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2006年11月01日

「映画生活」in KOREA !?

みなさんこんにちは。
「映画生活」編集部の(たか)です。

本日より始まった「映画生活 スタッフブログ」。さて、何を書こうかと考えていたのですが、今月前半に「社員合宿」と称して(?)訪れた「韓国」について書こうと思います。

滞在先のソウルは、韓国一の繁華街ということで、映画館も数多く見かけました。邦画では、日本でも続編が公開される『DEATH NOTE デスノート』や、多少マニアックなところで、オダギリジョーの『ゆれる』などのポスターを確認できました。ご存知のように、日本でも数年前から「韓流ブーム」が巻き起こっており、すっかり韓国は「アジアの映画大国」になったようです。

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しかしこの成功の裏には、国を挙げての「韓国映画保護」政策があったのをご存知ですか?その代表的なものが、「スクリーンクォーター制度」です。

細かい説明は省きますが、簡単に言えば、これは「自国の映画産業を保護する目的で、国内の映画館に一定の日数(年間上映日数の40%)、韓国映画の上映を義務づける制度」です。

この制度によって、ハリウッド大作や日本映画など、海外の映画が流入してきたとしても、韓国内の約40%のスクリーンでは、韓国映画の上映が確保されるわけです。この保護政策によって韓国映画業界は順調に潤い、予算的にもハリウッドに負けないくらいの大作を生み出すまでに成長してきたのです。

しかし、現在の韓国映画業界は、この「スクリーンクォーター制度」で揺れています。アメリカが「スクリーンクォーター制度」の規制緩和を要望し、韓国政府がそれを受け入れたことから、映画業界人たちから猛反発が起きているのです。

今年フランスで行われた「カンヌ国際映画祭」では、「スクリーンクォーター制度縮小反対」を訴え、『シュリ』や『オールド・ボーイ』で知られる俳優のチェ・ミンシクらがデモ行進を行ったり、韓国内でもはしばしばイ・ビョンホンやチャ・テヒョン、アン・ソンギ、チャン・ドンゴンらがデモに参加し、ニュースで報じられています。

日本では、「有名映画俳優が国策に対してデモ行進を行う」ということはあまり考えられませんが、韓国の映画人たちは、今回の方針転換を「死活問題」として認識し、自らが先頭に立っています。彼らのこうした「熱意」も、いまの韓国映画の隆盛の原動力のひとつに違いありません。

作品を楽しんだあとは、そのお国柄や制度、習慣の違いなども知っておくと、「ヒットの裏側」を知ることができるかもしれませんね。

と、今回はちょっとカタいネタになってしまいましたが、これからも各スタッフの個性を生かした記事をアップしていきますので、今後ともご愛読のほど宜しくお願いいたします。(たか)

「映画生活」in KOREA !? on (たか) : 2006年11月01日 16:03

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