くまで、
あの小さなパラシュートで飛び降りているので、
かなり微妙な地理感覚ではありますが…。
そして、走っていった先が、中国映画村。かなり離れた地域です。
さすがに上海のような大都市のまんなかに、あんな水郷はありません…。
そのあたりは、現在公開中の『夜の上海』を見れば分かるかも。
オール上海ロケで、かなり今の上海が出てきます。
最初の舞台は、イーサン・ハントが飛び降りたすぐ近くにある
現在中国一高いビルでもある、グランドハイアット。
ここのバー・ラウンジなら、バンドも東宝明珠も見下ろせます。
ただ、登場人物が歩いて川を渡ってしまうのはどうかと…。
あそこってそんなに簡単に渡れるような橋もないし、距離もない…。
そこが不満でしたねぇ。
最後、西田尚美と本木雅弘が再会するホテルは、浦江飯店。
ドミトリーがあり、日本からの船が着く港に近いので、バックパッカー御用達のホテルでした。
改装後は、高級路線がウリで、映画でみられるような古き良きホテルになったようです。
共同シャワー場から見るバンドもきれいだったんだけどなぁ。
そして、『ファンタスティック4 銀河の危機』にも上海登場。
といっても、こちらはロケではない様子。
もろ香港と勘違いしています。
そして、その後は日本とも混同…。久々にオカシナ東洋観丸出しの絵面になってます。
今は映画の作り手たちが、超現代と1920年代が混在し、ベースにはちゃんと中華が生きている
上海の魅力にやっと気づいて、取り憑かれている頃なのかも知れません。
でも、世界が注目する街になっても、上海ってやっぱり謎が多いところ。
まだまだちゃんと描かれているとは言い切れないし、
撮影して、編集して、映画がでるまでに、大きく変化している街、でもあります。
誰か何とか、今の上海を、ちゃんとフィルムに焼き付けて、
残してくれる作り手はいないものか、思ってみたりして。
とりあえず、11月頃に、自分の網膜に焼き付けるために
1年ぶりくらいに行ってこようと思ってます、上海。
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2007年08月15日
NARUTOとクゥの夏休み~疾風伝
7月8月と、なんとなく劇場から遠のいてしまい、
映画生活とは言えないような生活を送ってしまった私。
「これでは07年の目標150本に遠く及ばない!」とちょっと焦ってきました。
暑さで腑抜けた根性をたたき直すためにも、ここは一つスパルタで!と
盆休み真っ最中のシネコンにて、一人でアニメ2本立てを敢行。
いや、これが辛かった。
チケット売り場が混むことは明白だったので、
前日にわざわざシネコンに足を運び、ずっと見逃していた
『レミーのおいしいレストラン』を鑑賞。レイトショーだけあって大人だらけ。
レストラン経営会社の社内報の仕事をやっている私にとっては、
ネズミが厨房で料理している様子はサブイボもの。ちょっとそこが乗れなかった…。
で、わざわざ前日に買ったのは
・河童のクゥと夏休み
・劇場版 NARUTO~疾風伝
本当は『怪談』も見たかったんだけど、時間が合わず断念。
盆の朝9時からアニメ2本立てという強行軍に相成ったのです。
で、翌朝。スッキリ目覚められないまま劇場へ。
すでにお子様がロビーにあふれている。
ポケモンや西遊記もあるので、もう、シネコンは阿鼻叫喚の地獄。
お子様は嫌いではないけど、これだけ人数がいると、さすがにちょっと引くなぁ。
朝一番、しかも、『河童のクゥと夏休み』でプレミアスクリーンなのに満席。
冒頭、いきなりお父ちゃんがサムライに一刀両断にされてから、しばらくは静かな場内。
いまいちアニメアニメしない絵面に、お子様も乗りにくい様子。
いじめや離婚などのテーマが重く、説明的な台詞も少ないので、時々
「ねぇ、今のはなんで?」と質問するお子様。
「お父さんに出て行って欲しくないからよ」と答えるお母さん。うーん…。
カラスが破裂したあたりでは、場内は、もうシーンとなっていました。
それでも前列のお子様がスクリーンのキャラと大声でお話を始め、
その声がクゥの声にゲキ似だったので、私はクゥが話しているのだと勘違い
「このストーリーの流れで、その台詞はおかしくないか?」と何度も首をかしげました。
間髪入れずに、『NARUTO』。一応、ポップコーン購入。
隣には5歳くらいの女の子。おとなしい。
劇場内を見渡したところ、私が最も年齢の高いグループだと発覚。一人だし、32歳だし…。
映画が始まるまで文庫本でも読もうと思ったけど、とてもじゃないけど…。
なんだか吐いている子どももいるし、当然走り回っている子どもも多い。
それでも照明が落ちると静かになるから不思議なもんだ。
と思っていたら、今までおとなしかった隣の子どもが歌い出した。
それも、NARUTOと関係ない謎の歌を…。
結局中盤までずーっと歌っていたその子。
トミー・リー・ジョーンズに怒って欲しかった…。
NARUTOのクオリティはとても高く、脚本も武上純希らしい内容で、ある程度満足。
ポップコーンで腹がふくれたのか、中盤に寝てしまったのが不覚…。
おおむね両作品とも楽しめたのでよしとして、劇場を後にする。
まだまだいける!と確信し、がんばらねば!と気持ちを新たにした盆休みだった。
でも、できることなら映画は静かな環境で楽しみたい…。
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2007年07月23日
2007年 鑑賞履歴 下半期
2007年下半期の鑑賞履歴をつらつらと
目標140本に下方修正…
12日31日終了時点で 141本でした
071 憑神
072 大日本人
073 しゃべれどもしゃべれども
074 主人公は僕だった
075 リトル・チルドレン(試写)
076 22才の別れ(試写)
077 ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習
078 シュレック3
079 ミス・ポター(試写)
080 プロヴァンスの贈り物(試写)
081 トランスフォーマー(試写)
082 ベクシル(試写)
083 レッスン!
084 ボルベール<帰郷>
085 夜の上海(試写)
086 消えた天使
087 幸せのレシピ(試写)
088 オーシャンズ13
089 めがね(試写)
090 レミーのおいしいレストラン
091 河童のクゥと夏休み
092 劇場版 NARUTO 疾風伝
093 呪怨 パンデミック(吹替版)
094 怪談
095 天然コケッコー
096 キサラギ
097 ブラック・スネーク・モーン(試写)
098 シッコ
099 ラッシュアワー3
100 グラインドハウス(USA版)
101 パンズ・ラビリンス(試写)
102 ボビー・Z(試写)
103 ウェイトレス(試写)
104 サイボーグでも大丈夫
105 ヱヴァンヴェリヲン 新・劇場版:序
106 ファンタスティック4 銀河の危機
107 包帯クラブ
108 ブレイブ・ワン(試写)
109 キングダム 見えざる敵
110 パーフェクト・ストレンジャー
111 大統領暗殺
112 ナンバー23(試写)
113 ロンリー・ハート(試写)
114 人のセックスを笑うな(試写)
115 バタフライ・エフェクト2
116 ヘアスプレー
117 エディット・ピアフ 愛の賛歌
118 マイティ・ハート 愛と絆(試写)
119 バイオ・ハザード3
120 続・ALWAYS三丁目の夕日
121 クワイエットルームへようこそ
123 インベージョン
124 グッドシェパード
125 クローズZERO
126 再会の街で(試写)
127 モーテル(試写)
128 マリア(試写)
129 スターダスト
130 ボーン・アルティメイタム
131 恋空
132 ディスタービア
133 HERO
134 Shoo 'em up
135 ミッドナイト・イーグル
136 ベオウルフ
137 アイ・アム・レジェンド
138 椿三十郎
139 ナショナルトレジャー2
140 サーフズ・アップ(吹替板)
141 エイリアンvsプレデター2
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2007年05月10日
15~16歳の肖像
若者が元気が良い。
というと、当たり前だが、
特に中学生が元気がいい。
あ、これも当たり前か。
(あながちそうでもない世の中であることは
本題からそれるのでなかったことにして)
そして、邦画が元気だ。
と、これも今さら言うほどのことではないけれど、
今回言いたいことは、いわゆるよく言われる「邦画が元気」とちょっと違う。
『幸福な食卓』『バッテリー』『転校生 さよなら あなた』と
元気な日本の中学生が活躍する映画が、とにかく元気なのだ。
『幸福な食卓』は北乃きいの
「自己主張はあまりしないけど、腹で何を考えているかミステリアス」な日本型ヒロインも良いけれど、
何より勝地涼がいい。
お坊ちゃんで、自分の生きている世界が全てで、幸せと希望にあふれていて、
中学校の校区の外には、広い世界が広がっていることを知らない、
だからこそ向こう見ずだけど、明るく振る舞えるし、正直に純に生きられる、
そんな中学生をいきいきと演じていて、まさか20歳オーバーだとは思えない。
ついでにいうと、公開中の『東京タワー』でモヒカンにしているとは思えない。
社会にもまれていないからこそ、明るい。そして未来を信じて疑わない。
一筋縄ではいかない複雑な家庭事情を抱えている北乃きいとは、見事に対照的。
だからこそ、前半の重~い停滞ムードが勝地涼の出現でぱーっと明るくなる。
彼がでてから、映画は一気に良くなった気がする。
二人でクリスマスを何回祝えるか、なんて会話を真剣にしているシーンでは、
なんだか心打たれて、憧れまでしてしまった。
『バッテリー』もいい。
こちらも主人公より、キャッチャー役の子がいい。ファンタとスーパーエッセルのCMの子もいい。
(主人公はどうも岸谷五朗と天海祐希の息子に見えなかったし…)
なにより、子どもたちが全力で走っている姿が、本当に良い。
あの走りのスピードは、あの年頃でないとできない。気がする。
だって、オトナになると、全力で走ることが恥ずかしくなるし、つい振り返ってしまいたくなるんだもの。
それだけ、後ろめたいんだろうなぁ、オトナって。あと、勝手になんかしょってるんだろうな。
だから、あのころだけの特権。全力ダッシュが遺憾なく切り取られていて、本当にすがすがしい。
いまいましいほど、すがすがしい。
で、『転校生 さよなら あなた』も同じく、
「振り返らない年頃」が本当にきれいに描かれている。
特に印象に残ったのは、蓮佛美沙子が屋上へと逃げる森田直幸を追いかけるシーン。
その走る姿は、本当に躍動感にあふれている。
いつから、自分の走る姿は鈍重になって、
ジムのランニングマシーンの上にしか存在しなくなったんだろう、
そんなショックとと共に、目に焼き付いた。
この、蓮佛美沙子がホント、いい。
『バッテリー』にも出ていて、
「なんでこんなちょい役なのに、シーンが割かれているんだろう」と思ったけれど、
納得。この子すごい。
いきいきしている。純な気がする。すれてない気もする。
小田急線でこの間、ヴィトンの腕時計をつけた似たような子が大声で話していたけれど、
きっと全く違う、と思いたい。くらい、ほんといい。
15歳前後で活躍していると言えば、夏帆や新垣結衣がいるわけですが、
それらのよくテレビで見かける、もうできあがっちゃった像としての15歳ではなく、
今回上げた3本の映画に出ている15歳(を演じている)は、
まだなにもできあがってない像を持っている、希有な役者さんたち。
何も知らない、気づいていないみたいに見えるけど、ホント演技うまいんです。
とにかくみんな、向こう見ずな元気を見せつけてくれてます。
それで、こんな15歳のころは経験したことないけど
「あぁ、あのころに戻りたい」と思わせてくれる力を持っています。
ぜひごらんアレ。
しかし、なんですな、最近の邦画はとにかく人が死んじゃうんですね。
かなり見ている方はショックでかいです。
『幸福な食卓』はそれがなくて、ミスチルの曲が最後に延々流れなければ、
もっと深く記憶に刻まれたのになぁ。
『バッテリー』は死んでないけど、だからといって続編を作って欲しくないなぁ。
『転校生』は、前作を知っている人も、全く違うお話になってますので、
結末は、劇場でごらんアレ。
また元気な映画が作られることを心待ちにして、
30歳オーバーは今日もランニングマシーンの上で濁った汗をかくとします。
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2007年04月19日
六本木の蜘蛛
朝7時半に友人からの電話。4時に寝たとこなのに…、と目をこすって電話をとると
「お前、今テレビに映ってたぞ」
と興奮した声。あぁ、そうか昨日行った試写会か。
六本木のTOHOシネマズを借り切って行われた、
『スパイダーマン3』の1回きりの試写会。
どうも、アナウンサーの後ろに並んでいたようで、気づかぬうちに画面に入っていた様子。
興奮している友人には悪いんだけど、
実は相当不機嫌な顔をして映っていたはず。
4月とは思えない寒い朝、今にも雨が降り出しそうで、さらに長蛇の列。
「録音機械と携帯電話は袋に入れて封をして」と叫び続ける係員、
「金属探知しますので~」とも言っているし、パソコンも没収されそう。
試写後、どこかの喫茶店で仕事をする予定だった私は見事に該当機械を全て持っていて、
レッドカーペットの上では、まさに厳戒態勢にむすっとしていたところのはず。
その後はパソコンを没収されて
「機器の損壊、データの破損があった場合も責任は問いません」
という内容の誓約書にサインを求められ、
「預かるならそこは責任持って欲しいなぁ」と内心思いながら、
スクリーンに向かったのでした。
そんなもやもやも、実際に映画が始まると、見事に吹っ飛びました。
さすが、待たせただけある、濃~い内容。
めまぐるしいアクションの数々。
そして、拡げまくった風呂敷をたたむどころか、さらに広がるエピソード。
敵もサンドマン・グリーンゴブリンJr・ヴェノムと過去最多。
上映時間も2時間半ということもあって、お腹いっぱいで会場を後にしました。
シリーズ最新にして最終というだけあって、
ちゃーんと全てのエピソードにケリがついているのが、
当たり前のことなんだけど感心感心。
『X-MEN』は最後なのに(スピン・オフが企画されてたとはいえ)謎てんこ盛りだったし、
『パイレーツ~』は2では何のエピソードにもケリがついていなかった、
それから比べると、ほんときれいに大団円でした。
何より過去最高のスパイダーマンのいじめられっぷりが見事の一言。
これほど主人公がけちょんけちょんにいじめられるヒーローものも珍しいのでは。
2では摩天楼ダイブの途中で糸が切れて車の上に落ちたりしてましたが、
3はそれどころじゃないです。もう、気の毒なくらい。
それというのも他のヒーローものと違って、
スパイダーマンは主人公を筆頭に、出てくるキャラが全て着ぐるみになっていて
オールCG映像にできるからこそですね。
「好きだから、いじめちゃう」そんな子どものような愛情表現は、
『ダークマン』から受け継がれるサム・ライミ監督ならではもの。
ただ今回はあまりに物語の幕引きに集中したのか、負荷が高かったのか、
サム・ライミ監督らしいダークなお笑いは控えめ。
ただひたすらにまじめな正統派映画に仕上がっております。
見応えはあるんだけど、そこだけがちょっと残念だなぁ。
オープニングも2では様々なタッチでのアメコミイラストによる1のストーリー解説でしたが
3では蜘蛛の糸となつかし映像でスタイリッシュに説明。
すんなり3のストーリーに入っていく流れはさすが。
MJとピーターはどうなるのか?ゴブリンJrの恩讐は?そして迫る新たな敵とは…?
ぜひ劇場の大スクリーンを飛び回るスパイダーマンの活躍を見て欲しいです。
今回はキルスティン・ダンストもそれなりにかわいいですし、ね。
気になった点といえば、マーブル映画には憑きもののスタン・リーが説明的なセリフをしゃべっちゃう所。
あそこはやりすぎじゃないかなぁ。
芝刈り機もって口あけてるだけでいいのになぁ。
あと余談ですが、ロゴ。「3がヨ」に見えるという声が多く聞かれますよね。
「プレステ3」のロゴにそっくりですよね。うーん、ソニーですからね…。
でもよく見るとカタカナのロゴと本家の英字のロゴは微妙に書体ルールが違います。
日本のロゴの方がプレステのフォントに似てるの(というか同じ)ではないでしょうか。
気になった方は、見比べてみてくださいね。
六本木の蜘蛛 on 自腹で征服 : 02:08 | コメント (0) | トラックバック
2007年01月29日
2007年 鑑賞履歴
2007年観た映画をつらつらと
7月12日現在 80本です。
001 硫黄島からの手紙
002 鉄コン筋クリート
003 王の男
004 BLEACH ~Memories of Nobody
005 劇場版 どうぶつの森
006 イカとクジラ
007 エラゴン
008 リトル・ミス・サンシャイン
009 となり町戦争(試写)
010 ラッキー・ナンバー7
011 武士の一分
012 不都合な真実
013 ディパーテッド
014 マリー・アントワネット
015 世界最速のインディアン(試写)
016 それでもボクはやってない
017 墨攻
018 どろろ
019 幸せのちから
020 DREAM GIRLS(試写)
021 幸福な食卓
022 DOA
023 Gガール
024 守護神
025 パフューム ある人殺しの物語
026 さくらん
027 蒼き狼 地果て海尽きるまで
028 ボビー
029 ゴースト・ライダー
030 ラスト・キング・オブ・スコットランド
031 龍が如く 劇場版
032 プロジェクトBB(試写)
033 ハッピー・フィート
034 ナイト ミュージアム
035 バッテリー
036 ホリデイ
037 蟲師
038 デジャヴ
039 鉄人28号 白昼の残月
040 ザ・シューター 極大射程(試写)
041 あるスキャンダルの覚え書き(試写)
042 QUEEN(試写)
043 毛皮のエロス(試写)
044 ブラッド・ダイアモンド
045 華麗なる恋の舞台で
046 今宵、フィッツジェラルド劇場で
047 アポカリプト(試写)
048 300(試写)
049 スパイダーマン3(試写)
050 転校生 さよなら あなた(試写)
051 インランド・エンパイア(試写)
052 オール・ザ・キングスメン
053 スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい(試写)
054 サンシャイン2057
055 バベル
056 かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート
057 ラヴソングができるまで
058 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
059 ロッキー・ザ・ファイナル
060 ハンニバル・ライジング
061 STRINGS 愛と絆の旅路
062 フリーダム・ライターズ(試写)
063 パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド
064 パッチギ! LOVE&PEACE
065 図鑑に載ってない虫(試写)
066 舞妓Haaaan!!!
067 ゾディアック
068 プレステージ
069 傷だらけの男たち(試写)
070 ダイ・ハード4.0
071 憑神
072 大日本人
073 しゃべれどもしゃべれども
074 主人公は僕だった
075 リトル・チルドレン(試写)
076 22才の別れ(試写)
077 ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習
078 シュレック3
079 ミス・ポター(試写)
080 プロヴァンスの贈り物(試写)
2007年 鑑賞履歴 on 自腹で征服 : 01:37 | コメント (0) | トラックバック
2006年10月24日
アメリカン正義
『オーメン』『スーパーマン』がリメイクされ、
まるでリチャード・ドナー・イヤーのようなここ最近、
ついに本人の最新作が登場しました。
と言っても、本国アメリカではとうの昔に公開されていて、
「いったいいつになったら日本でやってくれるんだろう」とクビを長くしていた私。
一時期は「短館レベルの公開?」とちょっとどきどきしたけれど、
ちゃんと全国公開に踏み切ってくれましたね
『16ブロック』です。
リチャード・ドナーといえば前述のシリーズの他にも
『リーサル・ウェポン』シリーズが有名。
私の人生で最高のアクション映画は『リーサル・ウェポン3』ですので、
この監督の名前を聞くだけでわくわくしてしまいます。
ちょっと最近は暗めの映画が多くて、評価が下がっていましたが、
今回は
家に帰ろうと思っていたアル中刑事ブルース・ウィリスに
一人の証人の護送が押しつけられる。
たった16ブロック(2キロ程度)を護送するだけの簡単な仕事だったはずが、
その証人は警察内部の違法行為を証言する証人だったため
ブルース共々警官たちに命をねらわれる羽目に。
元同僚から署長まで、だれが見方かわからない中の逃走劇で、
アルコールで濁っていたブルースの正義感に火が再び灯る。
とルーザー復活劇というアメリカ好みのストーリー。
ブルースのその境遇も、どこか『ダイ・ハード』だなぁ、と思っていたら、
そのまんまのような騙し合いのシチュエーションもあり、
かなりはらはらどきどき、展開に目が離せない映画でした。
最後はちゃんと胸がすかっとして、そしてほほえましいエンディングが待っている、ストーリーも好感度大。
リチャード・ドナー大復活という映画でした。
リチャード・ドナーの映画は、どの主人公も最初は悩みを抱えています。
でも、許せないような悪と出会ったとき、
その主人公は自らの危険を顧みず、平和のために立ち上がります。
そして傷だらけになりながら、命を危険にさらしながら、大切な人を守るのです。
妻を失って失望にくれるメル・ギブソンや、
自らの正体を明かせずに悩むクリストファー・リーヴ、
だれもがアメリカ人の正義を、最後は貫いていました。
だから、リチャード・ドナーの映画はおもしろい。
ただ残虐、激しいアクション、バイオレンスというだけではない、
正義の苦悩が描かれているからこそ、共感できるんでしょうねぇ。
『サンキュー・スモーキング』も、
それに似たところがありました。
どんなに困っていても、少し笑っているようなアーロン・エッカート扮するタバコ業界のロビイスト。
彼は多くの人の非難、そして放り込まれた逆境にもめげずに、
自らの信念を貫きます。
それは愛する息子のため。
弱音を吐かず、逃げず、笑顔で立ち向かう姿に、
アメリカの正義を感じられるはず。
こんな映画ばっかりがあふれていたら、きっと世界の子どもは道を踏み外すまい。
そう思わずにはいられませんでした。
ちなみに『サンキュー・スモーキング』は非常におしゃれで皮肉で、
「これぞアメリカ映画!」というすばらしい作品でした。
なんだか映画を見るのが楽しくなる、そんな映画です!
アメリカン正義 on 自腹で征服 : 18:33 | コメント (0) | トラックバック
2006年10月12日
3連休の過ごし方
先日の3連休。ちょっと仕事も落ち着いてきたので、映画を観まくってみました。
初日は『ワールド・トレード・センター』。
どこかで読んだ評判通り、
ビルが崩落してからはサバイバル映画そのもの。
特に政治的なメッセージを感じることもできず、
ちょっと息が詰まってしまったこともあり、就寝。
なんだかまぶたのウラにジーザスの御姿が見えるな、と思ったら
そういうシーンでした。
もう、海兵隊マニアが出てきてから感情移入が全くできなくて…。
実話って言うから、アメリカって…と思ってしまいました。
2日目は『ザ・センチネル~陰謀の星条旗』。
劇場にはキーファー・サザーランド目当てと見える奥様がずらり。
でも、確実にマイケル・ダグラスの映画ですよ、奥さん。
だって、キム・ベイシンガーとマイケル・ダグラスがキャスティングされてるんですよ。
ちょっとは察して下さいよ。
ということでこちらは「ちょっと長いな」と思いつつも、しっかり鑑賞。
いやぁ、手口が古いというか、今さらKGB?と…。
3日目がちょっとしたトライアルで
『夜のピクニック』『オトシモノ』『涙そうそう』『スケバン刑事』の4本立て。
実はワタクシ、邦画が苦手だったりします。なのに何の因果か、邦画4本立て。
まぁ、自己鍛錬と言うことで。
なにが鍛錬かというと、
シネコンで見たのですが、映画の間に休みがない。
時間の関係上、どれも5~15分かぶってしまって。
宣伝があるので本編には間に合ったのですが、
全く無休憩の4本トライアル。ちょっとつらかった…。
『夜のピクニック』は
アクのあるキャラを出しすぎで、元のストーリーがぼけすぎ。
主人公の二人が、一番特徴ないんだから(性格も顔も)
もっと目立つような配役にしないと。
あとは、説明不足が多すぎて、ちょっと混乱したところも。
これは「原作本も読んでね」ということかしら。
『オトシモノ』は、休みの日に行くものじゃないですな。
子供がワイワイ騒いでいて。
the ghost catsle entertainmentみたいに、
何でもかんでも祟りとか呪いとかにするストーリーはどうかと思うな。
上の製作会社はロバート・ゼメキスなどがバックアップしているので、
ちゃんとB級に仕上がってるんですが、
『オトシモノ』は説明不足に演技不足で、ちょっと見てられなかった…。
あと画面が白すぎて、せっかくの沢尻エリカも鼻からのシワが目立って、
高校生には見えなかったなぁ。
『シュガー&スパイス 風味絶佳』で目が離せないほどの存在感を感じた
その沢尻エリカが輝いていなかった。演技の準備時間もなかったんだろうなぁ…。
『涙そうそう』は
冒頭から中盤にかえての長澤まさみの輝きっぷりは、半端ないですね。
後半は暗すぎて、その笑顔が見れなくなったとたん、トーンダウン…。
お兄ちゃんが主人公だから仕方ないけど、
もっと「お兄ちゃんがいるから」と(おそらく友人も彼氏もほとんど作らなかったであろう)
控えめに過ごし続けたカオルの高校・大学時代を見てみたかった。
だと泣けたのになぁ。
最後にばあちゃんが語るシーンを蛇足に感じてしまったワタシは、
もう大人すぎるんでしょうか…。
『スケバン刑事』が最後に来るのは、ワタシ的にも断腸の思いでしたが
意外といけてました。特に最後の方は。
ただ、暗いし、ネタが古いなぁ。
松浦亜弥も石川梨華も、声が高いので迫力が出てない。
石川梨華はまぁ、最後のコスチュームのすごさで補ってたけど…。
松浦亜弥はアメリカ育ちなのに、「FUCk」っていうのが驚くほど日本語発音。
たぶん家の近くではその単語、言いまくってただろうに、
Fで下唇を噛まないなんてありえないなぁ。
ヨーヨーが回る時に、つい仮面ライダーを思い出してしまったワタシは、
もうおじさんなのかも知れない…。
3日間を通して最も印象に残ったのは
『ザ・センチネル』がレイトショーにもかかわらず、
子供連れが2組もいたと言うこと。それも小学校に上がる前の子をつれて。
字幕だし、キム・ベイシンガーだし、マイケル・ダグラスの映画だし、
分かるわけないし、教育上悪いし、なにより終わるの23時過ぎですよ。
子供も騒ぐし、いったい親は何を考えているんだろう…、と
アメリカの未来よりもその子の将来が気になったのでした。
折しも体育の日前後。すくすくと元気に、日中にはしゃげる子供に育って欲しいもんです。
大人になってから、夜に映画に行けばいいから。ね。
3連休の過ごし方 on 自腹で征服 : 16:44 | コメント (0) | トラックバック
2006年10月01日
フラガール!
渋谷での南海キャンディーズ・しずちゃんのプロモにとどまらず、
非常に前評判の高い『フラ・ガール』を、期待を胸に鑑賞。
規模がどんどん縮小されていく炭坑の街を舞台に、
炭坑を愛するが故に新しいものを拒む人々と
炭坑を愛するが故に新しい変化を生み出そうとする人々の
心の交流を描いた感動作。
というと、堅苦しくて敷居が上がりそうなので、
「常夏のハワイアンセンターを作って町おこし!
そこの目玉としてフラダンスを町娘にさせてみたところ、
その過程ですんごくいい話ができたんだよね!」みたいな感じ。
笑って泣ける、ステキな映画なんで、ぜひ観てね!と軽く言いたい。
寿命の終わりを迎えた街と、そこを盛り返そうとがんばる人々。
オチこぼれ集団のがんばりと大活躍。
そんなキーワードを聞くだけで、一体いくつの映画のタイトルが頭に浮かぶだろう。
『天使にラブソングを…』シリーズに、『ブラス!』『フルモンティ』
『カレンダー・ガールズ』『スウィング・ガールズ』『キンキー・ブーツ』と枚挙にいとまはない。
これらの映画でイチバンの見せ場になる、といえば
やはり『天使にラブソングを…』の1なら最初の礼拝のシーン、
2なら法衣を脱ぎ捨てて曲調ががらっと替わるシーン
『スウィング・ガールズ』なら、主人公たちが立ち上がった瞬間だろう。
その瞬間、一気につま先から頭の先へ、鳥肌が駆け上がる。ぞわぞわっと。
そして同時に、胸がきゅっと締め付けられる。
見終わったあとに「よかったなぁ」とさわやかな気持ちになれる。
だからこれらの映画が何度もテレビでも放映され、多くの人に愛されるゆえんなのだろう。
そして、また形を変えて作り続けられる理由でもある。
今作『フラ・ガール』では、一体どこでその「鳥肌な」瞬間を味わえるだろう。
そうドキドキして劇場に足を運んだ。
もちろん蒼井優が最後に魅せるダンスシーンだろうな、とは予想して。
しかしその予想がちょっとずつ裏切られていく。
鳥肌に大切な「ダメダメグループが、ここぞで大活躍」という様子ではない。
確実に主人公たちは上達していく。
終盤近くには貫禄すらも漂わせる立派なフラダンサーになっている。
これでは、カタルシスが崩壊しない。
とちょっと焦ってしまった。
けれど、よく考えたらそれってあたりまえ。
だって、オープンに合わせて彼女たちは必死で練習を積んでいるんだから。
オープンを迎えた日、彼女たちは「プロ」になるのだから。
当然ダンスもその域に達していないといけない。
『フラ・ガール』は、彼女たちの成長を描く映画ではない。
いわきという炭坑の街の再興と、新しい希望の光を描く映画なのだ。
もちろん、映画の中でフラガールズはめざましい成長をする。
大きな夢を描き、今まで観たこともない未来の可能性も感じる、
そして同じ未来の明るさを街の人々の心へと伝えていく。
だからこそ、成長のゴールは「ハワイアンセンターオープン当日」ではなかった。
ていねいに用意された主要人物の見せ場ひとつひとつが、そのゴールに設定されているのだ。
豊川悦司が頭を下げた瞬間、
富司純子がリアカーを引く瞬間、
松雪泰子が涙を流す瞬間、
そして蒼井優が練習場で一人汗を流して踊りきった瞬間、
それがその登場人物に用意された物語のゴールであり、
「鳥肌な」瞬間でもある。
だからこそ始まって30分ほどで、劇場には涙の空気が流れ始めたんだなぁ。
そこからはもう、涙と感動の連続。
出てくる全てのキャラクターに見せ場が用意されているプロットは、見事。
なんといっても圧巻はオープン当日のダンスシーン。
ドラムの低音が腹に、胸に響き渡る。
そして、蒼井優のソロ。
スローモーションになった瞬間、求めていたのとはまたひと味違った、
「迫真の技」に対しての「鳥肌な」瞬間が私を襲ったのでした。
久々にいい映画を観たな、としっかりさわやかな気持ちになって劇場を後にできたのでした。
続々と邦画、それも感動作といわれる映画が公開されるこのシーズン、
すぐに他の映画に埋もれてしまわないかと、
とても心配になってしまう。
ぜひ劇場で多くの人と、『フラ・ガール』で気持ちのいい涙を流してもらいたいなぁ。
フラガール! on 自腹で征服 : 02:27 | コメント (0) | トラックバック
2006年08月28日
UDONのシズル感
うどん、イェーィ!!
ということで、初日、レイトショーで見てきました。
その日の昼にやっていた「麺通団と讃岐うどんを巡る」特番も、
たまたま見ていたので、夕飯は近所のはなまるうどんですませて、
準備万端で臨みましたよ。
劇中劇では予想通り『ブレードランナー』のパクリもあり、
そして『サマー・タイムマシーン・ブルース』の灰汁の強い俳優陣も出演、
何より、昼の特番で見たお店がそのまま出ていて
そこそこ満足。
特に、お店のおばちゃん方の肩の力を抜いた演技(?)に関心。
自然だなぁ。
「ユースケサンタマリアとトータス松本(ウルフルズ)という表記は、
すごくスペースをとるなぁ」とか思ったりしながら、
相変わらずのフジマジックの豪華キャストに目を細めて鑑賞しました。
鑑賞は。
ただいかんせん、イベントであって、映画になってない気がしてならない。
肝心の話が、あまりにありきたりでは…。
親子の和解という、伝統的なストーリーをうどん屋にもってきたのは良いとしても、
タウン情報さぬきが売れていくところ、
讃岐うどんブームの尋常ではない過熱ぶりと功罪
そして最後のまとめのあたり、
なんとも説得力に欠ける…。
やりたかったことは、
うどんの大写し
これにつきるんだろうな。
でも、問題は、そのうどんがあまりおいしく見えないところか…。
もちろん、うまそう。たしかに、うどんを食べたくなる。
でも、フレンチのフルコースが画面に並んだ時のインパクトには、絶対に負けている。
シンプルさで、共感を呼ぶにしても、シズル感がない。
なんでだろう、と夜に食べたはなまるうどんを反芻しながら考えてみる。
色。
その華やかさに欠ける。これだ。
白いうどんに、関西風の透明に近いダシ、温泉たまごに白い天麩羅、ショウガ。
なにをとっても、淡泊すぎる。
アクセントのネギは、ほんの申し訳程度。全体に埋もれている。
どんぶりも白かったもんなぁ。
さらには、肝心の松井製麺所のうどんが、どうも見た感じやわらかそうなんだなぁ。
これでは、さすがにちょっとシズル不足。
うどんメインなのに、いいのかな…。
ユースケサンタマリアとトータス松本の絡みは、
昔の深夜番組を思い出すように、軽快でわくわくする。
わくわくするんだけれど、言っていることがおもしろくない…。
ユースケサンタマリアは普段のセリフから、ウィットが足りないので、
本当にNYで一旗揚げるつもりだったのか、とあきれるくらい。
ロケ地はすごく自然が美しく、キャストは豪華なのに
ストーリーとうどんの双方にシズル感が足りない。
非常に残念な感じがぬぐえない。
とりあえず、1日経って、今日の昼食も取材地で見つけたはなまるうどんに行ってみる。
うどんはうまい。
うどんは、いつ食べてもうまい。
でも、やっぱり、絵的にぱっとしないんだな。
コシのあるうどんをかみしめながら、
「それでもツルッとのどごしの良い映画ではあったな」と納得してみる。
あ、はなまるうどん、『UDON』の半券持参で50円割引中ですって。
かけうどんの小なら、51円かぁ。
ま、確かにおいしい映画ではあるなぁ。
UDONのシズル感 on 自腹で征服 : 02:55 | コメント (0) | トラックバック
2006年08月14日
これは僕の勇気の物語
折しもファンタジーを題材にしたアニメ映画が2本、
それも話題を集めて公開中です。
一見すると、どちらも剣と魔法の冒険活劇に見える
『ブレイブ・ストーリー』と『ゲド戦記』。
でも、その実、ふたを開けると内容は全く違うもの。
(ま、映画が違えばそりゃそうか…)
ということで、今回はその2作品を見て思ったことなどつらつらと。
そもそも、最初に神話があるわけです。
神話は人が「昔はこうだった。世界はこうできている」と考えて作った伝説で、
その純粋な神と人との伝説から着想を得て、
いわゆる「剣と魔法」のファンタジーが生まれます。
指輪物語やクトゥルーなど。
これを、遊びに使えないか、とRPGが生まれました。
私の中の認識ではそうです。
昔のRPGは先人が作ったファンタジーのルールに則って行われていました。
そこは純粋な異世界であり、
現実の世界の法則は一切合切通用しない。
魔法の国では、せいぜい蒸気機関がある程度でした。
しかし、テレビゲームの急激な発展に伴って、
RPGもバリエーションが増えました。
本来のrole playing gameという意味通り、
物語の登場人物を演じれば、それは全てRPG。
スペースオペラや戦国もの、未来や現代が舞台のものも多いです。
今の子供はそれらを総称してRPGと呼び、その世界をファンタジーと考えている気がします。
で、
前振りが長くなりましたが、2つの映画の話です。
これらの話の成り立ちは全く別物、という話でした。
『ゲド戦記』はファンタジーから着想を得たストーリー、
『ブレイブ・ストーリー』はRPGから着想を得たストーリーなんです。
つまり、則っているルールがそもそも違う。
そもそもゲーム好きの宮部みゆき原作ですから、
『ブレイブ・ストーリー』はいわずもがな、
最初からまるでゲームのような展開。
試練の洞窟を通って、称号を与えられて、アイテムを集めて、敵を倒す。
登場人物はそんな説明不足な設定に疑問も抱かず、
黙々とノルマをこなしてクリアを目指します。
いや、ゲームっぽい。
もちろん、文庫3冊分を2時間に収めるのだから、無理は承知とは言え、
あまりにご都合主義的な展開。途中の冒険は全てはしょってあります。
宮部みゆきはPSのゲーム「ICO」に感銘を受けて小説にしてしまうほどのゲーム好き。
そのため、『ブレイブ・ストーリー』は「RPGをやっている人」なら疑問を抱かない内容になっています。
でも、よく考えたらキ・キーマやネ族はほとんど同族が出てきませんし、
魔族=悪の勧善懲悪の構図もなんとも説明不足。
説明不足といってしまえば、世界の成り立ち自体が説明不足ですが…。
その点で『ゲド戦記』はしっかりと作り込まれています。
余分な部族を、まず作りません。
ファンタジーのルールに則って、できあがった世界の中で話を繰っているからです。
必要な要素は「魔法」が存在していること、竜と人が世界を別って暮らしているということ。
このルールの中に登場人物を当てはめて、話が展開しています。
ただ、問題はスタッフが「RPGで育った人」ということ。
つい、キャラクターにオリジナル部族を登場させてしまいます。
モブシーンなどはその極致。
その方が「見慣れたファンタジー」に見えるからでしょうか。
逆に地に足のついていない生き物が現れる画面は、非常にアンバランスです。
そして、『ゲド戦記』のさらなる問題は、
「宮崎アニメでなければならない」という幻想を制作スタッフが抱いてしまっている点でしょうか。
はっきり言って、クオリティはテレビアニメと同等かそれ以下。
宮崎駿監督作品、ひいては劇場作品のレベルには遠く及ばないクオリティになってしまっています。
特に目につくのは「動かないモブシーン」「宮崎キャラの感情の表現をマスターしていない」
「海・空を意味なく映す」という点でしょうか。
どれも宮崎アニメの魅力ですが、ここを宮崎吾郎監督が自分のものとしきっていないので、
逆にアラが目立ってしまいます。
風景はそれっぽい色をちりばめただけで書き込みが少ない
感情の表現は顔にしわを寄せるだけ、
特に目の表情が「ファンの書いた宮崎キャラ」のようになってしまっています。
さらに顔のデッサンが狂ったり、シーンによってタッチが違うなど、
(アレンが「寄生獣」の主人公に見えて…)
ちょっとつらいシーンが多かった…。
また、第1回監督作品というプレッシャーからか、
原案を宮崎駿の「シュナの旅」とし、
セリフやシチュエーション、登場キャラに宮崎駿の過去の作品を連想させるトピックをちりばめています。
(高所にある細い一本道を、主人公たちが手をつないで駆け抜ける、
裂け目を飛んで渡らせて、抱き留めて一回転する、などどこかで見たシーンが…)
これではせっかくの多くのファンタジーに影響を与えた「ゲド戦記」という名作がもったいない。
まるで、宮崎駿というファンタジーに魅せられただけの作品です。
正直言うと、俳優・女優を当てるキャスティングもつらい。
ゲドは大塚明夫、クモは榊原良子でいいんじゃないか…。
そんな気さえしてきます(といっても田中裕子の演技はすごかったですが)。
話は戻って『ブレイブ・ストーリー』。
こちらも最後の方でデッサン狂ったようなシーンもちらほら。
亀山千広プロデューサーということは、テレビアニメもあるのかな。
とにかく、2時間で収まりきっていません。
両作品に言えるのは、この「2時間ではまとまらない」の一言。
設定がわからないまま、話が滑っていっているような2時間でした。
もっと時間をかけてしっかり練って、作り込まれた作品に仕上げていただきたかった。
そういう意味でも3作で描ききった『LOTR』、
7作あるという『ナルニア国物語』はすごい。
と変なところに感心してしまう私でした。
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2006年07月09日
It's not a silent night on the silent hill
初めてプレイした時、オープニングの揺れるカメラワークに手に汗握り、一気に引き込まれ
先の見えない恐怖と、ラジオのノイズに心をわしづかみにされて、世界にはまり。
2では進化して、生理的な恐怖感をぶつけてくるクリーチャーたちの虜に。
だから、今回の映画化は予告編を見つけた時から、楽しみで楽しみで。
そんなこんなで『サイレント・ヒル』公開初日に駆け込んできました。
原作は、もともとスティーブン・キングの小説に影響されて創られたゲーム。
その“見えない”“生理的”な恐怖は先発の『バイオ・ハザード』シリーズとは一線を画し、
たくさんのコアなファンを獲得しています。もちろん「怖すぎて…」と断念する人も多いはず。
『SAW』の監督などは、もろ影響を受けています。(自身そう語っています)
とくに美術面やタイトルロゴ、監禁されている医者などは『サイレント・ヒル』テイスト満載。
ちなみにバイオシリーズは、もろ『バタリアン』ですよね。
元ネタはもちろん『ゾンビ』でしょうが、ゲームの2などはオチがそのまんま『バタリアン』。
それをまた映画として料理するんだから、ややこしい話です。
前置きが長くなりましたが、
そう言う意味ではバイオシリーズに比べて非常に『サイレント・ヒル』はゲームに忠実。
特に街の持つ「厭らしい」雰囲気はそのまんま。
ストーリーは1をクリーチャーは2を採用したのは大正解。
私が引き込まれた、冒頭で書いた1のシーンもそのまま出てきます。
さらに、死体やクリーチャーに意味を持たせて、うまくまとめられています。
音や突飛な死に方で奇をてらった驚かせ方をする最近のホラーに比べると、
しっかり雰囲気と話ができていて、映画としての完成度が高い。
ホラー=パンク・ロック 見たいなBGMにあきあきしていた私にとっては
ちゃんとゲームの音楽をOPとEDに持ってきている、
効果音もゲームのものを採用しているという姿勢に拍手。
ちょっとオチの教会以降のまとめ方が納得いきません
もっと違う方向で、丁寧にまとめてもよかったな、と思ってしまいますが、
今年観た映画の中でもバツグンの存在感を持っていました。
とくにジョデル・フェルランド。この子はすごい!
あと、パンフレットのデザインもゲームに合わせていて、すごくカッコいい!
ただ、生理的嫌悪感を与えるクリーチャーデザインのせいか、
はたまた霧と雨のシーンが多いせいか、満席の場内からトイレに立つ人が続出…。
ちょっと気になったなぁ…。
3と4も映画にするにはうってつけのストーリー。
(といっても音楽やシーンでさりげなく映画に登場しているんですが)
ぜひ、全米1位獲得の勢いに乗って、しっかり作ってもらいたい!
あと、ゲームの5も作ってもらいたい!
サイレント・ヒルは、共鳴する魂を持った人の夢に侵入して蝕む街。
たとえどんなに離れている人であっても…。
映画館であんまり心を奪われすぎると、
今夜、あなたの夢にサイレント・ヒルが現れるかも知れませんよ…。
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2006年 征服進捗報告下半期
今年見た映画リスト・下半期版です。
長くなったので、分割。
見るたびに更新していきます。
上半期はココ
2006年12月24日現在 130本
081 TRICK 劇場版2
082 ホワイト・プラネット
083 パイレーツ・オブ・カリビアン デッド・マンズ・チェスト
084 ナチョ・リブレ(試写)
085 スーパーマン・リターンズ(試写)
086 日本沈没
087 ブレイブ・ストーリー
088 ゲド戦記
089 ユナイテッド93
090 東京フレンズ the movie
091 グエムル 漢江の怪物(試写)
092 マイアミ・バイス(試写)
093 マッチ・ポイント
094 トンマッコルへようこそ(試写)
095 UDON
096 ラフ
097 僕の、世界の中心は、君だ
098 ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(試写)
099 X-MEN:ファイナル ディシジョン
100 イルマーレ(試写)
101 ブラック・ダリア(試写)
102 トランス・アメリカ
103 太陽
104 シュガー&スパイス~風味絶佳
105 バックダンサーズ
106 出口のない海
107 レディ・イン・ザ・ウォーター(試写)
108 フラ・ガール
109 スネーク・フライト(試写)
110 ワールド・トレード・センター
111 ザ・センチネル~陰謀の星条旗
112 夜のピクニック
113 オトシモノ
114 涙そうそう
115 スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ
116 16ブロック
117 カポーティ
118 サンキュー・スモーキング
119 エレクション(試写)
120 あなたになら言える秘密のこと
121 父親たちの星条旗
122 氷の微笑2
123 7月24日通りのクリスマス
124 メトロに乗って
125 虹の女神
126 手紙
127 世界最速のインディアン(試写)
128 プラダを着た悪魔
129 トゥモロー・ワールド
130 007/カジノ・ロワイヤル
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2006年07月02日
M:i:3の不可能具合
1ヶ月間無料パスポートを持っているにもかかわらず、
当日購入では売り切れが予想されたので、
1週間ほど前かチケットをゲットして臨みました『M:i:3』の先々行上映。
今回は超豪華ゲストに加えて、
敵役が、私が生理的に受け付けないフィリップ・シーモア・ホフマンとあって、
かなり「どれくらい不可能なミッションに挑戦するのだ、トム様」と期待大。
会場に着いてみると、意外に『ダヴィンチ・コード』のチケットが売り切れで
『M:i:3』はまだ残ってました…。
おや?ちょっと不安…。
しかし、始まるともうあとはクライマックス全開。
不安感も、ミッションの難しさも、ストーリーも愛憎も何もかも、
連続で起こるアクションと爆発に吹き飛ばされました。
あー、もうなにも覚えてられない。
飽きが来ないように、どんどん爆発したり、なにかがふっとんだりすること2時間。
確かに飽きないんだけど、あんまりそう言うシーンが多いので、
ちょっとでも静かなシーンが続くと「なんか中だれ」と感じてしまう逆効果が悲しい。
後半は上海が舞台になるけれど、
完全に上海の地理はムシ。
夜景のキレイな外灘と呼ばれる地域で繰り広げられるミッションは、
大きな運河を渡ったり戻ったり。
「いや、一瞬でそんな移動は無理ですよ…」とついツッコミを。
その後はもう、上海にある「映画村」を使ったのか
「他の映画でみたことあるなぁ」という景色が続きます。
(邦画の『TRY』などもココを使っています)
にしても『ウルトラ・ヴァイオレット』でも東方明珠(上海テレビ塔)が出てきましたが、
ハリウッドは未来と過去が同居する、怪しい上海の街の魅力にやっと気付いたのかしら。
(『トゥームレイダー2』や『アルマゲドン』でも出てきますが)
派手ではあったものの
振り返ってみると「今回のミッションの困難さって、結局なに?」という疑問が…。
ローレンス・フィッシュバーンが言う「なんてずさんな作戦なんだ」の台詞がそのまま映画にも…。
スパイもののハラハラより、アクションの見せ場を重視してしまった結果ですなぁ…。
確かに、派手な映画を観るには良いんですが…。
ちなみに、みんなが血眼になる「ラビット・フット」って
ウサギの足をアクセサリーにした幸運のお守りじゃなかったですっけ?
それをもじってあると想うんですが、何の説明もないので、逆に不安に…。
あとはシド・ミードの作るマスクはやっぱり精度が良い。
そんな感じで、ちょっと「インポッシブル」から遠い感じでした。
あるならば、次の4に期待!うむ!
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2006年04月06日
メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
ちょっと気が早いのですが、
明日2本映画を観て、今年の鑑賞本数がちょうど40本。
作品は『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』と
『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』。
『ウォーク・ザ・ライン』はずーっと財布で前売券が温められていましたが、
今週末で新宿テアトルタイムズスクウェアでも終了とのこと。
なんとか明日の朝1番で観に行こうと思っています。
と、思っていたら来月にはDVDが発売なんですね…。
『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』は
何階呼んでもタイトルが覚えられないんですが、
ちょっと遅い花見をした後、恵比寿ガーデンシネマで見ようと思ってます。
私が最も好きな俳優トミー・リー・ジョーンズの監督作です。
最近は日本で出演作がほとんど公開されず、
仕方なしに『逃亡者』『追跡者』『依頼人』『MIB』などを見返して
とても歯がゆい日々を過ごしていたのですが、
やっとひさびさに!
と思ったら缶コーヒーのボスの宣伝で牛丼食べてる…。
『追跡者』で鳥の着ぐるみを着ていたのと同じくらい、
ショックでウレシイ映像!
食べる様が、とにかくよく似合うと勝手に思っているのですが、
願わくば『依頼人』のように食べながらマシンガントークを繰り広げて欲しい…。
ノリ的には『MIB』っぽいCMのようなので、今後に期待ということでしょうか。
ボスのCMは最近、個人的には面白くなかったので
ちょいと不安ではありますが。
といったサプライズもあったので、いやが上にも期待が高まる
『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』(長いなぁ…)!
そしてその後の恵比寿のもつ鍋!
そのためにはまず今からたまっている原稿を仕上げなければ…。
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2006年01月01日
2006年 征服進捗報告
今年見た映画リストです。
見るたびに更新していきます。
2006年7月8日現在 80本
001 ディック&ジェーン 復讐は最高!
002 ALWAYS 三丁目の夕日
003 ホテル・ルワンダ
004 チキン・リトル
005 THE 有頂天ホテル
006 プルーフ・オブ・マイ・ライフ
007 フライト・プラン
008 プライドと偏見
009 スタンド・アップ
010 オリバー・ツイスト
011 寝ずの番(試写)
012 悪魔の棲む家
013 PROMISE
014 ミュンヘン
015 美しき野獣
016 戦場のアリア(試写)
017 僕のニューヨーク・ライフ
018 ナイト・オブ・ザ・スカイ
019 単騎、千里を走る
020 サイレン
021 キス・キス・バン・バン(試写)
022 ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女
023 ジャー・ヘッド
024 シリアナ
025 力道山
026 イーオン・フラックス
027 エミリー・ローズ
028 県庁の星
029 SPIRIT
030 THE MYTH/神話
031 ブロークバック・マウンテン
032 two for the money
033 サウンド・オブ・サンダー
034 クラッシュ
035 僕の大事なコレクション(試写)
036 V フォー・ヴェンデッタ(試写)
037 プロデューサーズ(試写)
038 初恋(試写)
039 ウォーク・ザ・ライン 君につづく道
040 メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
041 タイフーン
042 ナイト・ウォッチ
043 ファイヤー・ウォール
044 陽気なギャングが地球を回す(試写)
045 ブギーマン(試写)
046 かもめ食堂
047 トランスポーター2(試写)
048 パパラッチ
049 ロシアン・ドールズ(試写)
050 ニュー・ワールド
051 キャッチ・ア・ウェーブ
052 デュエリスト
053 連理の枝
054 ナニー・マクフィーの魔法のステッキ
055 トム・ヤム・クン!
056 アンダー・ワールド エボリューション
057 グッドナイト・グッドラック
058 ナイロビの蜂
059 チェケラッチョ!
060 アンジェラ
061 13歳の夏に僕は生まれた(試写)
062 ダ・ヴィンチ コード
063 青い棘
064 ノエル
065 ホワイト・プラネット(試写)
066 ポセイドン
067 嫌われ松子の一生
068 デイジー
069 夢駆ける馬 ドリーマー
070 GOAL!
071 ピンク・パンサー
072 カーズ(試写)
073 花よりもなほ
074 オーメン
075 M:i:3
076 インサイドマン
077 ウルトラヴァイオレット
078 ディセント(試写)
079 ローズ・イン・タイドランド
080 サイレント・ヒル
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2005年12月31日
キング・コングで年の暮れ
観よう観ようと思いながら、
その3時間を超える上映時間に
「それなら仕事しなきゃ…」と多々良を踏んでいた『キング・コング』。
やっと晦日の今日、見に行って参りました。
満席。
TOHOシネマズのカウンターで
「今日でマイルの有効期限が来る物があるので、確認してみましょうか」とお姉さん。
「じゃ、鑑賞券下さい」と私。
「いえ、ちゃんと足りているかどうか確かめないと」と慎重派のお姉さん。
「そりゃ、たまってますよ」と心の中で私。
「すごいです!1万マイルたまってます!フリーパスポートもOKですよ!」と
わかってるけど、1月はそんなにたくさん映画が公開されない気もするなぁ。
と物足りなげなお姉さんに鑑賞券一枚だけもらって、劇場に。
最前列の一番端っこしか空いてませんでした。
映画は…、
ムシやぬるぬるした物が嫌いな私は、何度席を立とうとしたか…。
それさえなければ、最高にタイミングの素晴らしい、ゴリラ映画でした。
爽快。詳しくはまた、後ほど、しっかりと。
「だれ誰も観たことのない様な世界を、映画料金くらいで見せてやるんだ」
というジャック・ブラック。
あぁ、前田健にはそっくりだけど、
全体感がピーター・ジャクソンそっくりだな。
と妙に納得。
前売り券が財布で温まり続ける『チキン・リトル』は来年に持ち越して。
まさに酉年を越えられない私。
明日は映画の日。
また明日からがんばろう!
ということで今年はあまりブログに書き込みができませんでしたが、
来年からはばっちりがっちり!
ぜひ、細長い目で見守って下さいね!
それでは来年がみなさまにとって良い年であることを祈り、
来年の映画が豊作であることを願って!
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2005年11月11日
2005年 征服進捗報告
2005年にスクリーンで観た映画一覧です。
観るたびに更新していきます。
2005年12月31日現在 110本
001 ネバーランド
002 カンフー・ハッスル
003 TAXY NY
004 パッチギ!
005 オーシャンズ12
006 Ray
007 オペラ座の怪人
008 アレキサンダー
009 ステップフォード・ワイフ
010 スーパーサイズ・ミー!
011 サスペクト0
012 THE JUON
013 きみに読む物語
014 マシニスト
015 ボーン・スプレマシー
016 セルラー
017 ローレライ
018 シャーク・テイル
019 エターナル・サンシャイン (試写)
020 あずみ2
021 サイドウェイ
022 ナショナルトレジャー
023 香港国際警察 new police story
024 アビエイター
025 ブリジット・ジョーンズの日記2
026 ロング・エンゲージメント
027 マスク2 (試写)
028 ハウス・オブ・ザ・デッド
029 永遠のハバナ
030 コンスタンティン
031 ハイド・アンド・シーク ~暗闇のかくれんぼ
032 ドッジボール
033 Shall we dance?
034 名探偵コナン 水平線の陰謀
035 コックリさん
036 真夜中の弥次さん喜多さん
037 海を飛ぶ夢
038 インファナルアフェア3 終極無間
039 レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
040 ブレイド3
041 ワンダーランド (試写)
042 キングダム・オブ・ヘヴン
043 亡国のイージス (試写)
044 インタープリター
045 デンジャラスビューティー2
046 クローサー
047 交渉人 真下正義
048 炎のメモリアル
049 ミリオンダラー・ベイビー
050 バタフライ・エフェクト
051 ハッカビーズ (試写)
052 オペレッタ狸御殿
053 さよなら、さよならハリウッド
054 ライフ・アクアティック
055 エレクトラ
056 ホステージ
057 フォーガットン
058 サハラ
059 最後の恋のはじめ方
060 THE RING2
061 バットマン・ビギンズ
062 スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐
063 ホワイト・ノイズ
064 ダニー・ザ・ドッグ
065 宇宙戦争
066 ライディング・ジャイアント
067 マダガスカル (試写)
068 ハービー (試写)
069 アイランド
070 ロボッツ
071 奥様は魔女
072 ランド・オブ・デッド
073 容疑者 室井慎次
074 summer timemachine blues
075 Be Cool!
076 チャーリーとチョコレート工場
077 運命じゃない人
078 ファンタスティック4 超能力ユニット
079 シンデレラマン
080 綴り字のシーズン (試写)
081 シン・シティ
082 銀河ヒッチハイクガイド
083 in her shoes (試写)
084 セブン・ソード
085 ステルス
086 シンデレラマン
087 ルパン
088 コープスブライド
089 ドミノ
090 私の頭の中の消しゴム
091 MASAI (試写)
092 B型の彼氏 (試写)
093 Mr.&Mrs. Smith (試写)
094 ヴェニスの商人
095 ブラザーズ・グリム
096 SAW 2
097 蝋人形の館
098 カスタムメイド10.30
099 ポビーとディンガン (試写)
100 メゾン・ド・ヒミコ
101 まだまだ あぶない刑事
102 エリザベスタウン
103 親切なクムジャさん
104 ダーク・ウォーター
105 フォーブラザーズ~狼たちの誓い
106 レジェンド・オブ・ゾロ (試写)
107 ミート・ザ・ペアレンツ2
108 SAYURI
109 ザスーラ
110 キング・コング
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