ここでしか語れない裏話
渋谷シアターNで伊崎充則さんの舞台挨拶が行われました!
こんにちは、管理人のサクラです。
今回は、東京・渋谷シアターNで8月14日に開催された、伊崎充則さんの舞台挨拶の模様をお届けします。
佐々部監督の前作「出口のない海」と今作品「夕凪の街 桜の国」は、ともに戦争をテーマにしたお話。
この二作品に続けて出演された俳優の伊崎充則さんが、終戦記念日前日のイベントとして、「夕凪の街 桜の国」の上映終了後、舞台挨拶をおこないました。
伊崎さん単独の舞台挨拶とあって、いつも以上にユーモアをたっぷりまじえて、とっておきの撮影裏話を披露してくれましたよ。
お盆休みのさなか、午後18時過ぎからの上映にもかかわらず、この日も劇場は満席!
上映終了後、まだ映画の余韻が冷めやらぬ場内に、白いシャツを爽やかに着こなした伊崎さんが、大きな拍手に迎えられて登壇。
女性のライフスタイルを提案するプレミアムマガジン「花日和」の編集長、神崎のりこさんがナビゲートを務めました。

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神崎:今回、この作品のオファーを受けたときは、どんなお気持ちでしたか?
伊崎:佐々部監督とは、前回の作品「出口のない海」のときにも声をかけていただいたので、今回で2回目なんです。「夕凪の街 桜の国」で演じた石川旭役は、18歳から40歳まで幅広く演じる役どころで、学生服を着たりもするので、この役を誰にするかと考えたとき、監督の頭のなかにパッと僕の顔が浮かんだそうですね。
神崎:学生服が、とてもお似合いでしたよね(笑)
伊崎:ありがとうございます。まさかこの歳で学生服を着るとは思ってなかったんですが…。(笑)
神崎;撮影のなかで、苦労されたことは何ですか?
伊崎:僕は、茨城の水戸に疎開をしているという設定だったので、水戸弁を覚えるのに一番苦労しましたね。僕以外の役者さんは、みんなヒロシマ弁で、僕だけが水戸弁だったんですが、水戸弁の特徴は、話すペースがゆっくりしていて、語尾が上がるんですよ。方言指導をしてくださってたボランティアのおばさまがいたんですが、僕がちょっとでも間違えると飛んできて、「私そんな風に教えてないわよ!」って…。監督よりも怒られちゃいました。(笑)でもそのおかげで、自分なりの石川旭を演じられたのかな、と思っています。
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神崎:とっておきの撮影裏話はありますか?
伊崎: そうですね…。今日は、佐々部監督いらっしゃってないですよね?(笑)
じつは、僕が演じる石川旭と、麻生久美子さん演じる皆実姉ちゃんが、アカシアの木の下で昔の写真を見ながら話をするシーンがありまして。
そのシーンを、カメラ2台を使って長まわしをしてたんです。麻生さんと僕のシーンなのに、監督は、麻生さんが演じているところばかりをずっと見ていいて、僕の演技はまったく見ない。(笑)僕が演じるときには、監督は自分の台本を見てるんですよ。「伊崎は、ちゃんとセリフを覚えてるか?」とでも言いたげな感じなんですよね。
まったく僕の演技を見ないので、「監督は、なんで麻生さんばかり見るんですか?」って聞いたんですよ。そしたら「麻生さんがキレイだからに決まってるだろ」って。 (笑)
神崎:それを言われちゃ、どうしようもないですよね。(笑)
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神崎:原作者のこうの史代さんがマンガのなかで「このマンガにオチはありません。オチは、見てくださった方ひとりひとりの心のなかに生まれるものだと思っています」といったようなことを書かれていたんですが、伊崎さんご自身は、どのようなオチをお感じになりましたか?
伊崎:まだオチというのはないですね。戦争が終わったから、それが区切りなのではなくて、原爆の問題はこれからずっと抱えていかなきゃいけないことだと思っています。そういった意味で、明日の終戦記念日は、日本人にとってだけじゃなく全世界の人々にとって、とても大切な日だと思っています。もちろん、唯一の被爆国家である日本にとっては、なおさら大切な日ですよね。
ただ、僕自身の心にオチが生まれるとしたら、もっと先じゃないかという気がします。
結婚して子どもが生まれて、そしてさらに孫が誕生して、僕がおじいちゃんになった頃。その頃になっても、この映画は見続けられていてほしいですし、見てくれた多くの方が、何かを感じてくれたとしたら、役者冥利につきるのかなと思います。
そういう意味で、この作品に参加させていただいたことは、僕にとって宝物になりましたね。

神崎:伊崎さん、どうもありがとうございました!
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この日も、ユーモアをまじえて気さくにお話ししてくださった伊崎さん。
最後には、「僕はイケ面が出演する“月9”ドラマ向きではないけど、“昭和の男”を演じるのには自信があります!これからも、みなさんよろしくお願いします!」 と、軽快なジョークを飛ばして会場に笑いに包んでくれました。
伊崎さんが出演される、今後の作品からも目が離せませんね!
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